風俗嬢の文香の先輩風俗嬢にあたる人物。

チョコレートのお菓子の空き箱に一万円札貯金をしており、ぴったり貯めると100万円になるとせっせと貯めている（が、貯まったかどうかは定かではない）。

そのくせ、カップうどんにお湯を注いで20分放置してのびのびになったものを美味しいといいながら食べるなど、食生活はかなり歪んで貧相な様子。

風俗で稼いだお金は彼氏に貢ぎ、しかしその彼氏らしき人物は雀荘の店長で金持ちの客に投資詐欺している詐欺師という、どこまでが本当かわからない男。

『ギャル汚くん』編に登場した、八王子の暴走族「駄威我蛙（タイガア）」のヘッド。
ヤクザの企業舎弟で、丑嶋と同世代。

いちおうヘッドではあるが、太っているので仲間たちからは陰で“豚塚”というあだ名をつけられている。

丑島と道で出会ったときにはビビりながらも虚勢を張るが、全く相手にされずに終わる。が、取り巻きたちに「丑嶋の野郎ビビッて声もでねぇよ！」なんて言っちゃうあたりがかなり不幸な感じを醸し出している。

『ギャル汚くん』編に登場した少女。
広島から家出をしてきて、渋谷近辺でネットカフェやホテルで暮らしている。

家出してひどい生活をしているように見えるが、それでも実家よりもマシらしい。
ムチムチと太っていて、座ると足が勝手に開いてしまうほど太ももが太い。

イベントサークルの代表・ジュンの知り合いのネッシーと美人局のようなことをして稼いでいる16歳が夢に描くのは、18歳になったら風俗で働く…というなんとも不幸な現実。

『フーゾクくん』編に登場した、実家暮らし・コンビニバイトの31歳。

部屋に引きこもってゲーム三昧、コンビニのバイト代も大した額ではないのに、風俗にはまっているというダメ人間。

コンビニでバイト中に客から「弁当の温め方が足りない」とキレられると逆切れで返したり、それでも怒りが収まらないと自分の手を口に突っ込んでガブガブと噛んでみたり、ちょっと奇行が過ぎる。

実家の母親にはかなり上から目線だし、お気に入りの風俗嬢の瑞樹に対しても上から目線で説教臭いことをメールしたりする。
しかし瑞樹からは「佐野みたいな中途ハンパな客は、自分がイケてると思い込んでるから、タチ悪い。」とバッサリ。不幸。

「学小一家」の構成員で、ウシジマに借金があるヤクザのスキンヘッド男。
ヤクザらしい粗暴さ全開の人物で、「死ねばいいのに」などと陰口を叩かれている。

デリヘルで出会った上原みゆきを気に入り、自分の女にしようとしていたが、出勤日数が減ったみゆきに直接会うため、単身で神堂達が潜伏していたアパートを訪れる。

その際、中ではただならぬ事態が起こっていると感じとり、面白半分に首を突っ込もうとアパートに押し入った所、上原和子と上原みゆきに襲撃され殺害された。

ただのとばっちりで殺害されただけの不幸な男。

『サラリーマンくん』編に登場。

医療機器メーカーの営業職で、33歳、妻と2人の子供がいる。

温厚で人に分け隔てなく接する誠実な性格をしており、顧客からの評判も良かったが、東京に転勤して陰湿な上司・志村の下についてからは様々な嫌がらせを受けるなどパワーハラスメントを繰り返され、後輩からも馬鹿にされるようになってしまう。

激務の中で次第に家族関係にも亀裂が生じはじめ、仕事の不調と相まって先の見えぬ日々に強いストレスを溜め込んでいた。
大声で奇声をあげてストレスを発散する癖がある。

知らぬ間に元同僚・板橋の詐欺に巻き込まれてしまい、心身ともに限界に達し、自律神経失調症で休職を余儀なくされる。

一時はこのまま辞職、離婚して、すべてを清算する事も考えるが、この間に家族との絆を取り戻し、営業先でも非常に好かれ、信頼されていた事が判明。職場復帰を果たす。

真面目にやっていたのに休職に追い込まれてしまうなど、職場に恵まれなさ過ぎて不幸。しかし最後は報われて良かった。

『洗脳くん』編に登場した、小さな飲食店を営む女性。

丑島のカウカウファイナンスから借金をしているくせに、取り立てに来る丑島に対してやたらと暴言を吐く。

それでもブツブツ言いながら、少しずつ借金を返済。

表では飲食店、裏ではヘルスを経営しているが、どちらも資金繰りはうまくいっていない様子。

丑島に対してはタンカを切ってケンカ口調だが、占い師の勅使河原という女の占いにはすっかり虜になってしまっている。

『フーゾクくん』編に登場した女子大生。

無知と押しの弱さで大量の高級商品を買わされ、消費者金融と闇金の違いを知らず『カウカウファイナンス』で借金をし、ホテヘル『エロリン派遣ガール』で働きながら返済をしている。

源氏名はモコ。当初は仕事に慣れなかったが、サービスの良さと元気な性格で人気を持つようになる。

かねてから陽子に執拗に言い寄っていた大学の先輩・浅倉に風俗で働いていることを知られ、大学で言いふらすなどと脅迫を受ける（しかし陽子は逆に脅迫で訴えると録音データを見せて事なきを得た）。

借金返済と同時に店は辞め、ツチノコのタトゥーを彫り、恋人と共に生活を送っている。

『中年会社員くん』編に登場した男性。

一流企業に勤める中年社員で、妻子持ちのマイホーム住まい。

表向きは誠実な人柄で通っているが、その裏で浮気や人事考課表の改竄などの不正を行っていた。

過去に闇金融からの借金を踏み倒したことがあり、それが原因で獏木に拉致・暴行を受けた上、400万円という大金を要求されてしまう。

丑嶋の仲介により借金絡みのトラブルは解決するが、その直後に浮気相手から切り捨てられ、さらに改竄行為が社内に露呈してしまう。

最終的に自らが追い出し部屋勤務に回されるようになり、妻からも離婚を突きつけられてしまった。
自分が悪いのであまり同情は出来ないが、不幸には違いない。

『サラリーマンくん』編に登場。

小堀の同級生だった人物で、生命保険会社の課長を務めている。

しかし職場に女性が多いために女性同士のいざこざに巻き込まれ、精神的にすり減ってきている様子。

「女なんて見たくもない」
「毎日それぞれの派閥からランチ誘われて、くっだらねー話に付き合ってンだぜ!?」
「そのランチ代、全部俺持ちだよ！？」
「1回3千円の負担だよ！？」

…このセリフだけでも、不幸感はひしひしと伝わってくる。

無関係の女性が道端で立てる笑い声にもビクッとし、
「あいつらマジ死んでほしい…」
という町田には、少なからず同情してしまう。

『テレクラくん』編に登場。

吉永美代子のパチンコ仲間で、歯がない上にだらしなく太っていて、およそまともな人間とは思えないような容姿をしている（そもそもあだ名もひどいが）。

自称32歳だが、肥満体で不潔っぽい為、外見年齢は40代。
元風俗嬢で、現在は美代子同様に売春をして生計を立てている。

昔はかなり羽振りが良かったらしく、ホストクラブで一晩200万使ったこともあったと語る。

『フーゾクくん』編に登場した、風俗通いをしている男性。

厚木市在住。『エロリン派遣ガール』の風俗嬢・瑞樹のエース（常連客）。

太めの体格で、通称『雨男』と呼ばれている。
服装のセンスは無く、瑞樹を1日指名した際には飛び跳ねて子供のように喜ぶなど、精神的にも幼稚。
瑞樹に好意を寄せるあまり、1日指名を何度も行ったりして1700万円以上あった父の貯金を数十万円までに浪費してしまい、パンク寸前として瑞樹に切られ絶望する。
その後は、自分と父のことを気にかけてくれたヘルパーの娘に思いを寄せるようになる。

瑞樹曰く「自分がイケてないことをわきまえている客」で、安心して接することが出来るタイプだが、一歩間違えるとストーカー沼田のようになる要注意人物だとか。

『ヤンキーくん』編に登場したおばあさん。

派手な花柄の服にアクセサリーも付けてはいるが、部屋の中は雑然とした印象。

家族もなく、老後の楽しみと言えばパチンコだけ。

水道代は払わずに水道を止められても、パチンコを止めたら退屈で死ぬとまで言う。

借金も返済できず、このまま老いて朽ちていくだけなのだろう。

『楽園くん』編に登場した、読者モデルの女の子。
本名は不明。

その美しい容姿とファッションセンスで読者モデルとして活躍。
中田（センターT）が憧れていた女性。読者モデルの他に、カフェの店員としても働いている。

幼い頃から家庭内で母に褒められた記憶がないせいか自尊心が低く、いい男に誘われるとなし崩し的に性交渉まで持ってしまう癖がある。
中田とは仲良くなるが、その一方で田川とも関係を持ってしまい、それを知った中田により小野に売られ、薬物中毒に陥ってしまった。

その姿は恐ろしく、かわいらしさの一かけらも残っていないほど。
不幸というか、哀れな末路。