スポンサードリンク

筒井康隆作品の魅力とは

多くの文学賞を受賞し、日本三大SF作家として高い評価を得ている筒井康隆さん。作品だけでなく発言も含め世間から注目を集めている方でもあります。

そんな筒井康隆さんの作品は多岐に渡るジャンルが特徴で、身近なテーマを痛烈に皮肉ったSF作品や誰もが欲しくなる便利アイテムの登場するSF、さらに近年はライトノベルまで出版されており、その表現の広さ、アイデアの多さはたくさんの人を虜にしています。

これらを踏まえ、筒井康隆さんの作品は類まれなる想像力とスパイス的に利かせたブラックユーモアが大きな魅力、と言えるかもしれません。

筒井康隆作品の選び方のポイント2点

筒井康隆作品の魅力についてもお話したように、筒井康隆さんは多くのジャンルの本を執筆されている方で、発表されている作品の数も多くあります。そこでここでは筒井康隆さんの作品を初めて読もうと考えている方のために筒井康隆作品を選ぶ際のポイントを解説していきたいと思います。

ポイント1.ジャンルで選ぶ

筒井康隆さんの作品を読んだことがない、と思っている方でも「時をかける少女」は読んだことがある、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。「時をかける少女」や「パプリカ」は筒井康隆さんの代表的な作品で、ファンも多い名作です。

基本的にSFテイストな作品の多い筒井康隆さんの作品ですが、そのSFの中でも種類があり、それこそ「時をかける少女」のようなわかりやすいものから、ブラックユーモア色の強いSF、難解だからこそ引き込まれるSFなど、非常に幅広く展開されています。最初はキャッチーなものからスタートすると段階的に進むことで筒井康隆さんの作品の良さをより感じられるかもしれません。

また、SF小説以外ではメタフィクション作品も人気で、政治的発言の批判や宗教団体に対する批判など、皮肉の濃い風刺的な作品も筒井康隆さんの作品の魅力です。風刺的な作風が好きな方はそのようなものから読んでみるのも良いかもしれません。

そのほかにもいわゆる純文学も多く執筆されており、SF小説を読んだことがないという方は純文学から初めてみるのもおすすめです。文学賞を受賞している作品も多いので、まず手を出してみるのであればそういった作品から選ぶと良いでしょう。

ポイント2.長さで選ぶ

長編小説のイメージが強い筒井康隆さんですが、短編も多く手がけています。忙しい方やまず試しに読んでみたいという方は短編集から読み始めるのもおすすめです。ユーモアの利いた作品も多いので手軽に読み進めることができます。

逆にしっかりと世界観に浸りたい、という方は長編から読んでみるのがおすすめです。SF作品を普段から読まれる方は、筒井康隆ワールドを存分に楽しむことができるSFから読んでみるのもおすすめですが、普段SF小説は読まないという方だと、実験的な作品や難解な長編だと読み進めるのが大変に感じることもあるので、純文学から始めるのをおすすめします。

筒井康隆作品人気おすすめランキングTOP20~16

20位:ビアンカ・オーバースタディ (角川文庫) 文庫 – 2016/5/25

691円

「ビアンカ・オーバースタディ」は筒井康隆さんが70代を過ぎて、ライトノベルを書いてみようと思い書いたというチャンレンジの作品。SFの巨匠がライトノベル?と思われるかもしれませんが、そこはさすがの筒井康隆さん。中身は「らしい」SFテイストを盛り込みながら少しばかり「悪意」を漂わせているのがたまらないポイントです。
「シナリオ・時をかける少女」と最近のラノベ(涼宮ハルヒの憂鬱とか)を足してそのまま出しちゃった感じです。
ええ、いつもの筒井先生ですが、この御歳でこれを飄々と書いてしまうことに感動を覚えます。

19位:くたばれPTA (新潮文庫) 文庫 – 2015/12/22

562円

タイトルからすでに異彩を放っているのが「くたばれPTA」です。内容としては風刺SFからブラックユーモア溢れる作品まで幅広く揃えたショートショート24編を収録したものになっています。おすすめはなんといっても表題作。マスコミや主婦連から俗悪の烙印を押されたSF漫画家の怒りを描いた内容で、現代に通じるものを感じます。
 現代批判だよね。それを、こんなふうにかけるのはやっぱり才能であって、広く愛される理由も納得です。全然古めかしくないので、読むべし。

18位:最後の喫煙者 自選ドタバタ傑作集1 (新潮文庫) 文庫 – 2002/10/30

562円

禁煙運動の盛んになった社会の中、家に引きこもりきりで執筆活動続ける「おれ」を主人公に喫煙者弾圧と闘う作家を描いた「最後の喫煙者」を筆頭にエロ、グロ、ナンセンスが盛り込まれた、自選の爆笑傑作集です。筒井康隆さんのファンの中でも評価の別れる1冊で、特に「問題外科」は読むのにやや注意が必要。
今日、肩身の狭い思いをしている喫煙者だが、
当時からこの状況を予見していたところに筆者の凄さがある。
これに加え、オチも秀逸で筆者らしい締めくくりである。
『最後の喫煙者』以外の短編も全て面白く、ハズレがない一冊だと思う。

17位:笑うな (新潮文庫) 文庫 – 1980/10/28

594円

タイムマシンを発明して直前に起こった出来事を眺める、表題作「笑うな」を含んだ、部落ユーモアが光るショートショート集です。不思議で面白く、ニヤリとしてしまうものから苦笑いのもの、声を上げて笑ってしまうものまで様々な「面白い」が詰め込まれています。ショートショートなので読みやすく、忙しい方や普段あまり小説を読まない方にもおすすめです。
筒井作品の中で一番好きかもしれません。
初めて読んだのは14歳。
今でも時々読み返しています。一番好きなのは、ダチョウ。

16位:懲戒の部屋 自選ホラー傑作集1 (新潮文庫) 文庫 – 2002/10/30

562円

「懲戒の部屋 自選ホラー傑作集1」はそのタイトル通り、膨大な作品群の中から身も凍る怖さをもつ作品を著者自らが選び抜いた傑作ホラー小説集の第一弾です。いっさい逃げ場のない状況で襲いかかる黒い狂気は非常に悪夢的。後味が悪いものも多いですが、それが余計にエッセンスとして働いて、名作を名作たらしめています。
理不尽な悪夢で うなされる、というような雰囲気のホラー短編集です。

お相撲さんが 追い詰め続けてくる恐ろしさの「走る取的」が、特に 好きです。

グロテスクな短編も多く、後味が悪い物語もあるのですが、結末が気になって 一気に読みました。

筒井康隆作品人気おすすめランキングTOP15~11

15位:創作の極意と掟 (講談社文庫) 文庫 – 2017/7/14

724円

「創作の極意と掟」は小説を構成する様々な観点と、自身の経験に基づいた持論などを記したエッセイ集です。文章論に重きを置いたエッセイなので巨匠がどのように小説を執筆しているのか知ることが出来る貴重な1冊になっています。筒井康隆さんのファンだけでなく、小説を書かれる方にもおすすめです。
筒井氏の本は時をかける少女と1~2冊程度しか読んだことがなかったのですが、本当に実験的で、常にチャレンジングな表現を探していたのだなぁと驚かされました。
他の小説の書き方の本とはやはり違い、教科書的な構成でなく、自他の小説の優れた点、良くない点を挙げており、副読本として最適だと思います。
特に作品の「凄み」の話、「だれ場」の入れ方と良いだれ場、反復がためになりました。
上質な小説の例を用いて書かれていて、モチベーションが上がりました。

14位:文学部唯野教授 (岩波現代文庫―文芸) 文庫 – 2000/1/14

1,188円

究極のパロディ、あるいは抱腹絶倒のメタフィクションか。「文学部唯野教授」は「大学」と「文学」という2つの制度、権力と渡り合った、爆笑と驚愕の1冊です。高尚な内容を極限まで噛み砕き、狂気的なまでの天才っぷりを発揮している作品として非常に高い評価を得ています。このような小説を書けるのは筒井康隆さんしかいないでしょう。
 浅学非才な私如きのレビューだから、最低の印象批評にすらなっていないと思う。素人の読書感想文と思ってもらえば良い。カリカチュアされた大学教授達の俗物性と、至極分かり易く書かれているが文学批評理論の高尚さのギャップが凄まじく、20世紀に書かれたとは思えぬほど今読んでも破壊力がある。やはり筒井康隆は天才と言うよりないだろう。恐らく筒井康隆自身が受けた批評が如何に論理性の欠如したものであるか辛辣に批判しているものと思われ、ほとんど実名に近い形でやり込めている箇所も見られるが、当人が読んでもグウの音も出ないのではあるまいか。こんな狂人に近い天才作家はアンタッチャブルであり、実際筒井康隆はそういう扱いを受けて来ているように思う。
 いやホントに自分でこんな感想文を書いててレベルの低さが恥ずかしくなって来る。この本を書いた筒井康隆は凄い。ただただ絶賛しておこう。

13位:陰悩録 リビドー短篇集 (角川文庫) 文庫 – 2006/7/22

691円

「陰悩録 リビドー短篇集」は人類の過剰な「性」にまつわる悲喜を描いた作品で、爆笑と物悲しさが漂う短編集になっています。テーマとしては非常にバカバカしいようなものですが、筒井康隆さんならではの細かいテクニックが光り、相対的に「名作」に仕上がっているはさすがとしか言いようがありません。
パッケージに特に問題はなく、思っていた以上によい状態で届きました。
70年代から80年代にかけての筒井康隆作品・とりわけ短編はその発想・奇想が素晴らしく、日常生活から大宇宙までドタバタと騒がしく駆け抜けておりました。時にナンセンス、時にエロ、そして時に本格SF・・・。作品ごとに文体を変えるなどのトリッキーな作風は今なおパワフル。絶版にしてはイケナイ書籍がゴマンとあります。むしろ、筒井康隆を知らない若い世代にこのようなテーマ別短編集は読書会でもして強引に読ませるべきかも。てか読め(笑)。
スポンサードリンク
スポンサードリンク

関連するまとめ

ちゃお歴代連載漫画の人気おすすめランキングTOP20【2022最新版】

小学館が発行している、人気月間少女漫画雑誌「ちゃお。」現在大人の女性となった方の中にも、青春時代に愛読してい…

もどる / 947 view

”中島らも”の本おすすめランキング20選と口コミ【2022最新版】

今回は中島らものおすすめ本ランキングTOP20を口コミと共に紹介します。中島らもは2004年に急逝した作家で…

maru.wanwan / 202 view

村上龍の作品おすすめランキング20選と口コミ&選び方【2022最新版】

村上龍さんは麻薬とセックスに溺れる若者を描いた作品「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、及び芥川龍之…

もどる / 145 view

エッセイの人気おすすめランキング30選と口コミ&選び方【2022最新版】

エッセイは書き手の生き方などを深く知ることができるもので、読者に新たな発見や生き方のヒントなどを与えてくれる…

もどる / 144 view

教養を身につける本おすすめ30選~読むべき人気書籍ランキングと口コミ【2022最新版…

教養を養うのに役立つのが書店に並んでいる多くの本です。今回は教養を身に付けるのに役立つ本のおすすめ人気ランキ…

もどる / 878 view

名付け本の人気おすすめランキング15選と口コミ&選び方【2022最新版】

名前は親から子どもへの最初のプレゼントで、その子にとっては一生付き合っていくものになります。人によっては名付…

もどる / 269 view

小学生向けの本のおすすめ人気ランキング36選と口コミ&選び方【2022最新版】

今回は小学生向けの本のおすすめランキングを口コミと共にご紹介し、小学生向けの本の選び方のポイントを解説してい…

もどる / 336 view

同じカテゴリーの記事

同じカテゴリーだから興味のある記事が見つかる!

名作!小説おすすめランキングBEST100【2022最新版】

世界には「名作」と呼ばれ、多くの人々に愛される小説が数多くあります。今回はおすすめの名作小説100作品をラン…

三島マコト / 889 view

誉田哲也のおすすめ作品おすすめランキング20と口コミ&選び方【2022最新版】

「姫川玲子シリーズ」で有名な誉田哲也さん。多くの作品がメディア展開され、そのいずれもが高い人気を誇っています…

もどる / 103 view

百田尚樹の作品おすすめランキング20選~人気の本や小説の口コミ&選び方【2022最新…

苦悩の中でも必死に生きる人間の姿を鮮やかに描く作家として人気の百田尚樹さんは現代の人気作家の一人です。今回は…

もどる / 150 view

貴志祐介のおすすめ作品ランキング20選と口コミ&選び方【2022最新版】

貴志祐介さんはホラーやミステリーなどのジャンルを多く執筆している小説家です。今回は貴志祐介さんの作品の人気お…

もどる / 83 view

男性アイドルの写真集人気ランキングTOP43【2022最新版】

世の女性たちを癒す男性アイドル・俳優の写真集はやはりとても人気があります。ここでは男性アイドルの写真集の人気…

kii428 / 1743 view

漢検問題集のおすすめ人気ランキング20選と口コミ&選び方【級別・2022最新版】

学生から社会人まで多くの方から人気を集めている資格試験に漢字能力検定があります。今回は漢検問題集の人気おすす…

もどる / 241 view

英単語帳の人気おすすめランキング30選と口コミ&選び方【高校受験・大学受験・社会人別…

英単語を効率よく学習するために欠かすことのできないアイテムが英単語帳です。今回は高校受験、大学受験、社会人と…

もどる / 530 view

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング