『フリーターくん』編で登場した男性。

35歳、最終学歴は高卒と推測される。
普通運転免許は持っているが、車はない。

日雇い派遣で金を稼いではパチスロで使い、日雇いの稼ぎだけでは足りずに一般の消費者金融で借金を重ね、そんな退廃的な自身の生活を定期的に「鬱ブログ」というブログで記している。

TPOなどの一般常識や、仕事能力、仕事を探す根気などが著しく欠けており、激昂すると声を荒らげ、空しくなると泣き喚くなど、35歳という年齢を考えると絶望的なほど稚拙で自己中心的。

生活費の件で実家を追い出されゲストハウスに入居したものの、そこの家賃が払えなくなりホームレスに。
不良少年に強盗され殺されそうな目にあい、その上母親が病に倒れ自己破産するなど、不幸の連続に見舞われる。

最後は人間的に成長し、真面目に仕事をしている様子が描かれた。

「スーパータクシーくん」編で登場した少女。

諸星信也と佐々木美沙の一人娘だが、両親は離婚し、現在は美沙とその愛人の根杜実と暮らしている。しかし母親との折り合いは悪い。

いつも児童会館の隅でへたり込むように座っており、普段はみすぼらしい格好をしているが、根杜に強制的に売春のようなことをさせられるときはおしゃれに着飾っている。

家を出てタクシーを拾っては710円で行ける距離の適当な場所で降りることを繰り返していたため、タクシー乗務員の間では「710円童子（しちてんどうじ）」と呼ばれていた。

大人に対しては不信感しか持っていない様子。

「若い女くん」編に登場。

長野県出身の26歳。初めはごくごく普通のOLだったが、OL同士の見栄の張り合いの末に丑島の「カウカウファイナンス」に借金を申し込んだ。

丑嶋から借金をした後も高級ブランド品を購入するなどの散財は治まらず、遂には「ちはる」という源氏名で風俗で働くことになるが、社内にそのことがバレてしまい、退社する。

そんな度重なるストレスに耐えかねて、風俗店同僚の由美子からもらったリタリンを服用して薬物中毒に。
更には夜の仕事のせいで淋病など多数の性感染症のキャリアとなり、HIV検査を勧められるが、恋人・タカシに状況を打ち明けられないまま性交渉を繰り返し、無関係の彼まで感染させてしまう。

その後、薬の影響もあって自我も崩壊し廃人となった上、不良たちにリンチに遭ったり、怪しげな集会に参加したりと転落の一途を辿っていた。

上原みゆきの夫で、婿養子。

公務員という職業とは想像もつかないほど見た目通りの体育会系で、物事を深く考える能力に欠け、上の立場の存在に弱い。

大麻を「ガンジャ」と呼んで吸っていたりと素行にも問題があり、みゆきは“公務員”という肩書だけでカズヤと結婚したものと推測される。

些細なトラブルを解決してもらったことから神堂を慕うようになり、彼もまた神堂に洗脳されていった。

神堂の支配下において、上原家のリーダーとして傍若無人に振る舞うが、拷問中に義父の重則を殺害してしまい、そのせいで和子とまゆみによって食事に毒を盛られて衰弱し、部屋の片隅につくられたダンボールハウスに押し込まれていた。

周囲からは精神が病んでしまったと思われていたが、実は自らの血でハウスの中に毎日の拷問を記録しており、それが神堂逮捕の決め手となった。

その後の詳細は不明だが、重則殺害の罪で恐らく刑務所行きにはなったと思われる。

上原まゆみと上原みゆきの父親。
資産家である上原家の長男であり、広大な土地を所有している。
さらには会社経営者でもあり、妻の和子とは周りの反対を押し切っての大れ恋愛結婚だった。

しかし、娘が神道に洗脳され、上原家の財産を神道に狙われ、家族の中では唯一神堂の正体に薄々ながらも気づいていたせいで、洗脳された家族によって拷問を受けることに。

その拷問は徐々にエスカレートしていき、ついには死亡。
遺体は家族によって解体され、捨てられた。

資産家で会社社長だった男の末路としては、あまりにも不幸。

闇金ウシジマくんに登場する不幸すぎるキャラクター、第1位は『上原まゆみ』。

ライフスタイル誌「ノマド」の編集記者。28歳の独身、一応彼氏はいるがその彼氏は20代後半にもなってフリーターで、わずか数百円すらまゆみに集ってくるという不幸っぷり。

日々の不安を占い師の女・勅使河原に相談しており、もはや依存と呼べる域に達してしまう。
そんなある日出会った神道に惹かれ、彼氏と別れて神道と交際・婚約をした。

しかし、神道にDVを受け、洗脳され、死体遺棄を手伝わされ、不幸のスパイラルに陥る。

丑島と出会うことで何とか洗脳から逃れることが出来たが、6年間刑務所に入る実刑判決を受けているし、母と妹も刑務所だし、父親は殺されたし、神道との子供を獄中出産しているし、色々と不幸なことがありすぎてもはや同情すら出来ないレベル。

飯匙倩組の構成員の若者。
普段は工場のような建物を根城にしている。
漫画での初登場エピソードは「中年会社員くん」編。

かつては地元で敵無しと恐れられていた人物だが、組では一番の下っ端で先輩組員からきつく当たられている。飯匙倩からは貴重な生きのいい若い衆として可愛がられている。

「中年会社員くん」編では加茂を脅迫し、丑島のカウカウファイナンスに金を借りさせようとする。
その際に丑嶋と交戦するがタクティカルペンで撃退され、最終話で肉蝮に片目を潰されてしまい、以後、眼帯を装着している。

丑嶋に射殺されたと思われたが密かに生存しており、滑皮に熊倉殺害犯は丑嶋であることを知らせた。殺される前に丑嶋を殺させてくれと懇願するも結局滑皮に殺害される。

いわゆるヤクザの下っ端なので、上からの命令なら非道なことをやってのけるクズです。

消費者金融（いわゆる闇金）『さきざきローン』の社長。

回収に手間取る社員には、罰としてハンバーガー20個とチョコバーを10本食べさせたり、負債者である芳則に臓器を売る事を強要するなど、かなり鬼畜で残虐な性格のクズ人間。

芳則に『カウカウファイナンス』の顧客名簿を盗む事を命じた張本人でもある。
迫力を誇示する際、自らのジャケットの裏地を見せるという奇妙な挙動をとることがある。

ボクシングでインターハイに出場したこともある実力を持ち、現在は表向きには自ら立ち上げた地下格闘技団体「獅子谷道場」とその所属選手を社員にした警備会社を営む。

しかし、裏では兄亡き後の『シシック』を率いて、詐欺や覚醒剤の売人、時には強盗をするなど裏社会で暗躍し、膨大な富を得ている。

敵対者や裏切り者に対しては、耳を削ぐなどの残虐ぶりを見せる。

兄を裏切って殺害したシシック幹部連中に殺人を含めた報復を行ったり、本妻の他にも多数の愛人を囲っていたり（しかも子供もいる。しかも子供の名前は全員鉄也or徹子）、結構なクズ人間。

飯匙倩と書いてハブと読む、珍しい名前の持ち主。

覚醒剤の売人ビジネスを行っていたり、若者に対するショップ経営への融資を請け負い、その売り上げを抜くような闇ビジネスも行っている。

覚醒剤に混ぜ物を入れて販売した人物を監禁し、金槌で指の爪を叩き割るなど、性格は極めて残忍で冷酷非道。

丑島の殺害を企てるなど、クズの極み。

『スーパータクシーくん』編で登場した人物。
この作品中では珍しく、丑島との直接の絡みはない。

シングルマザーの佐々木美沙と同棲しているチンピラ。
美沙をそそのかし、娘の沙耶に「モデルデビュー」などと称して売春を強要。しかも性的虐待も行っていた節がある。

過去のとある事情から、美沙の元旦那である諸星信也に強い恨みを抱いており、報酬金と引き換えに浦安にある“ネズミーランド”で娘を渡すよう命令するなど、現実社会でいたら結構なクズ人間。