逆転有罪になった事件37選・日本と海外別!衝撃ランキング【2024最新版】
刑事裁判では逆転無罪が注目を集めることがありますが、逆転有罪という衝撃的な事件も存在します。そこで今回は、逆転有罪になった事件を衝撃順にランキング形式で紹介します。
スポンサードリンク逆転有罪になった日本の衝撃事件ランキングTOP34-1
34位:八海事件
33位:藤沢放火殺人事件
事件概要
1993年12月14日午前に藤沢市内のアパートが火災で全焼し、洋装店員の女性Aの遺体が焼け跡の自室から見つかった。この事件では、被害者Aの交際相手で同棲していた元会社員Bが殺人と現住建造物等放火の容疑をかけられていたが、横浜地検は1998年6月に嫌疑不十分で不起訴処分の判断を下しました。しかし、遺族がこの決定に抗議。遺族がBに対して民事裁判を起こした。この損害賠償訴訟で2000年7月に横浜地裁が殺害を認定してBに遺族へ賠償金を支払う判決を下した。この決定を受けて横浜地検は再捜査を開始して2001年2月にBを逮捕して翌月に検察側が行った心臓組織の再鑑定においてAが首に傷を受けた後に動けないまま40分以上生きていたことが判明して、当時の現場から放火できたのは被告だけだったとして2001年3月に不起訴処分から一転起訴するにいたりました。
32位:矢田事件
2審大阪高裁は「監禁行為は限度を超えており処罰に値する」と逆転有罪判決
1969年、大阪市阿倍野区の中学校に教諭として勤務する木下浄が、大阪市教職員組合の役員選挙に立候補した際の挨拶状ならびに木下の後援者たちによる推薦状を、部落解放同盟矢田支部(東住吉区)が差別文書であるとして糾弾を決定。同教諭と関係者を糾弾しました。これに対して教諭らは解放同盟役員らを逮捕監禁・強要未遂罪で告訴。解放同盟側は「糾弾権」の存在を主張し争いました。1審大阪地裁は「(糾弾権は)社会的に認められて然るべきもの」として無罪判決、検察側控訴。2審大阪高裁は「監禁行為は限度を超えており処罰に値する」と逆転有罪判決を言い渡し、最高裁で有罪が確定しました。
31位:竜門事件
大阪高裁は原判決を破棄。事件をAと少年Bの共犯と認定し、Aを懲役8年、少年Bを懲役6年
1953年1月12日午後6時半ごろ、和歌山県那賀郡竜門村にある神社で、銀行員の女性(当時19歳)が棒で頭部を殴られて殺害されているのが発見されました。事件発生から10日後の1月21日に、同村の農民の男A(当時61歳)とAに雇われていた作男の少年B(当時18歳)が逮捕された。Aは現場にあったタオルと同じものを所持しており、自宅からは凶器の棍棒の欠片が発見されていました。和歌山地裁は事件を少年B単独での犯行と認定し、少年Bに懲役5年ないし10年の不定期刑を宣告。Aは無罪となった。検察側は控訴。大阪高裁は原判決を破棄。事件をAと少年Bの共犯と認定し、Aを懲役8年、少年Bを懲役6年としました。
30位:日本航空機駿河湾上空ニアミス事故
29位:和光大事件
28位:六甲山事件
事件概要
六甲山事件は、1965年8月3日頃に堺市立保育所の保母が同保育所を出てから消息不明になったことから始まりました。大阪市住吉区の自宅のアパートにもおらず、行方不明になったために家族は8月6日に住吉警察署に届け出た。同署は家出人保護願いとして処理した。その後、読売新聞に他殺の疑いがあるという記事が掲載され、大阪府警察本部は監禁、殺人事件の疑いがあるとして捜査を開始。その後、11月1日に被害者と交際があり、定職を持っていなかった被告Aを逮捕。信用金庫の金員受領の件での詐欺罪としての逮捕でしたが、11月7日には被害者に対する強盗殺人罪として改めて逮捕。Aは被害者から約30万円の借金があった。Aは当初は容疑を否認していたものの、後に被害者を氏名不詳の男の運転する自動車に同乗して六甲山に誘い出し、殺害して死体を山の中に遺棄したと自供した。その後、自白調書によって六甲山で遺体が見つかったとして強盗殺人、詐欺罪等の罪で起訴しました。
差戻審で地裁は逆転有罪も差し戻し控訴審で再び無罪
1971年5月15日、1審大阪地裁は弁護人の選定については任意性を否定するものではないとしたが、自白調書の証拠能力を否定して、殺人については無罪判決を下しました。1972年7月1日、大阪高裁は詐欺罪を利用して失踪事件で被告を取り調べる意図があったことは否定しがたく、好ましいものではないが令状主義を逸脱するものとまではいえないとして、自白調書の違法性を認めた1審判決の誤りを指摘、死体発見の経緯を否定した原判決はいきすぎだとして大阪地裁に差し戻します。1978年6月23日に差戻審となった大阪地裁は求刑通りの無期懲役の逆転有罪判決を言い渡します。しかし982年9月13日に差し戻し控訴審となった大阪高裁は無罪判決を下しました。
27位:撚糸工連事件
26位:東洋電機カラーテレビ事件
1967年10月、原審を取り消して全員有罪
東洋電機カラーテレビ事件とは、電機製品メーカーが「安価なカラーテレビを開発した」と発表した内容をめぐって信憑性への疑問から株価操作が疑われ、のちにその計画を撤回して世間の非難を浴びた事件、ならびに事件について株主総会での追及を避けるためにメーカー側が二度にわたって総会屋に協力を依頼したことが当時の商法違反となるかどうかが争われた事件です。東京地方裁判所の第一審は、議場を荒らす「総会荒らし」と議事運営を円滑にする「総会屋」を区別したうえで、会社の議案が通るような議事運営を図るように総会屋に頼んだのは不正の請託に当たらない、として全員無罪と判決。東京高等裁判所の第二審は、1967年10月、原審を取り消して全員有罪としました。
25位:平事件
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