自称モデルだが、その世界では最底辺である紗理奈はパーティーや飲み会に参加してお金を貰っている生活。いわゆる『ギャラ飲み』をしている。

『プロの素人』となった紗理奈はそのうち、ギャラ飲み初心者の女の子たちと20万で“愛人契約”してくれるお金持ちはいないか、などと言い、その内マージンとして5万円抜く、ということをやろうと画策したり、意外と小狡い。

そんなことをやり続けた紗理奈は、10年後にもやっていることは同じだが整形の影響か若いころの美貌は跡形もなく消え去っていた。

『生活保護くん』編に登場した、希々空（ののあ）の姉で、シングルマザーの派手な女性（名前不明）の子どもたち。

お世辞にも容姿に恵まれているとはいえない上、下の子は母親の趣味であろうヒョウ柄の服を着せられている。

母親は食事を作らないらしく、ののあに「一緒に夜ご飯たべよう」と言って持ってきたのはカップラーメン。
しかも「自分で作るよりおいしい」と言っていた。

上の子はおとなしくしているのにも関わらず、母親が彼氏と会う時に「邪魔だから」とののあの家に連れて来られている。

親を選べないという点で、最高に不幸だと思う。どうか反面教師にしてほしいところ。

『トレンディーくん』編に登場した、シングルマザーのテルミ（源氏名：ルミナ）の子ども3人。
こちらもろくでもない親の元に生まれてしまった不幸な子ども。

親の趣味と思われる、お揃いのヒョウ柄のズボンを履いている。

ルミナは家でもお客をとっているため、家に客が来ると外に出ることを余儀なくされている。

しかも外で遊ぶことといえば、セミの抜け殻を集めて踏みつぶしたり、首のないキューピー人形に棒をぶっ刺したものを振り回しているなど、人格形成に悪影響が出そうなことばかり。

当然のように家の中は汚い（いわゆる汚部屋）、夕食にポテトチップスを食べるような食生活、知らない大人に対してくそ生意気な口を叩く等、将来を思うと不憫でやりきれなくなるほどである。

『トレンディーくん』編で登場した女性。

50歳を越えているが、年齢を感じさせないスタイルと美貌を持ち、鈴木斗馬は当初「人造人間だな」と述べていた。

年齢に逆らった自身の若さを武器に、化粧品等の紹介（メジャーな化粧品ではなく、聞いた事がないようなメーカーのもの）をする仕事をしている。
それに加えて、謎のパーティーの主催をしたりして収入を得ている様子。

その美しいスタイルと美貌は斗馬の推測通り、薬と化粧で作り上げた美貌であり、効果が薄れると歳相応の老けた姿になってしまう。

最後は自身の経営する美容サロンを詐欺で訴えられていた。

『ギャル汚くん』編に登場したフリーターの男性。

22歳で、イベント系サークル（通称“イベサー”）「バンプス」の代表。
サークル内で最年長者のため、他メンバーからは「お父さん」と呼ばれている。

よく鼻水が出てすすっている描写がある。
喜びや恐怖で感情が高ぶった時に奇声を発する。

家族は両親と中学生くらいの妹がいるが、自身の借金のせいで絶縁されている。

バンプス周辺に集まる丑嶋ら裏社会のトラブルに巻き込まれた挙句、親友のネッシーを裏切ってしまう。

樹海に連れて行かれ全裸にされた上にワインと蜂蜜を体にかけられ、電話で周囲に助けを求めるも、なりふり構わず不義理な生き方が仇となり、誰も助けてくれる者はいなかった。

その後は樹海に放置され、大量の虫が体中に群がるという凄惨な末路を迎えた。

『フーゾクくん』編に登場した23歳のホテヘル嬢。

『エロリン派遣ガール』の元No.1で、現在は瑞樹に次いでNo.2。
美人だがサービスは悪く、最近は落ち目。
2年前までは月収200万のフードルだった。
堕胎の経験もある様子。

負債を負ったヒモ彼氏の芳則のために沖縄へ行き、裏風俗で働くことになる。
最終話は彼女がモコに「また一緒に遊ぼう」とメールして終了となっている。

「逃亡者くん」編で再登場。沖縄に来た当時は魂が抜けたようになっていたが、いつの間にか裏風俗のNo.1になっていた。

『フーゾクくん』編に登場した女性。

『エロリン派遣ガール』のNo.1ホテヘル嬢。
体型はけっこう太目だが、客に対するサービスは上手く、毎日どうやったら売れるかを熱心に研究している。

「キモ客」と呼ばれる客を掴んで太客とし、彼女に貢いで経済的にパンクさせることも厭わない。
彼女に執着する過去の客である沼田から過去にストーキングされ、住所を特定して襲われたため、しばらくの間、同系列の別の店舗に寝泊まりしていた。

恋人も友達もおらず、家族も頼りにならないため、預金残高だけが心の支えだったが、コインロッカーに隠していた3000万の貯蓄がある通帳を、同じ店で働くアサミに盗まれてしまう。

その後、ショックから自暴自棄になり、禁止されている「本番行為」を客に勧めて金を稼ごうとし、店を解雇される。その後、何処へとも無く消え去った。

『テレクラくん』編に登場する女性。

都営団地で暮らす、42歳のパート従業員。
以前150万円の借金をした際、自己破産をしている。

行きつけのパチンコ屋では「ギャル代」というニックネームで呼ばれているほどファッションがギャルっぽい。

一応スーパーのパートという仕事はしているが、無断欠勤や遅刻を頻繁に行う、監視カメラの死角を利用して商品を万引きする、客にも態度が悪いので美代子のレジは客に避けられるなど、勤務態度は極めて悪い。

なのでまともな収入はなく、テレクラで売春してはパチンコで散財するという毎日。

家出中の娘・美奈がいるが、母親としての自覚は皆無。男に貢ぐ金欲しさに、娘に親子売春・3Pを強要するようになる。

最後は美奈にも見捨てられ、1回1,000円で売春するホームレスにまで転落した。

『トレンディーくん』編に登場する女性。

鈴木斗馬の妻だが夫の斗馬との夫婦仲は冷め切っており、育児のストレスも重なり、旦那に対してかなりの不満を抱いている。

斗馬が不倫している事を薄々感じとっており、探偵会社に依頼して調査してもらうが、ある晩のセックスでいつもと違う行為をしたことから“クロ”だと断定。

その後浮気調査を依頼した調査員が持ってきた証拠写真を見て、精神的に崩壊する。

それ以来娘に対しても厳しくつらい態度を取るようになり、娘が入院する遠因を作ってしまった。

『トレンディーくん』編に登場した男性。

32歳のエリートサラリーマンで、妻子もおり、実家は東京郊外で酒屋を営んでいる。

心に孤独を抱えており、結婚しても孤独感は癒されることはなく、毎晩のように複数の女性と浮気を繰り返している。
その際は出張と偽って浮気する為、記録を残したくはない浮気費用は『カウカウファイナンス』からの借金で賄う事が多い。

しかし妻の君枝が雇った探偵に浮気の証拠を押さえられ、口止め料として金銭を要求される、若い浮気相手の一人が妊娠して堕胎させる、さらに売春婦テルミの美人局にひっかかる、などの不幸が連続して訪れ、それらの度にウシジマくんに借金をする。

取り返しがつかないところまで行きながらも、やはり簡単には変われないのだった。

『フリーターくん』編で登場した男性。

35歳、最終学歴は高卒と推測される。
普通運転免許は持っているが、車はない。

日雇い派遣で金を稼いではパチスロで使い、日雇いの稼ぎだけでは足りずに一般の消費者金融で借金を重ね、そんな退廃的な自身の生活を定期的に「鬱ブログ」というブログで記している。

TPOなどの一般常識や、仕事能力、仕事を探す根気などが著しく欠けており、激昂すると声を荒らげ、空しくなると泣き喚くなど、35歳という年齢を考えると絶望的なほど稚拙で自己中心的。

生活費の件で実家を追い出されゲストハウスに入居したものの、そこの家賃が払えなくなりホームレスに。
不良少年に強盗され殺されそうな目にあい、その上母親が病に倒れ自己破産するなど、不幸の連続に見舞われる。

最後は人間的に成長し、真面目に仕事をしている様子が描かれた。

「スーパータクシーくん」編で登場した少女。

諸星信也と佐々木美沙の一人娘だが、両親は離婚し、現在は美沙とその愛人の根杜実と暮らしている。しかし母親との折り合いは悪い。

いつも児童会館の隅でへたり込むように座っており、普段はみすぼらしい格好をしているが、根杜に強制的に売春のようなことをさせられるときはおしゃれに着飾っている。

家を出てタクシーを拾っては710円で行ける距離の適当な場所で降りることを繰り返していたため、タクシー乗務員の間では「710円童子（しちてんどうじ）」と呼ばれていた。

大人に対しては不信感しか持っていない様子。

「若い女くん」編に登場。

長野県出身の26歳。初めはごくごく普通のOLだったが、OL同士の見栄の張り合いの末に丑島の「カウカウファイナンス」に借金を申し込んだ。

丑嶋から借金をした後も高級ブランド品を購入するなどの散財は治まらず、遂には「ちはる」という源氏名で風俗で働くことになるが、社内にそのことがバレてしまい、退社する。

そんな度重なるストレスに耐えかねて、風俗店同僚の由美子からもらったリタリンを服用して薬物中毒に。
更には夜の仕事のせいで淋病など多数の性感染症のキャリアとなり、HIV検査を勧められるが、恋人・タカシに状況を打ち明けられないまま性交渉を繰り返し、無関係の彼まで感染させてしまう。

その後、薬の影響もあって自我も崩壊し廃人となった上、不良たちにリンチに遭ったり、怪しげな集会に参加したりと転落の一途を辿っていた。

上原みゆきの夫で、婿養子。

公務員という職業とは想像もつかないほど見た目通りの体育会系で、物事を深く考える能力に欠け、上の立場の存在に弱い。

大麻を「ガンジャ」と呼んで吸っていたりと素行にも問題があり、みゆきは“公務員”という肩書だけでカズヤと結婚したものと推測される。

些細なトラブルを解決してもらったことから神堂を慕うようになり、彼もまた神堂に洗脳されていった。

神堂の支配下において、上原家のリーダーとして傍若無人に振る舞うが、拷問中に義父の重則を殺害してしまい、そのせいで和子とまゆみによって食事に毒を盛られて衰弱し、部屋の片隅につくられたダンボールハウスに押し込まれていた。

周囲からは精神が病んでしまったと思われていたが、実は自らの血でハウスの中に毎日の拷問を記録しており、それが神堂逮捕の決め手となった。

その後の詳細は不明だが、重則殺害の罪で恐らく刑務所行きにはなったと思われる。

上原まゆみと上原みゆきの父親。
資産家である上原家の長男であり、広大な土地を所有している。
さらには会社経営者でもあり、妻の和子とは周りの反対を押し切っての大れ恋愛結婚だった。

しかし、娘が神道に洗脳され、上原家の財産を神道に狙われ、家族の中では唯一神堂の正体に薄々ながらも気づいていたせいで、洗脳された家族によって拷問を受けることに。

その拷問は徐々にエスカレートしていき、ついには死亡。
遺体は家族によって解体され、捨てられた。

資産家で会社社長だった男の末路としては、あまりにも不幸。