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村上龍作品の選び方のポイント3点

村上龍さんは革新的な表現手法をチャレンジする小説家で衝撃的な作品を世に送り出すことで知られています。また、物事の本質に迫るエッセイも執筆し、こちらも話題になっています。ここではそんな村上龍さんの作品の選び方について詳しく見ていきましょう。

ポイント1.ジャンルで選ぶ

村上龍さんが執筆されている作品は小説以外にも幅広く展開されています。始めて村上龍さんの作品を読む、という方はまずジャンルから選んでみましょう。

・小説

・小説

村上龍さんを語る上で長編小説は欠かすことができません。詩的で官能的な雰囲気を持つ村上龍さんの小説は独自の世界観が確立されており高い評価を得ています。圧倒的な文章力で綴られる小説はぐいぐいと読むことができるので普段小説を読まない方や読書の時間が取れない方にもおすすめです。

・エッセイ

・エッセイ

村上龍さんはエッセイストとしても不動の地位を確立されています。代表作である「全ての男は消耗品である。」という作品は1984年から34年間という長期間続き、2018年に最終巻が刊行されています。時代を鋭く見据えたエッセイで、現代に生きる人間にヒントを与えてくれる作品となっています。また、女性向けのエッセイも多く出版しており、自分が今直面している悩みに適した作品を選ぶことで生きていくヒントを得ることができるでしょう。

・対談

・対談

村上龍さんは各界の著名人との対談を記した書籍も多く展開しています。とくに有名な作品としては村上龍さんと同じく時代を代表する作家でダブル村上と呼ばれている村上春樹さんとの対談を記した「ウォーク・ドント・ラン」は一読の価値があります。そのほかにも様々な方と対談を行っているので興味を持つ相手がいたらぜひ手に取ってみましょう。

ポイント2.文学賞受賞作品を選ぶ

村上龍さんは多くの文学賞を受賞している作家です。これは一般読者だけではなく、文壇からの評価が高いということで多くの人たちの心を掴む作家ということになり、受賞している作品であれば間違いないと言えます。確実な作品を読みたいのであればぜひ受賞作から選んでみてください。

ポイント3.映像化された作品から選ぶ

村上龍さんの作品は映画やドラマなどで映像化されている作品が多くあります。そこで見たこのある映像作品の原作から読んでみるというのもおすすめの方法です。また、映像化されている作品の中には村上龍さん自身がメガホンをとっている作品もあるので、映像化されている作品をまず見てから、と考えている方はそれらの作品を選んでみてはいかがでしょうか。

村上龍作品の人気おすすめランキングTOP20~16

20位:タナトス (集英社文庫) 文庫 – 2004/3/19

503円

「タナトス」は「エクスタシー」「メランコリア」に続いた3部作の最終章となる物語です。舞台はキューバのリゾート地ヴァロデロ。性的な快楽やドラッグに溺れていく女性を描いた刺激的な作品です。女性の独白という体で語られる内容は生々しく、官能的。また、キューバの街の様子が繊細に描かれているのも特徴的です。刺激のある作品が読みたい方におすすめの1冊になっています。
『タナトス』というタイトルに惹かれて読んでみたわけですが、

それと関係しながらもところどころに人が存在するための鋭い忠告が埋め込まれている作品だと思います。

他人がトラウマにひきづられて生きていくことの不可解さというか、

他人である私では入り込めない限界のつらさと

心の中に浸透してくる共感を同時に感じたりしました。

村上龍氏の作品を読むのは、3作目ですがクドイくらい

鮮明な表現力に驚くばかりです。

19位:音楽の海岸 (講談社文庫) 文庫 – 1997/4/14

814円

情報も知識もコードもいらない、何かが体の中で開く、物質としての音楽。音楽を嫌いながらも言葉で女たちを癒して騙し、そして女たちを金持ちの男に提供することで日々を暮らしている男、ケンジ。この「音楽の海岸」はそんなケンジが客からのオプションを引き受けて成し遂げるストーリーです。比較的後味の悪い作品の多い村上龍さんの作品の中では美しいラストシーンを持つ作品となっています。
快楽ビジネスに生きる主人公ケンジ、一見冷徹で残忍な男にみえた
ケンジだが実は寂しい影といつもともに暮らしてる。
過去に残した深い闇と女性達、わかりにくいストーリーであるが、
不思議な読後感を覚える作品である。

18位:最後の家族 (幻冬舎文庫) 文庫 – 2003/4/1

628円

「最後の家族」は引きこもり、援助交際、リストラといった現代社会の家庭、社会においての大きな問題となり得る過酷な要素を内包した内山家の人々を描いた作品です。家族について書かれた残酷で幸福な最後の物語で、テレビドラマ化もされているのでご存知の方も多いかもしれません。村上龍さんの作品の中では刺激的な描写の少ない物語なので読みやすい作品と言えるでしょう。
引きこもり、家庭内暴力、リストラ、自殺、離婚、自立などのいまや身近ともいえる題材を扱っている。精神科医療関係者や法曹関係者、専門技術者への取材がされた上で、小説家としての作者の卓越した能力が発揮されている。細かくリアルな描写が、問題の正確な把握や解決への道のりを示していると思う。ただ、すでに文庫版が出ているので、そちらを買ったほうがお得。

17位:共生虫 (講談社文庫) 文庫 – 2003/3/14

586円

「共生虫」は体内にこの「共生虫」を宿した人間が絶滅を司るものとなるという内容で、引きこもりの青年がこのきっかけで殺戮者へと変貌していきます。社会の闇と言える引きこもり、インターネットを巧妙に絡めた社会派の内容で社会への問題提起を投げかける村上龍さんの鋭さを堪能できる作品となっています。社会派の内容が好みの方におすすめです。
ウエハラ君の事件を通して、様々な着眼点と恐ろしいまでに緻密な心理描写を読者に提供してくれるという意味で、同時期に出版された「希望の国~」よりも私はこっちの方が好きです。
特に興味深かった点として、「女」が見せてくれる生々しい戦争の映像、防空壕関連の記述、分けのわからない最後の長い手紙、「光の帯」等です。
主人公の行動になぜか不思議な共感を覚えてしまう私も、実は潜在的な引きこもりなのかもしれません。

16位:イビサ (講談社文庫) 文庫 – 1995/4/6

545円

「イビサ」は村上龍さんの得意な性的な表現や暴力的表現を盛り込んだ刺激的な作品です。村上龍さん自身があとがきで「これは破滅的なストーリーである」と明言されており、この一言に尽きる物語となっています。主人公の女性が自分を探す旅に出て、旅の果てに何を求めるのか、という内容で急遽の破滅的なストーリーです。
村上思想の中でも核となる概念が語られる、非常に重要な一冊だ。

進化と、「階級」と、自由について、精神の限界に近いところまで踏み込んで、しかも極めて厳密に、そして妬けるくらい闊達に、書けている。ある人々にとっては、救いとなりうる本だろう。

バリアという概念。ガイドという概念。進化の促進因子としての『逃亡力』というコトバ。村上龍の小説の中でもあまり見慣れない言葉が、きらめきワードとして紙面から跳び出し、あなたのために嵐の舞いを舞う。

生きること、ただ生きること、それに飽きてきたなら、読むべし。

ワレワレは、いま、海に飽きた魚たちが陸地を探したように、新しい棲息地を探し始めた。私見ではそれは次元の彼方にある。想像力を駆使しなければたどり着けないような場所。

村上龍作品の人気おすすめランキングTOP15~11

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