「リゾート」という言葉は、「再び」を意味する”re”と、「出かける」を意味するフランス語の”sortir”の略である”sort”が合わさってできた言葉で、余暇や休暇を過ごすために「何度も通いたくなる場所」である行楽地を総じてリゾート地と言っています。観光地のような見どころが満載で予定を立てて人気スポットを忙しく巡るのとは違い、「長期滞在でゆっくり、のんびりと自然を満喫する」というイメージがリゾート地といえます。

北海道の留寿都村にある「ルスツリゾート」は、夏は遊園地、冬はスキー場と、1年を通して楽しめる通年型のリゾート地です。 冬になると、上質なパウダースノーが降り注ぐことで知られ、国内外から人気を集めています。 スキー以外のスノーアクティビティも充実しており、楽しみ方はさまざまです。

初心者から上級者まで楽しめる多様なコースが揃い、パウダースノーと呼ばれるサラサラの雪質が人気のニセコ。 広大な土地と豊かな自然を生かした観光スポットでは、温泉や美味しい野菜・お肉などのグルメも楽しめます。 ニセコの大自然に惚れ込んだ旅行客はビジネスチャンスを求めて、移住を決意する人もいるほどです。近年、外国人観光客や海外からの移住者が増えており、急速な国際化が進んでいる人気尾リゾート地です。

“ゆったりとくつろぐ”という意味において、温泉は古くから続く日本ならではのリゾートといえます。なかでも、関西でも屈指の温泉街である兵庫県の城崎温泉は、早くから海外からの観光客の取り込みに力を入れていて、外国人観光客に非常に人気があり、世界的にもその名を知られています。街の中に点在する7つの共同浴場（外湯）は、施設のつくりもお湯の温度もそれぞれ個性的で、趣の異なる外湯の中から、自分にぴったりのお湯を見つけるのも楽しいかもしれません。

2016年にサミットが開催されたことで知られる、雄大な自然と穏やかな海に囲まれた伊勢志摩といえば伊勢神宮ですが、それだけではなく、宿泊施設に加えて、「志摩スペイン村」をはじめとするテーマパーク、観光船によるクルーズ、ゴルフ場や水族館などのさまざまな施設を備えた複合リゾート地となっています。

白浜町は和歌山県の南岸にあるリゾートタウンで、温泉と石英砂のビーチで知られています。沖合にある円月島には、夕日をフレームのように囲むアーチ型の岩があり、撮影スポットとして人気です。また、アドベンチャー ワールドは、ジェット コースターがある遊園地と、動物園が併設された施設で、動物園にはパンダもいます。その近くにある千畳敷は、その名のとおり、畳を敷き詰めたように見える岩盤です。さらに南へ行くと、海岸沿いに形成された段丘崖、三段壁があります。

テニスやダイビングなど、自然の中でのアクティビティはもちろん、文化施設も充実しているのが伊豆高原の魅力です。アンティークジュエリーやテディベアのミュージアム、カピバラで有名な伊豆シャボテン公園。 また歴史を感じる東海館など、お気に入りのミュージアムに何度も通いたくなる人気リゾート地です。

世界遺産富士山を望む富士五湖の中で、最も富士山に近い山中湖は、富士山麓の自然が生んだ名水の里「忍野八海」、富士山と可憐な花のコントラストが美しい「山中湖花の都公園」、山中湖や「赤富士」が眼下に広がる「山中湖パノラマ台」、湖畔をサイクリングロードが囲む「山中湖」,雄大な富士山を望む絶景ポイント「長池親水公園」、かつてF1の舞台となったレーシングコースを体験「富士スピードウェイ」など、魅力にあふれています。