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東野圭吾とは

東野圭吾さんは大阪生まれの小説家です。エンジニアとして働きながら推理小説を書き、1983年に「人形たちの家」を第29回江戸川乱歩賞に応募し、二次予選通過という結果に終わります。1985年に「放課後」という作品で第31回江戸川乱歩賞を受賞。小説家として歩み始めます。

しかし、作家となってからも順風満帆とは行かず、中々ヒット作に恵まれませんでした。文学賞にも15回落選するなど、今の東野圭吾さんを知っている人からすると意外にも感じますが、厳しい時代が続きました。しあkし、1996年に「名探偵の掟」という作品が「このミステリーがすごい!1997」の3位となり、この辺りから次第に注目度を高めていきます。

1998年に「秘密」という作品を刊行後、一気に大ブレイク。この作品は映画、ドラマ化され、第52回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞しました。以降「容疑者Xの献身」で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞(小説部門)を受賞するなど、輝かしい経歴を重ねていきます。また、映像化されている作品も数多くあり、ミステリー小説に詳しくない人にも「東野圭吾」という名は広く知られるようになりました。

作風はエンジニアとしての経験を活かした異色のミステリーや、社会派、スポーツものなど幅広く、フーダニット(Who had done it)を重視した作品やハウダニット(How done it)を重視した作品など、ミステリーの枠を広げる試みを積極的に行っています。

東野圭吾短編作品おすすめランキングTOP10~6

10位:犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫) 文庫 – 1994/1/1

596円

内容(「BOOK」データベースより)
親友が死んだ。枯れ葉のように校舎の屋上からひらひら落ちて。刑事たちが自殺の可能性を考えていることは俺にもわかった。しかし…。高校を舞台にした好短編「小さな故意の物語」。犯人がいないのに殺人があった。でも犯人はいる…。さまざまな欲望が交錯した一夜の殺人事件を描いた表題作。人間心理のドラマと、ミステリーの醍醐味を味わう傑作七編。

「なぜ殺したのか」という人間の心理と「どうやって殺したのか」というトリックを上手く絡ませた、東野圭吾さんらしい短編集です。傑作揃いの短編集として世間的な評価も高く、どの作品も長編で読みたい、と思わせてくれる珠玉の作品になっています。表題作は思わず読み返してしまうような内容になっており、ミステリー好きならずともその魅力に取りつかれることでしょう。

9位:天使の耳 (講談社文庫) 文庫 – 1995/7/6

605円

内容(「BOOK」データベースより)
深夜の交差点で衝突事故が発生。信号を無視したのはどちらの車か。死んだドライバーの妹が同乗していたが、少女は目が不自由だった。しかし、彼女は交通警察官も経験したことがないような驚くべき方法で兄の正当性を証明した。日常起こりうる交通事故がもたらす人々の運命の急転を活写した連作ミステリー。

この短編集は交通事故や危険運転などを題材にした6つの作品が収録されている短編集です。おそらく読んだ人たちは日頃の自分の運転を思い直したり、自分にあてはめてゾクリとすることでしょう。トリックの上手さも光り、どの作品に関しても東野圭吾さんらしい色がしっかりと現れています。

8位:名探偵の掟 (講談社文庫) 文庫 – 1999/7/15

734円

内容(「BOOK」データベースより)
完全密室、時刻表トリック、バラバラ死体に童謡殺人。フーダニットからハウダニットまで、12の難事件に挑む名探偵・天下一大五郎。すべてのトリックを鮮やかに解き明かした名探偵が辿り着いた、恐るべき「ミステリ界の謎」とは?本格推理の様々な“お約束”を破った、業界騒然・話題満載の痛快傑作ミステリ。

名探偵天下一シリーズの短編集です。本格推理小説好きに読んで欲しい1冊です。本格推理小説のお約束を打破する展開、自虐ネタなど思わず笑ってしまう展開が特徴の作品になっています。比較的軽く読める作品なので忙しい方にもおすすめです。

7位:怪しい人びと (光文社文庫) 文庫 – 1998/6/1

514円

内容(「BOOK」データベースより)
俺は同僚の片岡のデートのために一晩部屋を貸してあげた。その後、そのことを片岡から聞いた2人の同僚、本田と中山にも部屋を貸すことになってしまう。3カ月後のある日、いつものように、車から部屋に戻ると、見知らぬ女が寝ていて…。(「寝ていた女」)あなたのそばにいる優しい人が、いつの間にか怪しい人びとに―。著者ならではの斬新なトリック満載の傑作推理集。

ブラック要素がやや強めな作品集なので評価が分かれがちなのがこの「怪しい人びと」です。このブラックな要素を好む人にとっては非常に面白く読める作品集です。ひねりを効かせたラストは読了後に妙な余韻を残し、その構成の巧みさに思わず唸ってしまうこと請け合いです。

6位:おれは非情勤 (集英社文庫) 文庫 – 2003/5/20

518円

内容(「BOOK」データベースより)
ミステリ作家をめざす「おれ」は、小学校の非常勤講師。下町の学校に赴任して2日目、体育館で女性教諭の死体が発見された。傍らには謎のダイイングメッセージが!一方、受け持ちのクラスにはいじめの気配がある…。盗難、自殺、脅迫、はては毒殺未遂(!?)まで、行く先々の学校で起こる怪事件。見事な推理を展開するクールな非常勤講師の活躍を描く異色ミステリ。他にジュブナイルの短篇2篇を収録。

小学校の非常勤講師故に生徒たちへの情を持ち合わせない「非情」勤な主人公「おれ」が行く先々の学校で起きる怪事件を推理する異色のミステリーです。お手軽に読める作品ですが、クールで格好良く、なんだかんだで「非情」になりきれない主人公がとても魅力的に描かれた作品です。

東野圭吾短編作品おすすめランキングTOP5~1

5位:あの頃ぼくらはアホでした (集英社文庫) 文庫 – 1998/5/20

605円

内容(「BOOK」データベースより)
命がけの学生時代!抱腹絶倒の青春記。小学校から大学まで、疾風怒濤の学生時代をパワフル&赤裸々に語る爆笑エッセイ。

命がけの学生時代!抱腹絶倒の青春記。小学校から大学まで、疾風怒濤の学生時代をパワフル&赤裸々に語る爆笑エッセイ。
こちらは東野圭吾さんの人となりや人生を紐解く赤裸々なエッセイです。子供時代から学生時代、そして現在に至るまでの過程を知ることができる作品になっています。現代とは異なる時代に東野圭吾さんがどのように過ごしたのかを面白く知ることができ、楽しい1冊になっています。

4位:新装版 浪花少年探偵団 (講談社文庫) 文庫 – 2011/12/15 東野 圭吾  (著)

637円

内容(「BOOK」データベースより)
小学校教師の竹内しのぶ。担当児童の父親が殺された。家庭内暴力に悩んでいた児童と母親に嫌疑がかかるが、鉄壁のアリバイが成立。しかし疑念を覚えたしのぶは調査を開始。子供の作文から事件解決の鍵が、たこ焼きにあることに気づく。教え子たちを引き連れて探偵ごっこを繰り広げる痛快シリーズ、第一弾。

大阪の小学校教師の「しのぶセンセ」を主人公に、軽快で痛快に事件を解決していく短編集です。登場人物がみんな生き生きとしており、小気味よい関西弁の響きも相まって軽く読める作品になっています。

3位:歪笑小説 (集英社文庫) 文庫 – 2012/1/20

670円

内容(「BOOK」データベースより)
新人編集者が目の当たりにした、常識破りのあの手この手を連発する伝説の編集者。自作のドラマ化話に舞い上がり、美人担当者に恋心を抱く、全く売れない若手作家。出版社のゴルフコンペに初参加して大物作家に翻弄されるヒット作症候群の新鋭…俳優、読者、書店、家族を巻き込んで作家の身近は事件がいっぱい。ブラックな笑い満載!小説業界の内幕を描く連続ドラマ。とっておきの文庫オリジナル。

どこまでが事実なのかな、とい読み方をしても面白い、ブラックな笑いが満載の小説業界を描いた小説です。短編集ではありますが、仕掛けが施されており、良い意味で裏切られる作品です。ブラックユーモアが好みの方におすすめのシリーズになっています。

2位:嘘をもうひとつだけ (講談社文庫) 文庫 – 2003/2/14 )

540円

内容(「BOOK」データベースより)
バレエ団の事務員が自宅マンションのバルコニーから転落、死亡した。事件は自殺で処理の方向に向かっている。だが、同じマンションに住む元プリマ・バレリーナのもとに一人の刑事がやってきた。彼女には殺人動機はなく、疑わしい点はなにもないはずだ。ところが…。人間の悲哀を描く新しい形のミステリー。

犯人が分かっている状態で、主人公がどのように犯人を追い詰めていくのか、その過程を楽しむことができるミステリー小説です。いわゆる古畑任三郎形式と言えば分かりやすいかもしれません。嘘をテーマに描かれた作品集になっており、日常的に溢れる嘘に対しての反応を考えさせられる内容になっています。

1位:新参者 (講談社文庫) 文庫 – 2013/8/9

821円

内容(「BOOK」データベースより)
日本橋の片隅で一人の女性が絞殺された。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎の前に立ちはだかるのは、人情という名の謎。手掛かりをくれるのは江戸情緒残る街に暮らす普通の人びと。「事件で傷ついた人がいるなら、救い出すのも私の仕事です」。大切な人を守るために生まれた謎が、犯人へと繋がっていく。

2位でもご紹介した加賀恭一郎シリーズの1冊です。短編集と言うにはやや反則的な仕上がりの作品ですが、非常に面白い作品が揃った1冊になっています。トリックや犯行動機といった事件の真相に関する驚きよりも別の部分に施された仕掛けが非常に見事で何回でも読み返したくなる作品です。

東野圭吾長編作本おすすめランキングTOP20~16

20位:夢幻花(むげんばな) (PHP文芸文庫) 文庫 – 2016/4/7

842円

内容(「BOOK」データベースより)
花を愛でながら余生を送っていた老人・秋山周治が殺された。第一発見者の孫娘・梨乃は、祖父の庭から消えた黄色い花の鉢植えが気になり、ブログにアップするとともに、この花が縁で知り合った大学院生・蒼太と真相解明に乗り出す。一方、西荻窪署の刑事・早瀬も、別の思いを胸に事件を追っていた…。宿命を背負った者たちの人間ドラマが展開していく“東野ミステリの真骨頂”。第二十六回柴田錬三郎賞受賞作。

群像劇のような形式を採用し、一つの殺人事件を主軸に、様々な謎がラストにかけて一気に解き明かされていく様は非常に見ごたえがあります。人間関係の交錯や文章能力など、引き込まれる作品になっています。

19位:虚ろな十字架 (光文社文庫) 文庫 – 2017/5/11

691円

内容(「BOOK」データベースより)
中原道正・小夜子夫妻は一人娘を殺害した犯人に死刑判決が出た後、離婚した。数年後、今度は小夜子が刺殺されるが、すぐに犯人・町村が出頭する。中原は、死刑を望む小夜子の両親の相談に乗るうち、彼女が犯罪被害者遺族の立場から死刑廃止反対を訴えていたと知る。一方、町村の娘婿である仁科史也は、離婚して町村たちと縁を切るよう母親から迫られていた―。

物語としても非常に魅力あふれる話ですが、死刑廃止論をテーマとして描かれているので色々と考えさせられる内容になっています。加害者の立場、被害者の立場から死刑にまつわる是非を語っているため、一方の視点だけではない本質的な問題を訴えています。

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