
平野啓一郎の作品おすすめ20選!人気の小説ランキングと口コミ&選び方【2025最新版】
23歳で芥川賞を受賞し、「マチネの終わりに」が映画化されることが話題になった作家の平野啓一郎さん。現在大注目の作家のひとりです。今回は平野啓一郎さんの作品の人気おすすめランキングを口コミとともにご紹介します。
そうか、純文学なのか。近未来のアメリカが舞台のSFとして読んだが・・・。
設定が非常に精緻であり、その中に現代につながるキーワードをちりばめられており違和感無く世界観を堪能することができた。
東京では大震災があり、主人公明日人は息子を亡くしている。アメリカは大統領選の終盤に差し掛かっており、野党民主党は選挙で挽回を図るべく民間エージェントにキャンペーン映像を委託しているが芳しい出来にならない。そんな中、与党共和党が武力介入し泥沼となっている東アフリカで禁止されている生物兵器が使用され、あろうことか国内でもその被害が出ているとの情報が入ってきた。
巻き返しの切り札として情報収集を進めているうちに、有人火星探査「DAWN」との関係が次第に判明してきた。世界に公開されていないある事件とは?東アフリカとの関連は?大統領選との関連は?
というお話。
プロットはしっかりしており、さらに表現に無駄が無い。舞台は近未来だが、人間のドラマがしっかりと描かれている。結末はやや物足りなさを感じたが自信を持ってお薦めできる作品である。
ひとつ難点を挙げれば、表紙のデザイン、なんとかならなかったのでしょうか?
これじゃ、効果音ですよ・・・せっかく良い作品なのにこれで引く人もいるのでは。
693円
完璧な・・・多様な意味で・・・完璧な物語を読ませていただいた・・・と思う・・・
これほど完璧に構築された物語を他に知らない・・・
二元論の真の終焉:精神と肉体、西洋と東洋、資本主義と共産主義・・・現実と非現実・・・宗教と非宗教・・・ヒトと非ヒト・・・諸々の相克を一つに溶かし、存在の真実(真実の存在)に至ろうとする地平を提示している良書に出会えた!
まずは御一読を!!
935円
ギターに触れる一人の人間として、また悔恨の過去を持つ人間として。
滅多に(全くに近く)恋愛にまつわる小説を読まないのですが。
次は、次はと読み進めたい衝動に掻き立てられました。
2人のすれ違いはギタリスト、そして聡明な女性の間ならではのもので、外的な作用の有る無しは別としても、非常にリアリティと親近感を覚えます。
しかも、その前後の2人の心理、回想、受能動的な先への向かい、
身に覚えすら感じ、震えと奇妙な安堵すらもたらしてくれました。
特に、是非、ギタリストの方。
読んで下さい。きっと、何かを得られるのではないでしょうか。
世に氾濫する恋愛小説が、いかに薄っぺらいか体感出来ます。
素晴らしい、の一言で言うには足りないと思えました。
まとめ
今回は平野啓一郎さんの作品の人気おすすめランキングをご紹介しました。平野啓一郎さんの作品は難解でとっつきにくいと思われがちですが、初めての方でも読みやすい作品も多くあります。今回の選び方やランキングを参考に自分に合う作品を見つけ、平野啓一郎さんの世界観にどっぷりと浸ってみてはいかがでしょうか。