漫画家である原泰久さんの代表作「キングダム」は、中国の戦国時代を描いた大作漫画。作風からは昔から続いているように見えませすが、2006年から連載が続いている人気作品です。

コミックスは現在で50巻以上まで発売されており、現在も主人公たちの戦いの様子が「週刊ヤングジャンプ」にて連載されています。

キングダムは先が気になるストーリー展開で大勢のファンを獲得しており、メディアミックス展開も積極的に行ってきました。2011年にはテレビアニメ版が放送され、全2シーズンに分けて放送。全77話も放送されましたが、原作が壮大すぎるため、アニメ版は原作の続きで終了してしまいました。

テレビアニメ化に留まらず、多くのプラットフォームでゲーム化も達成。基本無料アプリも続々配信されており、現在も広がりを見せています。

2019年には、山崎賢人さんを主演に迎えた実写映画版も公開。これがきっかけで漫画を読まない層からも人気を博し、キングダムは増々国民的な人気を博していきました。

実写映画版が大ヒットを記録したこともあり、早々に続編を期待する声が上がっています。キャスト・制作側も続編に意欲的な姿勢を見せているようですので、後々シリーズ化する可能性もあるでしょう。

キングダムでは強面の武将が目立つため、美形のイケメンはあまり多くありません。そんな中で蒙恬（もうてん）はルックス人気が高い美形キャラクターであり、武力と知性を持つ強いキャラクターとしても人気があります。

狂暴な戦闘力を秘めるゼノウは、盗賊中心の桓騎軍で最強の将軍です。アメコミ風の外見も人気が高いですね。

蒙恬と同じく美形キャラクターとしても人気の慶舎（けいしゃ）。趙国の戦略家であり、戦闘能力も高い将軍です。

北斗の拳のラオウを彷彿とさせる威圧感があるオルド。燕軍の総大将を務め、山岳地帯での戦いが得意なキャラクターです。

弓の名手である姜燕（きょうえん）は、廉頗軍の四天王のひとりとして戦う将軍。知力も高い万能なキャラクターですが、ある戦いでは味方兵士を数万人失う失態を犯してしまったこともありました。

現実離れした独特な髪型が個性的な臨武君（りんぶくん）。自慢の怪力で棍棒を使いこなし、敵を薙ぎ払う屈強な将軍です。

3000人もの部隊を率いる将軍である傅抵（ふてい）。2本の剣を使う戦士であり、原作の前編通じて活躍しています。

幽連（ゆうれん）は、忍者のように素顔を隠し行動を続ける幽族の戦士。心に深い闇を背負っており、過去のある出来事によって驚異的な力を手に入れています。

ファン人気が高いキャラクターのひとりであり、実写映画版に登場しなかったことに落胆したファンも少なくありませんでした。

槍を得意とするクールでプライドが高い王賁（おうほん）。武力と知性を兼ね揃え、ルックス人気も高いキャラクターです。

蒙驁（もうごう）は、「白老」の異名を持つ秦国の大将軍。落ち着いた性格の大人であり、武力以外の強さも持ち合わせている戦士です。

魏火龍七師のひとりでもある紫伯（しはく）は、悲しい過去を背負った槍術師。自身の命を顧みない戦い方で猛威を振るいましたが、それが仇となり戦死してしまいました。

燕国の将軍である劇辛（げきしん）は、現実的な思考の戦士。誇りのためではなく金銭を第一に考えて行動していますが、実力面は誇り高き将軍たちに並ぶ力を持っています。

歴戦の将軍でしたが、龐煖との一騎打ちに挑み、たった一撃で戦死してしまいました。

名前の響きはか弱い女性のような媧燐（かりん）ですが、本性は外見通り過激な性格のキャラクターです。目的のために手段を選ばない残忍な一面もありますが、誇り高い戦士でもあります。

猪突猛進なキャラクターばかりのキングダムにおいて、媧燐は女性らしく知能を駆使して戦闘を行います。「ドラゴンボール」で例えるなら、ベジータとピッコロを足して、外見は人造人間18の戦士と言ったところでしょう。

過激なキャラクターの項翼（こうよく）は、「楚の雷轟」とも呼ばれている人気キャラクター。強さも上位に位置しており、中国五大宝剣の一つである莫耶刀を使い、多くの兵士を率いています。

シリアスな漫画作品に多い、酒と女のイメージ満載なキャラクターでもある凱孟（がいもう）。知能ではなく力に任せた能力で突き進むタイプで、100人の武将を殺害した将軍です。

一騎打ちで力を発揮するため、作中でも強いキャラクターたちが警戒しているシーンもあるほどでした。

魏国の将軍であり、廉頗の四天王のひとりでもある介子坊（かいしぼう）。斧矛を武器とする強力な将軍であり、巨体を活かした戦法で猛威を振るいました。

勢いに任せた戦いのため、戦略的に攻める相手には弱いとの欠点はあるものの、それを補う力がある点が介子坊が強いと言われている点です。