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日本の政治家襲撃事件 衝撃ランキングTOP17-11

17位:本島等長崎市長銃撃事件

本島等

本島等

生年月日:1922年2月20日
出生地:長崎県南松浦郡北魚目村(現・新上五島町)
没年月日:2014年10月31日(92歳没)
出身校:京都大学工学部
所属政党:自由民主党

経歴

経歴

・第25-28代 長崎市長
 当選回数:4回
 在任期間:1979年5月2日 - 1995年5月1日

概要

概要

本島等氏は、1979年(昭和54年)から1995年(平成7年)までの4期にわたり長崎県長崎市長を務めた人物です。昭和54年に長崎市長に初当選。昭和63年に市議会で「天皇の戦争責任はあると思います」と発言して波紋を広げました。発言の背景には戦時中に「侵略戦争の一端を担ってしまった」という思いがありました。大けがを負いましたが、平和や表現の自由を求める姿勢を貫きました。このとき本島さんは「心臓をえぐるようなこと、もん絶して死ぬようなことを言われても、言論の自由を守らなければならない」と話しています。92歳で亡くなるまで、精力的に核兵器廃絶や平和を訴える活動を続けました。

言論の自由を封殺する暴力に反対する世論が沸き起こる

言論の自由を封殺する暴力に反対する世論が沸き起こる

このような昭和天皇の戦争責任をめぐる発言がきっかけで右翼団体からの脅迫が続きましたが「撤回は政治的死を意味する」と信念を貫きました。しかし90年1月、右翼団体幹部に市役所前で左胸を銃撃され、全治約1カ月の重傷を負うと世間に大きな衝撃が走りました。この事件を契機に、言論の自由を封殺する暴力に反対する世論が沸き起こることになります。

16位:三木武夫首相襲撃事件

三木武夫

三木武夫

生年月日:1907年3月17日
出生地:徳島県板野郡御所村
(現、阿波市)
没年月日:1988年11月14日(81歳没)
出身校:明治大学専門部商科卒業
    明治大学法学部卒業
所属政党:
(協同民主党→)
(国民協同党→)
(国民民主党→)
(改進党→)
(日本民主党→)
自由民主党

経歴

経歴

・第66代 内閣総理大臣
 内閣:三木内閣
 三木改造内閣
 在任期間:1974年12月9日 - 1976年12月24日
・副総理
 内閣:第1次田中角榮内閣
 第2次田中角榮内閣/第2次田中角榮第1次改造内閣
 在任期間:1972年8月29日 - 1974年7月12日
・第4代 環境庁長官
 内閣:第2次田中角榮内閣/第2次田中角榮第1次改造内閣
 在任期間:1972年12月22日 - 1974年7月12日
・国務大臣(無任所大臣)
 内閣:第1次田中角榮内閣
 在任期間:1972年7月7日 - 1972年12月22日
・第95-96代 外務大臣
 内閣:第1次佐藤第3次改造内閣
 第2次佐藤内閣/第2次佐藤第1次改造内閣
 在任期間:1966年12月3日 - 1968年10月28日

クリーン三木

クリーン三木

派閥政治を嫌い、一貫して金権政治を批判し、政治浄化を訴えた姿勢から「クリーン三木」とも呼ばれた三木武夫氏は、政治資金規制法の強化に取り組み、政治家人生をかけた課題としたことで知られています。また、青年時代に海外を巡り世界情勢を見て政治を志したことから国際派政治家として知られ、戦前は日米開戦に反対し、翼賛候補とはならずに選挙を戦った。戦後は、対話による外交が世界平和への道であるという思いから、各国首脳と積極的に会見し、国際的人脈を築いた。アジア外交重視の姿勢を見せ、オイルショック危機に中東を歴訪して中東和平を説き、総理就任中に始まった先進国首脳会議に初回から出席し南北問題を提起、また日中国交正常化に尽力しました。

SP創設のきっかけとなった事件

SP創設のきっかけとなった事件

1975年6月16日、佐藤栄作元首相の国民葬の席で三木氏は大日本愛国党の党員に顔を殴られる事件が発生。三木氏は倒れこんだものの大きな怪我は無く、国民葬は予定通り進められました。なお三木夫人の睦子は大日本愛国党の赤尾敏とかねてからの知り合いで、事件後睦子は赤尾敏に対して直接抗議をしたという。三木氏には警視庁の警察官が護衛として配置されていましたが、やや離れた場所にいた上に三木氏の進行方向ばかりに気を取られ、暴漢への対応が遅れたと説明しています。このため警視庁は新たな要人警護の組織を作ることになり、現在のSPが誕生するきっかけとなりました。

15位:青島幸男東京都知事宛て小包爆発事件

青島幸男

青島幸男

生年月日:1932年7月17日
出生地:東京府東京市日本橋区
(現:東京都中央区)
没年月日:2006年12月20日(74歳没)
出身校:早稲田大学第一商学部
    早稲田大学大学院商学研究科(中退)
所属政党:
(無所属→)
(第二院クラブ→)
(無所属→)
第二院クラブ

経歴

経歴

・第13代 東京都知事
 当選回数:1回
 在任期間:1995年4月23日 - 1999年4月22日
・参議院議員
 選挙区:(全国区→)
 比例区:(厳正拘束名簿式)
 当選回数:5回
 在任期間:1968年7月8日 - 1989年
      1992年 - 1995年3月23日

“いじわるバアサン”で一世を風靡

“いじわるバアサン”で一世を風靡

“いじわるバアサン”で一世を風靡した青島幸男氏は、放送作家、作詞家、タレントなどさまざまな分野で活躍し、多彩な才能を発揮。1968年、35歳のときに参議院議員に当選。持ち前のセンスと反逆精神で政界にその存在感を示す傍ら、小説の執筆もはじめる。1981年、『人間万事塞翁が丙午』で直木賞を受賞。他に『蒼天に翔る』『繁盛にほんばし弁菊』などの著作がある。1968年に参院全国区で初当選。公報、政見放送以外は選挙運動をせずに連続4回当選。消費税の強行採決に抗議し89年に議員辞職。92年、参院比例代表で5選を果たします。95年の都知事選に議員を辞職し出馬、無党派層の圧倒的支持を得て初当選。世界都市博覧会を公約通り中止したが、指導力を発揮できない場面も目立ち、1期で引退しています。

オウム真理教による犯行

オウム真理教による犯行

1995年5月16日19時頃、東京都庁舎の知事秘書室で、当時44歳の東京都庁職員の男性が、青島幸男知事宛の小包の梱包を開封し、中に入っていた単行本を開いたところ、突然本が爆発。都職員の男性は左手の指全てと、右手の親指が吹き飛ぶ重傷を負いました。警察の捜査の撹乱、麻原彰晃の逮捕を防ぐためにオウム真理教が実行したもので、青島知事を狙ったのは、オウム真理教の宗教法人の所轄庁が東京都で(1989年8月25日認可)、宗教法人法による解散請求問題が浮上していたことが犯行動機とされています。

14位:加藤紘一自民党元幹事長事務所放火事件

加藤紘一

加藤紘一

生年月日:1939年6月17日
出生地:愛知県名古屋市
没年月日:2016年9月9日(77歳没)
出身校:東京大学法学部第3類
    東京大学法学部第2類
    国立台湾大学大学院
    ハーバード大学大学院
前職:国家公務員(外務省)衆議院議員
所属政党:
(自由民主党(加藤派→無派閥)→)
(無所属→)
自由民主党

経歴

経歴

・第54代 内閣官房長官
 内閣:宮澤内閣
 在任期間:1991年11月5日 - 1992年12月12日
・第43代 防衛庁長官
 内閣:第2次中曽根第1次改造内閣
    第2次中曽根第2次改造内閣
 在任期間:1984年11月1日 - 1986年7月22日
・内閣官房副長官(政務担当)
 内閣:第1次大平内閣
    第2次大平内閣
 在任期間:1978年12月8日 - 1980年7月17日
・衆議院議員
 選挙区:(旧山形2区→)(山形4区→)山形3区
 当選回数:13回
 在任期間:1972年12月10日 - 2002年4月9日
      2003年11月10日 - 2012年11月16日

概要

概要

加藤紘一氏は、自由民主党内で「宏池会のプリンス」と呼ばれ、山崎拓・小泉純一郎と結成したYKKの代表格。衆議院議員、防衛庁長官、内閣官房長官、自由民主党政務調査会長、自由民主党幹事長、宏池会会長を歴任しました。 2000年11月に第2次森内閣打倒を目指して、与党・自由民主党の加藤紘一・山崎拓らが起こした、一連の倒閣運動「加藤の乱」で知られています。

右翼団体幹部が火をつけ割腹自殺を図る

右翼団体幹部が火をつけ割腹自殺を図る

2006年8月15日午後5時50分頃、山形県鶴岡市の元自民党幹事長加藤紘一の実家から出火し、加藤の実家と隣接する事務所が全焼する事件が発生。出火直後、現場に倒れていた男が病院に搬送された。男は腹に切り傷を負い、煙で気管支を熱傷をしており、使っていたレンタカーから右翼団体「大日本同胞社」幹部であることが判明。山形県警察の捜査で、Aは加藤の実家1階の無施錠の玄関から侵入し、寝室にガソリンを撒いて火をつけた後で、包丁で割腹自殺を図り、現住建造物等放火罪と住居侵入罪の容疑で逮捕されました。犯行の動機について「加藤が小泉純一郎首相の靖国神社参拝に批判的な発言をしていたことに抗議を示したかった」とされ、犯行日は、小泉が靖国神社を参拝した日でした。

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