
県庁所在地が県名と違う都道府県19選!衝撃ランキング【2025最新版】
日本全国、都道府県にはそれぞれ県庁所在地があり、地方行政を司る中枢機能が集結しています。しかしその多くが県名と県庁所在地が一致していると思いきや、一致していないところもあります。そこで今回は県庁所在地が県名と違う都道府県を衝撃順にランキング形式で紹介します。
県庁所在地とは

県名と県庁所在地が違う理由
県名と県庁所在地は、一致する所としない所があります。これについては諸説ありますが、明治維新が大きく影響していると言われています。1871年(明治4年)明治政府は中央集権を進めるために、それまでの大名領という藩の区分けを廃止。この廃藩置県が行なわれた際、明治政府側に付いた藩と反対する藩を区別するために、賛成側は同一県名にし、反対側は異なる県名にした(例外は福島、山形、福井、和歌山)という説があります。当初は藩をそのまま県に置き換えたため、都道府県は現在よりも細かく分かれており、3府302県。廃藩置県が実施された同年、大きすぎる藩は分割し、小さすぎる藩は近くの大きな藩に統合が進み、その後も合併・分割が行なわれ、1889年(明治22年)に3府43県(北海道を除く)となり、最終的に落ち着きました。その混乱にまぎれ、県名と県庁所在地が一致しないところや名前を変えられた所が発生したとされています。
県庁所在地が県名と違う都道府県!衝撃ランキングTOP19-16
19位:滋賀県大津市
18位:愛知県名古屋市
17位:山梨県甲府市
16位:群馬県前橋市

「前橋市に県庁を移転するのは一時的で、土地の整備ができたら高崎市に戻す」
前橋市は、もともとは厩橋と呼ばれており、江戸時代に「前橋」になったとされています。明治4年の廃藩置県当時の第一次群馬県では県庁所在地は高崎市でした。県庁の庁舎が高崎城内に置かれていたのですが、高崎城の中に軍事施設を作ることになり、県庁を前橋市に移転しました。県庁が高崎市から前橋市に移転する際、知事は高崎市の住民に「前橋市に県庁を移転するのは一時的で、土地の整備ができたら高崎市に戻す」という約束をしていました。しかし実際には前橋市の方が土地活用の面で便利で、しかも地元の生糸商が多くの寄付をして前橋市に県庁を誘致していたこともあり、住民との約束が叶えられることはありませんでした。
「県庁所在地」とは、地方自治法4条1項に基づき、各都道府県の条例で定められた住所を含む自治体(または都市)であり、各都道府県の行政機関本庁舎が設置されている都市のことを指します。都道府県庁が置かれる場所は一等地であることが多く、住所に「一丁目一番地」を含むことがあり、政治用語で「最優先課題」を意味する「一丁目一番地」の表現と関連しています。