出生年：1963年1月24日

出身地：宮城県


1987年に横浜国立大学卒業後にフリー作家としてミュージックビデオ・CM映像などに携わった後に、1991年に「見知らぬ我が子」でドラマ監督としてデビュー。

1994年に短編映画「打ち上げ花火、下から見るか？横から見るか」で新人監督賞を受賞して大きく注目を浴び、その後は「Love Letter」「スワロウテイル」「四月物語」などのヒット作を生み出しています。

独特な映像が特徴的であり「岩井ワールド」とも呼ばれ愛されています。恋愛や青春を描いた作品が多く、美しいながらも切ない世界観を描くことが多い。

互いに思いを寄せながらも、その関係が実ることはなく最終的に最悪の結果を迎えた男女を描くラブストーリー。

メインキャストに市原隼人と上野樹里を迎えて、等身大の男女の恋愛模様を描く。

今作の脚本は岩井俊二が務めており、「網野酸」というペンネームを使用しています。

本作品は岩井俊二が映画監督として最も尊敬する人物「市川崑」の一生をドキュメンタリーとして描いた作品。

市川崑はこれまでに映画監督として「犬神家の一族」「ビルマの竪琴 第一部」「悪魔の手毬唄」「幸福」などを生み出して昭和映画界に多大なる貢献を行った人物です。

今作では岩井俊二監督の「市川崑」に対する尊敬の念とともに彼への愛情を表現しています。

監督として途方に暮れていた男・カントク（岩井俊二）が「明日は私の誕生日なの」と毎日言い続ける不思議な少女と出会う物語。


本作の監督。脚本はアニメ監督として名高い・庵野秀明。そして、主演を岩井俊二が務めています。

庵野秀明にとって初の実写映画となり編集方法が岩井俊二監督の影響を受けているものの、映像構成などは庵野監督独特の手法で制作されています。

庵野秀明と岩井俊二のコンビ作ともいえる映画です。

卒業前の高校を舞台にして、男子高校生・シュウ（岡田将生）と女子高生・ヒロ（北乃きい）との恋模様を描いた作品。

卒業を前にしたふたりが、さまざまな思いを描きながら最後の高校生活を送る。

ストーリーは青春ラブストーリーという王道の展開であり、非常に分かりやい構成となっているため、気軽に鑑賞できる作品。思春期の懐かしき淡い恋を思い出させます。

本作品は名作ドラマ「ロングバケーション」を生み出した北川 悦吏子の映画初監督作品。製作総指揮には岩井俊二・小林武史が参加しています。

1990年代のバンドブーム時代を舞台にして、メジャーデビューを夢見るバンドマンたちの友情・恋愛模様を描いた作品。

本作品「BANDAGE」は監督・小林武史、脚本・岩井俊二というコンビによって制作された映画作品。主演をジャニーズの赤西仁が担当して、ヒロイン役には北乃きいが挑戦。

萌美は退屈な時間を埋めるために編み物をはじめる。しかし、糸で自分の手を縛ることに快感を覚えるようになり、やがては夫の由紀夫に対しても自分を縛ってほしいとお願いするようになる。

「強迫性緊縛症」という精神的疾患を抱える妻・萌美（山口智子）と彼女と向き合おうとする夫・由紀夫の物語。

岩井俊二監督作品の中でも賛否両論の多い作品であり、人によって作品への感じ方が異なっている。ストーリーよりも描写や感覚的なものに訴えかけている作品だと言えるでしょう。

主演となった山口智子がとても美しく、彼女を見るためだけに鑑賞するのもいいかもしれません。

「Jam Films」は短編映像をまとめたオムニバス形式の映画。

さまざまな名監督たちがショートフィルムを製作して、1つにまとめられた映画です。「堤幸彦」「篠原哲雄」「北村龍平」「望月六郎」「飯田譲治」「行定勲」「岩井俊二」などによる監督作品がまとめられています。

岩井俊二監督は広末涼子を主演として「ARITA」という短編映画を製作しています。

人が集う大都会「ニューヨーク」を舞台にして、さまざまな出会いを描いた作品。

複数の監督が短編映画を製作して1つにまとめられた作品。区切りのあるオムニバス形式ではなく、短編映画をカット編集によってうまくシンクロさせている。岩井俊二監督も日本代表として参加して愛の物語を製作しました。

ニューヨークの街が美しく描かれており、お洒落なジャズ音楽にのせてマンハッタンなどの情景を楽しむこともできるのが魅力的。

本作は岩井俊二監督にとって初のアニメーション映画。今作品は「花とアリス」の前日談となり、アリスと花の出会い、そしてふたりの間に友情が芽生えるまでの物語を描いています。

2004年に公開となった「花とアリス」と同じくアリス役の声優が蒼井優、そして花役の声優を鈴木杏が務めています。

また、その他に登場するキャラクターも当時と同じ俳優が声優を担当しており、「花とアリス」ファンにとっては非常に嬉しい作品となっています。

今回は恋愛要素に加えてミステリー要素も含んでおり、観るものを飽きさせない工夫をこらしています。この作品を見れば「花とアリス」がさらに好きな映画となるでしょう。