犬のケージは、大きく分けて3つの種類に分けられます。

＜ケージタイプ＞
一番スタンダードなケージタイプは、天井から床、四面まで覆われているタイプです。折り畳みが可能ですので必要がない時はコンパクトに収納ができたり、移動時にも便利なタイプです。
中には屋根だけ取り外しができたり、床のトレーがついておりお掃除がラクにできるタイプなど、機能性に優れたケージがあります。
四面が覆われていますので、犬は安心感を得られます。

＜サークルタイプ＞
サークルタイプは側面だけ、または側面と床のみのケージのことをいいます。
ケージタイプよりも開放感があり、大きさや形を変えて行動範囲を増やしたり、犬が自由に動けるスペースを大きくとることもできます。
サークルタイプのケージを選ぶ場合は、犬が力を入れても倒れたりしてしまわぬよう、丈夫なつくりのサークルを選ぶことが大切です。

＜クレートタイプ＞
クレートタイプは四面が完全に覆われており、保温性が高く持ち運びにも便利なタイプです。
空間はほかのケージより狭いですが、その分犬は安心感を得ることができますので、臆病な犬にもおすすめです。

ケージの素材には、金属製・木製の2種類が主となっています。
金属製のケージは汚れてもお手入れがしやすく、丈夫で長持ちするのがメリットです。
子犬の時などの噛み癖があるときにも破損を抑えることができ、開閉やスライドドアがついています。

木製のケージは見た目もよく、犬が噛んでも犬の歯にはやさしい素材です。しかし水や汚れには弱いので、こまめなお手入れが必要なタイプです。
木製には格子だけではなく板面の割合が多いものもたくさんあり、臆病な犬にはリラックスできる空間を与えてあげることができます。

ケージを使用する用途によっても、大きさや形状は異なります。
しつけのためにケージを用意するのであれば、犬が安心できる大きすぎないケージや、トイレトレーも置ける空間が必要となります。
お留守番用であれば、狭すぎることなくある程度の広さがあるケージを選びましょう。
犬の大きさや、子犬・成犬といった成長過程にあったケージを選ぶことが大切です。
また、ケージをおく部屋の大きさやスペースを事前にチェックしておき、ケージを購入する際は横幅や高さなどのサイズもしっかりとチェックしておきましょう。