
平野啓一郎の作品おすすめ20選!人気の小説ランキングと口コミ&選び方【2022最新版】
23歳で芥川賞を受賞し、「マチネの終わりに」が映画化されることが話題になった作家の平野啓一郎さん。現在大注目の作家のひとりです。今回は平野啓一郎さんの作品の人気おすすめランキングを口コミとともにご紹介します。
スポンサードリンク平野啓一郎作品の選び方のポイント3点
まだ若手と呼ばれる小説家ではありながらすでにたくさんの小説を執筆している平野啓一郎さん。そのため、初めて読むという方にとってはどれから読めば良いのか悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。そこでここでは平野啓一郎さんの作品の中から自分に適した作品を選ぶコツをご紹介していきたいと思います。
ポイント1.受賞作を選ぶ
平野啓一郎さんは芥川賞をはじめ、いくつもの文学賞を受賞したり、ノミネートされています。文学賞を受賞した作品が必ずしも自分に合っているとは限りませんが、多くの人達に支持されていることは確かです。
ちなみに平野啓一郎さんの受賞実績としては無名ないし新人作家が受賞することができる芥川賞を「日蝕」で受賞、人間心理に迫る物語性を持つ作品に贈られる渡辺淳一文学賞を「マチネの終わりに」で受賞、本屋さんが売りたいと思う本がランクインする本屋大賞には対象こそ受賞していないものの何度もランクインしています。受賞作から選びたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
ポイント2.長さで選ぶ
平野啓一郎さんの作品には短編小説、長編小説があります。いくつかの短編作品が収録されている短編集は1冊でいくつもの物語を楽しむことが出来るのが最大の魅力です。また、1つ1つの話が短いのでじっくりと読書の時間を取ることができないという方でも手に取りやすく、空いた時間に読むことができます。初めて平野啓一郎さんの作品を読むという方であれば短編から手を出し、気に入った作品があればその作品に似た長編作品を読んでみるというのもおすすめです。
一方長編作品の魅力は短編作品ではしっかりと描ききるのが難しい細部まで作りこんだ世界観に浸れるということです。じっくりと物語を堪能したいという方であれば長編作品を読んでみるのが適しているでしょう。平野啓一郎さんの作品は非常に面白いので一度読み始めると長さを気にせずグイグイと先を読みすすめたくなる筈です。
ポイント3.時期で選ぶ
平野啓一郎さんの作品は発行時期でわずかながらジャンルが変化しています。初期は「ロマンティック3部作」と呼ばれ、美しい文体でロマンティックな物語を紡いでいます。中気になると短編作品を執筆しているほか、ある種実験的な作品にもチャレンジするようになります。そして2008年以降になると文人主義というニュアンスの作品が多くなります。
興味を持って読んだ作品が自分に適していれば、同じ年代に執筆された作品を選んで読むとどんどんハマっていくのではないでしょうか。
平野啓一郎作品人気おすすめランキングTOP20~16
897円
自由についてあまり考えることがなかったので、勉強になった
分人の概念、面白いと思います
748円
本をどのように読めばいいか?と言うのはなかなか教わる機会の少ないテーマである。それをここまで親切丁寧に書いている本は希少だと思う。
1,100円
「カッコいい」という言葉、価値観をめぐっていろんな文献をあたり、ああでもない、こうでもないと言っている450ページ。明治維新後の和装、洋装が混在していた頃のドレスコードの話や、スキッフルというアメリカ南部由来の音楽がロックの源流になった、といったあたりの話は普通に興味深かった。むしろ「カッコいい」という話とは切り離してもらったほうがすっと入ってきたかもしれない。
本書は情報もりだくさんでよい読書案内にもなっているのだが、「カッコいい」という切り口だけが邪魔である。何か別の入り口から入って「カッコいい」にたどり着いたほうがよかったのではないか。「カッコいい」という概念の定義は難しいとしつつも一応8つの条件を提示して、音楽やファッション、ナポレオンやボードレールの話のついでに思い出したようにそこに立ち戻るのだが、その往復運動がやたらと疲れる。キリスト、平家物語、ナチスからマイルス・デイビスまで、古今東西なんでもかんでも「カッコいい」という観点から説明しようとしているが、何にでもあてはまるユルい概念なので、結局何も説明していない。
「『カッコいい』について考えることは、即ち、いかに生きるべきかを考えること」とか「カッコいい」は、「人と人を結びつけ、新しい価値観を想像し、社会を更新する」というまとめ方にしても、そこで言っている「カッコいい」は憧れとかワクワクなどと簡単に置き換えられてしまう。とにかく大雑把なのだ。ところどころは面白い。「カッコいい」は体感されるものであるとか、民主主義と資本主義の下で消費に多大な影響を与えてきたとか、マスメディアがそれを加速したというような話はもっと掘り下げてほしかった。すべてを「オレの話」に回収する誘惑に抗してそのあたりに絞ったら新書らしい奥行きが出たように思う。
915円
平野啓一郎さんがしばしば口にされる「シの訪れの正確な推測の不可能性」を主題に30年生きてきてくしゃみを1回しかしたことが無かった男がくしゃみで自分が壊れてしまうことを心配する「くしゃみ」や引きこもり世代の心情が綴られた「最後の変身」「白昼」「初七日」「閉じ込められた少年」など9編の短編が収録されています。
ぼくが京都で学生時代を過ごしていた頃に、彗星のごとく現役京大生芥川賞作家として登場した平野くん。小難しい作品が多いけれど妙な親近感を抱いている所以である。ぼくがこれまで彼に対して抱いていたイメージは、初めて見るような難解な漢字を多用し、彼の持っている(はずの)瑞々しい若さが感じられない渋い地味な作品を創る作家、であった。そのため本書はぼくにとって正に「目ウロコ本」だったのだ。実験的な小説、ワンアイデアシニカルもの、静謐な暗示に満ちた掌編、評論なのか小説なのかボーダーラインが曖昧な作品など「平野百貨店」のように多彩な品揃えなのだ。とくに印象深いのが中篇である「最後の変身」。太宰治の代表作「人間失格」の21世紀版を読んでいるような趣があった。これからの活躍に期待したい。
2,200円
平野啓一郎氏の評論、エッセイを集めた本である。
平野氏の作品は「マチネの終わりに」しか読んだことがない。私の中ではあの作品の評価はそれほど高くなかった。
ただこの「考える葦」は彼の内面からくる思考方法を見ることが出来て興味深かった。
特に「戦争への想像力」と題されたエッセイの中で、戦後70数年を経ても戦争のリアリティをどのようにしてつかむべきか、そしてそれは既に失敗の兆候さえ見せている、と語る。平野氏のいう失敗とは広島や長崎に落とされた原爆が世界地図の点でしか見られず、その感覚が恐怖という想像力を働かせないからというものらしい。考えてみたらその想像力を養うものこそが文学であるのだから、平野氏の憂いは尤もだ。
「マチネの終わりに」で平野氏は世界情勢を絡めながら恋愛という人間ドラマを描いていた。彼のその手法が鼻につくと感じたのだが、本作を読み終わってみると、人の運命がいかに儚く左右されやすいものか、その背景にのしかかるものは奇しくも人が作りだした時勢であるのに、と読めた。平野氏の想像力ははるかに壮大で、人の孤独の先にあるものが人と人との繋がりであることを作品の中に描いているのかもしれない。
評論、エッセイ全般に言えることは個々の事象を取り上げながら、その根底にあるのは人間らしい愛情、平野氏の人柄そのもののように感じた。ハスに構えた気取った人気作家だと思っていたのを深く反省した。壮大な宇宙における人間を捉えたような、高いレベルからの思考を持ってこちらを引き上げてくれたような、そんな読後感を味わった本作である。
平野啓一郎作品人気おすすめランキングTOP15~11
473円
顔にモザイクがかかったエロ写真
モザイクが掛かると別人格だから
大胆になれる。
しかし現実は
画像解析ができるので本人確認出来る
しサイトに出た物は世の中から消す事は
出来ない。
この本を読んで思い出した事が
道を歩いていたら弱いチンピラに絡まれた
周りの人は携帯で撮りだした。
チンピラより撮っている奴らを殴りたくなった
事を思い出した。
627円
古典的な小説を発表してこられた方だけに、斬新な趣向に溢れた短篇の数々が、とても新鮮です。著者・平野氏の文学的野心を想いました。「葬送」で、計らずも”カント”の”判断力批判”から”天才”を引用された著者、何か私には新しい文学的創造の天才の出現を目の当たりにしているのでは、と想わず考えてしまいました。(ちょっと褒めすぎかな?)短篇の中には、以前に文芸雑誌で拝見させて頂いた作品もありましたが、今改めて通読してみますと、作品の中には、かつて芥川賞選考委員を務められた日野啓三氏の、どこか哲学チックで妖しく謎めいた小説の雰囲気にも似ているなぁと、感じたりもしました。
特に印象深かった作品の中から、「やがて光源のない澄んだ・・・」、東京でのありふれた日常が営まれる影で(とは言え、この東京での時間の経過にも何処と無く妖しい影が潜んでいるかのよう)、巨大津波によるまさに一瞬の恐るべき壮大な悲劇が同時進行しているように感じられました。最初こそ、本文の読みが妨げられるような不快な印象を持つものの、読み進めると、東京での日常(そこに暮らす主人公にある日突然落ちる砂が、別世界で同時進行する悲劇をこっそり教えてくれるかのよう)と、巨大津波の一瞬の恐怖が、同時に立体的に浮かびあがってきます。多分、著者の意図する事を私自身も少しは感じ取ることが出来たのではと想います。
「母と子」の、ちょっとした人生の選択の結果、その先を流れる時間に様々な可能性があり得る、しかも全てが実際は同時に進行している可能性があるかのような、私自身、この我々が存在する宇宙と時間の関係に想いが及び、何か、ちょっとした眩暈のようなものを憶えました。
880円
平野さん中心の本かと思いきや、大谷さんも自分の思いをかなり話していて、
芸人としての印象しかなかったのでこの本でイメージがかなり変わりました。
私はもともと平野さんの「分人主義」という考え方が大好きです。
そして「マチネの終わりに」という小説の中にもでてきた「未来は過去を変えてくれる」という言葉にも大きく心を動かされました。
今回のこの本の中でも、この2つは大きなキーワードとなっています。
私は自殺だの「生きる理由」だのは考えたことはないけど、でも対人関係や現状に疲れちゃうことは日々あって、
そんな小さな生きにくさにもこの本は大いに支えになるような気がします。
星が4つなのは、たぶん平野さんは小沢健二を誤解しているから。
渋谷系だのなんだのと言われ、王子様みたいに女の子達からキャーキャーいわれてたあのイメージしかないのでは?
平野啓一郎も小沢健二も「私の哲学」を作り上げる上でとても重要な人物です。
だから平野さんに小沢健二を誤解されているのは悲しい・・・。
平野さんお願いします。歌詞、ちゃんと読んでみてください・・・。
902円
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