冤罪事件50選・日本と海外別!衝撃ランキング【2024最新版】
刑事裁判は100%ではなく、少なからず冤罪事件も起こっています。そこで今回は、これまで起こった冤罪事件を衝撃順にランキング形式で紹介します。
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35位:森下祐丞 痴漢冤罪事件
34位:結城殺人事件
自白は暴力をふるうなどして得られたもの
結城殺人事件とは、1977年に茨城県結城市でスナック客同士の間でおきた殺人事件です。後に起訴された被告三人のうち二名に無罪判決が出されました。1981年11月18日にAに懲役一年六カ月執行猶予三年、Bに懲役十年、Cに懲役五年の有罪判決を下した。Aは判決に服したものの、B・Cは控訴。東京高裁第五刑事部は1983年6月22日にB・Cに対して被害者に対する殺人罪、傷害罪について逆転無罪判決とし、Bの別件の傷害罪についてのみ懲役一年二月した。判決で自白は暴力をふるうなどして得られたものだとして任意性を否定、秘密の暴露もなく重要な事実について変異があるとして信用性も否定した。Aの証言についても疑問を投げかけた。両被告のアリバイの成立も認めた。さらに自動車の往来のある道路上に置いて頭頂部を激突させるという殺害方法についても不自然と判断した。この判決に対して検察は上告を断念、無罪判決が確定しました。
33位:豊橋事件
「被告人の無罪を証明する、明白な証拠」を持っていたが、公判では隠匿し、死刑を求刑
1970年5月15日、豊橋市で起こった火災現場で、親子3名の他殺体が発見された。母親は何者かに強姦された上で殺害され、子供2人は放火されたために焼死していたという、残酷極まりない犯行でした。1973年12月に行われた公判では、捜査時の刑事を弁護側の証人として招聘することに成功した。元刑事は、「被告人が真犯人であるとの疑念は消えない」と証言したが、「捜査が物証に基づかないものであった」と批判した。検察側は、「被告人の無罪を証明する、明白な証拠」を持っていたが、公判では隠匿し、死刑を求刑していた。しかし、被告側が「捜査本部が冤罪を作り上げた過程」を証明したため、1974年6月12日に無罪判決が宣告され、そのまま確定した。真犯人が逮捕されないまま1985年に公訴時効を迎え、未解決事件となっています。
32位:仁保事件
31位:陸山会事件
30位:みどり荘事件
29位:鹿児島市17歳女性強姦事件
28位:高知白バイ衝突死事故
バスが急ブレーキをかけたブレーキ痕などは偽造・捏造された可能性が指摘されている
高知白バイ衝突死事故は、2006年3月3日に高知県吾川郡春野町で発生した白バイ警察官の死亡事故。冤罪疑惑があることで知られています。スクールバス運転手は、安全確認不十分のまま道路へ進入して事故を起こしたとして逮捕・起訴されたが、運転手は、起訴事実はなくバスは停止しており複数証人もいる冤罪として無罪を主張。2008年8月20日、最高裁は被告人の上告を棄却し、一審通り禁錮1年4か月の刑が確定。事故が起こった時には、バスは完全に停車していたとの目撃情報・証言がいくつもあります。さらに、警察が提出したバスが急ブレーキをかけたブレーキ痕などは偽造・捏造された可能性が指摘されています。事故当時、現場周辺では違法な白バイの高速走行訓練が行われていたために、バスの運転手に過失はなく、白バイ隊員の自損事故である。つまり、バス運転手は冤罪である可能性が高いと言われています。
27位:引野口事件
26位:名張毒ぶどう酒殺人事件
冤罪を主張するも89歳で死亡
名張毒ぶどう酒事件とは、1961年3月28日の夜に三重県名張市葛尾地区の公民館で発生した大量殺人事件。 名張市の実質飛地と隣接する奈良県山辺郡山添村にまたがる集落の懇親会酒席で振る舞われたワインに毒物が混入され、そのワインを飲んだ女性17人が中毒症状を起こして5人が死亡しました。警察は三角関係を一気に清算するために、ぶどう酒に農薬を混入させたのではないかと疑い、奥西勝さんを逮捕しました。奥西さんは警察が自白を強要したと主張して一審では無罪となります。しかし、検察側が控訴し、二審では死刑。最高裁でも死刑判決が下り、死刑が確定します。それでも、奥西さんは無罪を主張して、何度も再審請求を行います。再審が実現することはなく、奥西さんは2015年に89歳で亡くなりました。
25位:和歌山毒物カレー事件
直接証拠が無いことから再審請求される
和歌山毒物カレー事件は、1998年7月25日夕方に和歌山県和歌山市園部で発生した毒物混入・無差別大量殺傷事件。地区で行われた夏祭りにおいて提供されたカレーライスに毒物が混入され、カレーを食べた67人が急性ヒ素中毒になり、うち4人が死亡した事件です。林眞須美が逮捕され、死刑判決が下されますが、和歌山県警は眞須美による犯行を裏付ける直接証拠がない中、多数の間接証拠(目撃証言など)の積み重ねにより、事件当日の状況を分刻みで再現し、嫌疑を否認していた被疑者(眞須美)が犯人であることを立証するという捜査手法を取りました。1回目の再審請求は棄却されましたが、2回目の再審請求後に眞須美の長女(当時37歳)とその長女(当時16歳)、および次女(当時4歳)が自殺しています。
24位:帝銀事件
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森下祐丞さんは、日本の競艇選手で、痴漢事件の冤罪被害者としても知られています。2011年(平成23年)5月6日午前0時過ぎ、森下は神戸市須磨区において、兵庫県迷惑防止条例違反容疑で現行犯逮捕された。森下を逮捕したのは、連続発生中のわいせつ事件を捜査中だった兵庫県警察須磨署の女性警察官でした。女性警察官は「おとり捜査」を試みていたとされ、山陽電鉄月見山駅付近の路上で遭遇した森下を痴漢犯人として逮捕したものでした。審理した神戸地方裁判所は同年11月15日、「不意にぶつかっただけの可能性が十分にあり、犯罪の証明があったとは到底いえない」として、森下に無罪の判決を下しています。