「笹子トンネル天井板落下事故」は、2012年12月2日に発生した事故です。笹子トンネルの天井板が落下したことで、多くの被害が発生してしまいました。

落下した天井は、コンクリートで作られた板であったため、走行中だった車が巻き込まれ、9名の方が亡くなられました。高速道路での事故はこれまで何度か発生しており、笹子トンネル天井板落下事故が、高速道路での事故史上、最悪の死者を出しました。

2017年6月5日に発生した「東名高速夫婦死亡事故」は、被害者に逆上した加害者が結果的に引き起こしてしまった死亡事故でした。

元々運転マナーが悪かった石橋和歩は、口頭で注意してきた被害者夫婦に逆上。車に戻った被害者を強引に停車させたところ、後ろのトラックに衝突させました。

石橋和歩には前科があり、事故を起こす前にも同じような妨害行為を犯していました。交通事故も年に2度のペースで起こしており、厳しく取り締まっていれば、このような最悪な事故も起きなかったでしょう。

被害者夫婦は、2人の娘を残して亡くなられました。まだ判決は確定していないようですが、石橋和歩には極刑を与えてほしいですね。

「横浜歌謡ショー将棋倒し事故」は、1960年3月2日に発生した日本史上最悪の群衆事故です。ラジオ番組の公開録音に訪れた8000名ほどの観客により将棋倒しが発生し、12名の死者が発生しました。

死者は発生していませんが、ジャニーズの人気アイドル舞祭組の生放送ライブ中、ファンによる将棋倒しが発生してしまいました。好きなものに熱狂的になるのは良いことではありますが、熱中しすぎには注意しなければいけませんね。

独特なロゴに頭から離れないテーマソングなど、未だ長崎屋のことを覚えている人も多いのではないでしょうか？

全国展開していた長崎屋ですが、1990年3月18日、兵庫県尼崎市店で大規模な火災が発生しました。4階のインテリア売り場に設置されていたカーテンから出火し、12名の従業員と、買い物に来ていた3名の子供が犠牲になりました。

この事故もきっかけになり、2000年に長崎屋は破産してしまったそうです。

長崎屋の店舗は、全盛期と比較して激減してしまいましたが、株式会社ドンキホーテホールディングスの子会社となったため、多くの長崎屋はドン・キホーテとして生まれ変わりました。

ドン・キホーテのテーマソングも、長崎屋時代の名残なのかもしれませんね。

スマートフォンが普及し、今ではスマートフォンがなければ生活できない、とおいう人も多いでしょう。アプリケーションも話題になりやすく、「ポケモンGO」は、社会現象になるほどの盛り上がりも見せました。

しかし、車の運転中にも関わらずポケモンGOに熱中する人も増えてしまい、2016年内は、「ながらポケモンGO」による交通事故が多発し、交通ルールを守っていた方々が亡くなられる事件も多く発生しました。

ポケモンGOに限らず、移動中にスマートフォンに熱中するあまり前を見ず、それによる事故が多発しています。2018年も増加傾向にあり、今後もながらスマホによる最悪な事故が発生してしまうでしょう。

大阪から名古屋を繋ぐ鉄道として親しまれている近畿日本鉄道。1971年10月25日、死者25名を出した衝突事故を発生させました。

近鉄大阪線を走る2つの列車が正面衝突したことで大惨事となり、運転士も死亡してしまったため、事情聴取を行うこともできなかったようです。

近鉄大阪線列車衝突事故以降、特に大惨事となった事故は発生していませんが、1948年に、「近鉄奈良線列車暴走追突事故」という最悪な事故が発生していました。

近鉄奈良線河内花園駅付近で発生したことから「花園事故」とも呼ばれているようで、49名の死者が発生しました。

「北陸トンネル火災事故」は、1972年11月6日、福井県敦賀市にある鉄道用のトンネルで発生した事故です。青森行の食堂車「きたぐに」にて火災が発生し、30人の方が亡くなられ、714名の負傷者を出してしまいました。

火災時の対策準備を怠っていたため、消火作業や救助に時間がかかり、被害が拡大したそうです。

事故が発生した後も、北陸トンネルは閉鎖されることなく開通しています。トンネルの近くには慰霊碑が建てられ、多くの人が訪れています。

「京都祇園軽ワゴン車暴走事故」は、2012年4月12日、京都府京都市東山区祇園で発生した交通事故です。車が突如暴走し、亡くなられた7名を含め11名を巻き込みました。

事故を起こした加害者に殺意はなく、持病であったてんかん発作によって気を失った結果、事故が発生したようです。

てんかん発作を抱えた人は申告をする必要があるのですが、加害者はそれを怠り、職場の人間にも隠した状態で仕事を続けていました。家族からも運転を控えるように忠告していたそうですが、それを無視して運転してたため、このような最悪な事故となりました。

「軽井沢スキーバス転落事故」は、2016年1月15日に発生した交通事故です。軽井沢行きの夜行バスの乗客13名と運転手2名が亡くなられ、多くの重軽傷者も発生しました。

バスの運営会社イーエスピーは、運転手たちの健康状況のチェックを怠っていたため、イーエスピーの管理体制の酷さも露呈しました。

格安バスの利用者の多くが学生世代で、亡くなられた被害者も全員が19～22歳という若者世代でした。その中には、カップルで事故に巻き込まれた被害者もいたようで、生前は、大学のクラスメイトからも羨まれるほどのお似合いのカップルだったそうです。

事故に巻き込まれていなければ、幸せいっぱいな毎日が2人を待っていたに違いありません。

海外の観光客に最も人気の観光地である京都。福知山市では、80年以上の歴史がある「ドッコイセ福知山花火大会」という祭りが8月15日に開催されていました。

6,000発の花火に多くの人が魅了され、10万人の人が訪れる祭りだったのですが、2013年に「福知山花火大会露店爆発事故」が発生したことで、花火大会自体が無期限休止する事態となりました。

事故が発生した原因は、ベビーカステラの屋台が使用していた発電機に、気化したガソリンが引火したことが原因とされています。爆発は2回にわたり、3名が死亡、59名が重軽傷を負う最悪な事故となりました。

大阪のテーマパークといえば、ハリウッド映画をテーマにしたユニバーサルスタジオジャパンが有名ですが、開園前は、関西中に多くのテーマパークが営業していました。

大阪万博の開催地でオープンしたエキスポランドも、ユニバーサルスタジオジャパンの開業前は、大阪でトップクラスの人気を誇ったテーマパークでした。2000年代に入り徐々に他の遊園地から客足が遠のいていきましたが、エキスポランドは根強い人気があり、カップルからファミリーまで、幅広く親しまれていました。

しかし、エキスポランド内のジェットコースターで死亡事故が発生したことで、結果として閉園する事態になりました。

2007年5月5日、ゴールデンウィーク中だったこともあり、エキスポランドには多くの人々が集っていました。一番人気のアトラクション「風神雷神II」は、立ったまま楽しめるジェットコースターであり、エキスポランドの名物でもありました。

この日も、行列ができるほどの人気だったのですが、走行中、車輪が外れてしまい車両が傾いたことで、ひとりの女性がコースターと手すりに挟まれ命を落としました。その場にいた乗客は、体調不良を訴えるほどの深刻な状況となり、病院に搬送され、エキスポランドは早急に営業を中止しました。

事故の影響で来園者が激減してしまい、2009年には16億円ほどの負債を抱えて破産という結末を迎えました。

現在は、ショッピングモールのエキスポシティが誕生し、遠方からも人が集うほどの人気スポットとなりました。本格的なものではないものの、観覧車などのテーマパーク時代を彷彿させるような施設もあるようですね。

少年らによる犯罪は一向に無くなる気配がありませんが、「少年法」という、加害者に甘く被害者に厳しい法律があるため、少年らが罪を犯してたとしても、少年法によって重罪が与えられることは基本的にありません。

「亀岡市登校中児童ら交通事故死事故」は、事故の悲惨さに加え、少年法に対する批判も噴出した事故です。

事件は、2012年4月23日、京都府亀岡市にて発生しました。当時未成年だった少年3人が、知人から借りた車で無免許運転をしていたところ、運転していた少年が居眠り運転を行い、歩道にいた女性と子供たちが巻き込まれました。

11人が被害に遭われ、ひとりの女性と3人の子供が、このようなくだらない理由で尊い命を奪われてしまいました。加害者少年らは、事故が起きた当初も罪の意識を抱いておらず、現場で携帯電話を使って会話をしていたそうです。

また、少年法の適用により実名報道は控えられたうえ、殺人罪に問われることもありませんでした。運転していた少年には懲役8年以下、同乗していた2人の少年に関しては、一切の罪が問われなかったことも物議を醸しました。

事件後、週刊誌の記者が無罪となった少年らにインタビューをしたところ、全く反省していないどころか、記者に対して高圧的な態度で迫ったそうです。

事故ではなく、もはや殺人事件ともいえますが、結果として加害者側が守られることとなった結果に、ご遺族も憤りを隠しきれないようです。

事故から6年、少年法で加害者を守り続ける限り、このような悲しみが消えることはないでしょう。