
芥川龍之介の作品おすすめランキング20選~人気の小説と口コミ【2025最新版】
「芥川賞」という文学賞に名前が残り、学校の教科書にも採用されていることから非常に認知度の高い文豪である芥川龍之介。今回は芥川龍之介が残した150編ほどの小説の中から人気おすすめ作品をランキング形式でご紹介しています。読みやすい作品も多いので、本を読むのが苦手な方にもおすすめですよ。
スポンサードリンク芥川龍之介作品の選び方のポイント2点
芥川龍之介作品の人気おすすめランキングをご紹介する前にまずは選び方のポイントを確認し、読みたい作品を的確に選ぶヒントにしましょう。
ポイント1.執筆時期で選ぶ
芥川龍之介作品は大きく分けると初期、中期、後期で雰囲気が大きく変化します。どの作品を読むか悩んでいる方はまずはそれぞれの特徴を確認して選ぶのが無難でしょう。以下にそれぞれの時期の特徴をまとめました。

・後期作品
後期あるいは晩期に差し掛かると芥川龍之介本人が自殺を考えるようになったということもあるのか、人生を見直すような作品、生と死を意識した作品が多く見られるようになります。芥川龍之介の作品で評価が高いのも主にこの頃の作品で、自伝的な作品も執筆されています。
また、初期や中期に比べると現代を描いた作品を展開しているのも後期作品の特徴です。この時期の代表作のひとつである「河童」は河童の世界を通して人間社会を批判する内容になり、作品を通して深い問題を投げかけています。また、彼の死に肉薄するような内容を読み取ることができるのも後期の特徴のひとつです。芥川龍之介という人物を深く掘り下げたいと考えているのであればこの時期の作品は避けて通ることができない重要な作品たちでしょう。
ポイント2.作品の長さで選ぶ
芥川龍之介というとなんとなく短編のイメージが強い作家ではあります。短い話が多いということは忙しい方でも読みやすく、次々読めるため手軽に読みたいという方には非常に適しています。また、学校の教科書に採用されている作品も多いので、学生時代に読んだことがある作品を改めて読んでみるというのもおすすめです。
芥川龍之介の作品には当然長編の小説もあります。ページ数の多いものでは336ページと読み応え抜群のものもあり、じっくりと読みたいという方でも満足ができるでしょう。ストーリーの厚みがあるので芥川龍之介の魅力をしっかりと感じたいという方にも適しています。しかし、作中の展開が目まぐるしいという特徴があるので慣れていない方だと途中で挫折してしまうことも考えられます。読み進める自信がない方は短編からスタートする方が良いかもしれません。
芥川龍之介作品の人気おすすめランキングTOP20~16
0円
日本の生業をこれほど見事に語った短編は他にはない。
果たして今、直面する国難に日本は耐えうるのか。
0円
芥川による桃太郎のパロディ版ですが、幾つかの読み方が出来るでしょう。一番分かり易いのは当時の世相を皮肉って居るという見方ですが、芥川がそんな単純な比喩をするでしょうか。南国風の「島」で暮らしている鬼達の生活ぶりが書かれて居ます。
鬼は熱帯的風景の中に琴を弾いたり踊りを踊ったり、古代の詩人の詩を歌ったり、頗る安穏に暮らしていた。そのまた鬼の妻や娘も機を織ったり、酒を醸したり、蘭の花束を拵えたり、我々人間の妻や娘と少しも変らずに暮らしていた、、、
此の鬼達のメンタリティは何処かの國民に似て居ないでしょうか。「鬼」と「人間」を旗印ごと入れ替えてこの短編を読めば、芥川が何を言わんとしたかが見えて来る事でしょう。そして、「鬼の住む島国」の話は21年後に実話となってしまったのかもしれません。
0円
芥川龍之介のウイットや、ユーモアセンス
溢れる作品です。
芥川作品に触れるなら、この作品から入ると
馴染みやすいと思います。
この当時に、このような現代感覚を持った
作家が居たことに新鮮な驚きを感じました。
あくまで主観ですのであしからず。
440円
このお話に覚えがあるのです。
簡潔で少しだけ恐ろしい描き方。
著者の魅力が少しも損なわれて
いないのは誰しもが欲という魔に
覚えがあるからだと思います。
霊格の素晴らしさに感謝しています。
446円
芥川は短い節で連作みたいにまとめている
これより前の作品では狂気を感じるものもあるけど
これは特に感じないです
いかにも芥川らしい、よくまとまった遺稿
日本でノーベル文学賞に値する作家は
芥川龍之介ただ一人
と思ってる私には納得の遺稿です
このシリーズ、とても面白いです。深く考えなくともサラッと読めるのが嬉しい。それでいて内容は盛りだくさん。街の定食屋のランチみたい。
芥川龍之介作品の人気おすすめランキングTOP15~11
440円
寝る前にさらっと読めるくらいの長さの短編小説です。
なんだかちょっと気分を変えてみたくてダウンロードしましたが、小説を読んだのはかなり久々でした。
芥川龍之介の作品を読むのも学生時代国語で出てきた『羅生門』以来。
そんな私でも、100年ほど前に書かれた小説で、しかも検非違使とか出てくる時代ものなのに、
意外とするする読めてしまったのは驚きでした。
登場人物の言うことが食い違う中物語は終わるのでモヤ―っとします。
彼らは自分にとって都合の悪いことは極力言いません。誰かが嘘をついているでしょう。
でもビデオカメラが現場に設置してあるわけではない。
何を「真実」と捉えるのかは、読者に任されています。
0円
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芥川龍之介が作品を発表してすぐのころは説話文学を典拠とした作品が多く、人間の内面に潜むエゴのようなものを鋭く描いているのが特徴です。「羅生門」や「鼻」などが有名ですね。
また、キリシタンをモチーフにした作品も多く執筆しています。イエーツの「春の心臓」やアナトール・フランスの「バルタザアル」といった作品の翻訳をし、海外文学作品を日本国内へ普及させるのにも貢献しました。