1982年1月10日から12月19日に放送された「峠の群像」は、第20作目の大河ドラマであり、18世紀初頭に発生した「赤穂事件」を描いた作品です。

主役は、「必殺仕事人」、「復讐するは我にあり」などの作品で知られ、多くの俳優たちに影響を与えてきた緒形拳さんが演じています。また、当時の大河ドラマとしては珍しく、アイドルも積極的に起用しており、ジャニーズアイドルだった野村義男さん、薬丸裕英さん、錦織一清さんらも出演していました。

平均視聴率は23.7%であり、最高視聴率は33.8%を記録しています。

1976年1月4日から12月26日まで放送された「風と雲と虹と」は、第14作の大河ドラマであり、平均視聴率24.0%のヒットを記録しました。

平安時代中期の平将門、藤原純友の生涯を描いてた作品で、加藤剛さん、吉永小百合さん、緒形拳さんら実力派のキャスト勢が歴史ある人物たちを演じています。

1974年1月6日から12月29日に放送された第12作目の大河ドラマ「勝海舟」は、明治時代の武士であり、政治家でもあった勝海舟が主人公の作品です。

放送当時、NHKの労使対立問題がきっかけとなり、スタッフ間のトラブルなどで現場が混乱していたそうです。そのような状況でも無事に作品を作り上げ、平均視聴率24.2%もの高視聴率の獲得に成功しました。

近年の大河ドラマは、平均視聴率が10%台を記録することも珍しくはありません。そのような状況の中、平均視聴率24.5%という高視聴率を記録した大河ドラマが「篤姫」です。

徳川家定の正室、篤姫が主人公であり、鎖国状態であった江戸時代を舞台に物語が描かれています。

宮﨑あおいさんが主役の篤姫を演じており、「半沢直樹」で国民的な俳優となった堺雅人さん、2017年に芸能界を引退した堀北真希さんをはじめ、大勢の豪華キャストばかり出演しました。

1992年1月5日から12月13日に放送された第30作目の大河ドラマ「信長」は、戦国武将、織田信長の物語です。

副題には「KING OF ZIPANGU（キングオブジパング）」との英語が用いられていますが、これは、イエズス会宣教師として実在したルイス・フロイスの視点で物語が描かれていたためです。

最高視聴率は33.0%という高視聴率でしたが、最終的な平均視聴率は、24.6%という結果になりました。

1975年1月5日から12月28日に放送された13作目の大河ドラマ「元禄太平記」は、江戸時代前期の幕府側用人であり、元禄時代は大老格でもあった柳沢吉保の目線で、忠臣蔵事件を描いた作品です。

大河ドラマの常連であった石坂浩二さんが主演を演じており、中村勘九郎さん、関口宏さん、江守徹さんらも、若かりし頃に出演していました。

平均視聴率は、24.7%を記録しました。

第7作目の大河ドラマ「天と地と」は、1969年1月5日から12月28日まで放送されていた作品です。

海音寺潮五郎さんの同名小説をドラマ化したもので、武田信玄のライバルであった上杉謙信が主役です。

上杉謙信役の石坂浩二さんと、武田信玄役の高橋幸治さんによる川中島の戦いの場面は、当時の視聴者たちを感動させた名場面として語り継がれています。

平均視聴率は、25.0%を記録しました。

平均視聴率25.9%を記録した「黄金の日日」は、1978年1月8日から12月24日に放送されました。

脚本家の市川森一さん、小説家の城山三郎さん、そしてNHKの1部スタッフが協力して物語を構築しており、このような取り組みは、大河ドラマ初だったそうです。

平均視聴率25.9%であり、最高視聴率は34.4%という高視聴率を記録しています。

1991年1月6日から12月8日に放送された「太平記」は、第29作目の大河ドラマであり、鎌倉時代後期から南北朝時代までの武将、足利尊氏が主役の作品です。

主演は、「ラストサムライ」、「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」などのハリウッド映画などに出演し、世界的な活動を続ける俳優の真田広之さんが演じています。

キャスト勢も非常に豪華なことでも話題を呼んだ作品で、平均視聴率は26.0%を記録しました。

1979年1月7日から12月23日まで放送された大河ドラマの第17作目「草燃える」は、平安時代末期から鎌倉時代初期の武将である源頼朝と、北条時政の長女であり源頼朝の正室、北条政子を主役にした作品です。

源頼朝を演じたのは、「開運！なんでも鑑定団」でも活躍していた石坂浩二さんで、「極道の妻たちシリーズ」の顔とも言える女優の岩下志麻さんが北条政子を演じています。

「暴れん坊将軍シリーズ」や「マツケンサンバ」で話題を呼んだ松平健さん、アイドル歌手である郷ひろみさん、「3年B組金八先生シリーズ」の金八先生である武田鉄矢さんらも出演しており、非常に豪華な大河ドラマと言えるでしょう。

平均視聴率26.3%を記録し、最高視聴率は34.7%を記録しています。

「八代将軍吉宗」は、徳川家康の子孫であり、江戸幕府第8代将軍の徳川吉宗を主役に描いた大河ドラマです。第34作目の大河ドラマであり、1995年1月8日から12月10日まで放送され、平均視聴率26.4%を記録しました。

主演の徳川吉宗は、バラエティー番組「探偵ナイトスクープ」の局長として知られている西田敏行さんが演じており、黒木瞳さん、名取裕子さん、石坂浩二さんらベテラン勢も出演しました。

1986年1月5日から12月14日に放送された「いのち」は、大河ドラマ第24作です。
大河ドラマとしては珍しく、第二次世界大戦終戦後の日本が舞台となっており、オイルショックや集団就職などの事件も忠実に描かれています。

ベテランの大女優、三田佳子さんが主役を務めており、丹波哲郎さん、役所広司さん、吉幾三さんら大物俳優が脇を固めた傑作です。

平均視聴率は29.3%となり、、最高視聴率は36.7%を記録しました。当時の大河ドラマは、視聴率の低迷が心配されていたため、昭和時代を舞台にした同作は、全5シリーズ展開する予定でした。しかし、トラブルやNHK側の方針によりシリーズは凍結され、2019年の新作「いだてん～東京オリムピック噺～」が決定するまでの32年間、一度も昭和時代以降が舞台の大河ドラマは発表されませんでした。

1996年1月7日から12月22日に放送された「秀吉」は、戦国武将、豊臣秀吉を主人公にした大河ドラマです。

正統派な演技だけでなく、独特な怪演も得意とする竹中直人さんが主役の豊臣秀吉役を演じており、高嶋政伸さん、松たか子さん、沢口靖子さん、西村雅彦さん、玉置浩二さんらも出演しており、現在も大活躍中の俳優・女優・歌手が勢ぞろいしている豪華な大河ドラマです。

平均視聴率は、30.5%を記録しました。

江戸幕府の初代征夷大将軍である徳川家康を描いた大河ドラマ「徳川家康」は、1983年1月9日から12月18日まで放送され、平均視聴率31.2%を記録しました。

主役に徳川家康を演じたのは、劇団四季の元劇団員であった滝田栄さんで、連続テレビ小説でヒロインを演じた大竹しのぶさんも伝通院役で出演しています。

1965年1月3日から12月26日に放送された「太閤記」は、大河ドラマの第3作目であり、吉川英治さんの小説「新書太閤記」が原作です。

基本的に暴君として描かれる織田信長ですが、太閤記内に登場する織田信長の人気が高く、歴史通りの結末を迎えないように視聴者から要望されたそうです。

徳川家康と同じ平均視聴率31.2%を記録し、緒形拳さんは、この大河ドラマで主演を演じたことで大ブレイクを果たしました。

1981年1月11日から12月20日まで放送された「おんな太閤記」は、佐久間良子さんが主演を務め、平均視聴率31.8%を記録した大河ドラマです。

豊臣秀吉の正室であったねねの目線で描かれた作品で、橋田壽賀子さんが初めて脚本を担当した大河ドラマとしても注目されました。

「赤穂浪士」は、大河ドラマの第2作目であり、1964年1月5日から12月27日に放送されました。

大佛次郎の小説をドラマ化した作品であり、平均視聴率は31.9%を記録しています。瞬間最高視聴率は、53.0%を記録しており、この記録は、未だどの大河ドラマにも破られていません。

1989年1月1日から12月17日に放送された「春日局」は、「渡る世間は鬼ばかり」で知られる作家の橋田壽賀子さんが脚本を務めました。

主演のおふくを演じたのは、映画「セカンド・ラブ」などで知られる大原櫻子さんで、山下真司さんや江口洋介さん、香川照之さんなど、現在もテレビドラマの第一線で活躍中の役者陣も出演しています。

平均視聴率は32.4%を記録しました。