飛行機の座席クラスは、どの航空会社でも大まかに3段階に分かれています。最も座席数の多いエコノミークラス、その上のランクのビジネスクラス、そして快適な空間と最高のサービスを提供しているのがファーストクラスです。

同じファーストクラスでも、サービス内容は航空会社によって異なっています。機内食のメニューやシートのタイプなども、各航空会社がさまざまな工夫を凝らしています。例えばドイツのルフトハンザ航空では、ファーストクラス専用のラウンジをフランクフルト国際空港に設置。ドバイのエミレーツ航空は機内にファーストクラス専用のバーラウンジがあります。

大韓航空は、韓国の航空会社で、イギリスのスカイトラックス社による航空会社の格付けで、実質最高評価の「ザ・ワールド・ファイブ・スター・エアラインズ」の認定を得ています。韓国最大かつアジアで大手の航空会社の一つであり、仁川国際空港を国際線用ハブ空港としてヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニア、北米を結ぶ航空ネットワークを構築しています。

大韓航空のファーストクラスといえばAirbus A380です。プライバシーを確保した個室型のファーストクラスでは、ゆったりとした特別な時間が流れます。2階席は全席プレステージクラス専用エリアとなっており、ビジネスの旅行にも最適な空間として人気です。広々とした約180度のフラットベッドシート、ワイド画面ムービーシアターなど、贅沢な仕様になっています。

タイ国際航空は、タイ王国を代表する大企業の一つで、スワンナプーム国際空港をハブ空港とするタイ王国の「フラッグ・キャリア」である。またアジアのみならず世界でも有数の規模を持つ航空会社でもあります。コンデナスト・トラベラーなどの旅行専門誌や、各国のビジネス誌などによるサービスランキングでは上位の常連であり、スカイトラックス社の「ベスト・キャビン・スタッフ&ベスト・エアライン」賞を2006年に受賞している。また、機材の新しさと整備技術の高さから航空会社の安全度ランキングでは「A」をマークしています。

タイ王国の伝統と格式あふれるおもてなしの最高峰、ロイヤルファーストクラスが人気です。ぜいたくさと快適さを両立した180°フルフラットシートの優雅な空間、20種類以上のチョイスから選べるロイヤルファーストクラス限定のメインディシュ、国際的に高い評価を受けているラウンジなど、どれも最高クラスです。

ガルーダ・インドネシア航空は、1949年に設立されたインドネシアの国営航空会社です。 イギリス・スカイトラックス社による航空会社の格付けで、実質最高評価の「ザ・ワールド・ファイブ・スター・エアラインズ」の認定を得ています。

人間工学に基づき、究極の快適性を追求した優雅なデザインの座席はシートピッチ208cm、シート幅56cmで180度フルフラットベッドになり、使いやすいタッチスクリーンパネルが付いたシートコントロールが装着されています。「エルメス」製の豪華アメニティーキットは女性客からも人気で、機内で専用シェフがご用意する、できたてのインドネシア料理とインターナショナル料理を堪能できます。

オマーン航空は、オマーンの首都マスカットにあるマスカット国際空港を本拠地とする航空会社。オマーン政府が株式80%以上を保有する同国のフラッグ・キャリアであり、アラブ航空会社機構の一員でもあります。

オマーン・エアのファーストクラスは、座席配置は1-2-1タイプのスタンダードなものでありながら、個室感が強いのが特徴です。座席は重厚な造りで、遮蔽性が高く、のぞき込まれても中々見えにくい構造になっています。機内食は旬の食材をふんだんに使ったフルコースを堪能できます。

中国南方航空は、中国の航空会社です。中華人民共和国における国際線及び主要国内線を運航し、旧民航系航空会社の中でも最大規模で、旅客数・便数・飛行時間・売上高・定期便旅客キロ数等でフラッグキャリアの中国国際航空を上回り、中国およびアジア最大を誇っています。

中国南方航空では、A380、B787、A330でファーストクラスを提供しています。共通した特徴は機内食で、豊かな旬の味を揃えた食事を上空1万メートル（32808フィート）の機内で、最高級の東アジア料理と西洋料理を楽しむことができます。中華料理メインコースの目玉は広東（中国南部）料理で、西洋料理のメインコースは世界の料理のトレンドを取り入れています。

ブリティッシュ・エアウェイズは、イギリスの航空会社で、航空連合の一つであるワンワールド創立メンバーの1社です。ロンドン・ヒースロー空港をメインハブとし、2004年11月現在、世界75ヵ国、159都市に就航しています。1952年に世界初のジェット旅客機であるデ・ハビランド DH.106 コメットを就航させたり、1976年には、イギリスとフランスが共同で開発した、世界初の超音速旅客機であるコンコルドを就航させたりするなど、最新技術を果敢に取り入れることでも知られています。

ブリティッシュ・エアウェイズのファーストクラスの特徴は、スタイルと快適性を重視し、洗練されたモダンな英国調デザインと、細部まで行き届いた最高水準のサービスにあります。座席を198cm（6フィート6センチ）の水平フラットベッドにすることができ、贅沢なキルトのマットレス、糊の効いた白いコットンの掛け布団と枕は快適な睡眠を実現。また、世界でも一流のシェフ達とのコラボレーションにより完璧なメニューを考案し最高品質の旬の食材のみを使用した最高の美食を楽しめます。

スイス インターナショナル エアラインズは、スイスの航空会社で、チューリッヒとジュネーヴのハブから、世界44カ国の100カ所の目的地へ運航しています。

ファーストクラスシートはゆったりとしたフルフラットベッドに早変わりし、プライベートな空間と個々のサービスを堪能できます。新着映画やゲーム、またセレクトされた雑誌を機内で楽しむこともでき、一流のシェフが考案したスイスのお料理のハイライトと上質のワインも楽しめます。ファーストクラスラウンジでは、真の贅沢を提供しており、2室のホテルスタイルの部屋や会議室、またミニスイートやシャンパンバー、そしてレストランが2つあります。

エバー航空は台湾の航空会社です。 スカイトラックス社の格付け調査によると、エバー航空は「エアライン・スター・ランキング」で最高評価の5つ星を獲得しています。

エバー航空のファーストクラスは、豪華な機内シートと機内食が特徴です。リクライニングボタンを押すと席が動き、ほぼリクライニングシートになります。機内食は和食から洋食までそろっており、どれも贅沢な食材を使用しています。