空気清浄機にも脱臭、消臭機能が搭載されている製品は多くあります。そうなると脱臭を専門で行う脱臭機よりも空気清浄機のほうが良いような気がしますよね。実はこれが意外な落とし穴で、基本的に空気清浄機に搭載されている消臭や脱臭機能は空気清浄機能のおまけ程度の機能性なので、本格的な臭い対策には役立たないことが多いのです。

空気清浄機の基本的な役割は花粉ハウスダストなどを除去することで部屋の空気を快適にすることです。消臭機能に効果がないわけではありませんが主にタバコ臭に対して効果を発揮するため、臭いの原因がアンモニアであるペット臭には的確な効果を発揮してくれません。ペット用と謳っている脱臭機であればきちんとアンモニアに対応しているので、効果の実感を得やすくなります。そのためペットの臭い対策であれば最初から専用の脱臭機を購入するのがおすすめなのです。

ペットの臭い対策にしっかりとした効果を発揮してくれる脱臭機ですが、実際に選ぶ際はどのようなポイントを抑えて選べば良いのでしょうか。まずはペット用脱臭機の選び方のポイントを確認していきましょう。

脱臭機には適応範囲というものがあり、その適応範囲内であれば効果を発揮してくれるようになっています。よく脱臭機として見かける小型で手のひらに乗るようなタイプのもので約1畳の範囲の脱臭を行うことができます。これは狭い範囲の脱臭に適しているタイプなので例えばペットのトイレの近くに置いておいて臭いのキツさを緩和したり、車にペットを乗せた際の脱臭には役立ちますがお部屋全体を脱臭するのには及びません。

設置したい部屋の広さと効果範囲を確認し、求める効果範囲の適応範囲を持っているモデルを選ぶようにしましょう。

ペットの臭い対策として脱臭機を購入するのであれば運転音にも注意が必要です。運転音があまりうるさいものを選ぶとペットにとって思わぬストレスになってしまう可能性があります。特にストレスに弱い小動物にとって終始騒音に感じる音が聞こえる環境はストレスによる急死に繋がることも考えらます。

脱臭機の種類としては低濃度オゾン放出するタイプのモデルはオゾンを飛ばすためにファンが回転しているのでどうしても音が発生していまいます。このようにタイプによって音の発生、および大きさが異なるので騒音値をチェックして購入するようにしましょう。また、静音設計と表記されていないものに関しては口コミなど、実際に使用している人の声を参考に選ぶのも非常に有効な手段です。

脱臭機の中にはタイプによって、一定期間使用すると触媒や消臭剤など脱臭のための仕組みの交換をしなければならないものがあります。よりお得に活用していきたいと考えている方はそれらのモデルを避けるのが無難です。

注意が必要なのが本体価格は非常に安価でも専用の補充品が高い、というタイプです。これらの製品はプリンタとインクのようなもので、本体の安さを補充品の値段でカバーしていることが多く、長期的に見ると思いのほか値段が張る、ということが考えられます。ランニングコストを抑えて脱臭機を活用していくのであれば、本体価格よりも補充品が必要なのかどうか、そしてその補充品の値段がいくらなのかという点をしっかりと調べるようにしましょう。

脱臭機のサイズと適応範囲は必ずしも比例するものではありません。脱臭方法にもよりますが、小さなサイズでも広い適応範囲を持っている機種もあります。設置する場所を考え、なるべく邪魔にならないものを選ぶようにしましょう。

脱臭効果の高いオゾンを使用した効果の高い脱臭機です。オゾンは時間の経過で安定した酸素に戻るので、薬品が残留することがなく、ペットのいるご家庭でも安心して使用することができます。

非常にコンパクトな本体で携帯もできるため、車などでの使用も簡単に行えるオゾン式の脱臭機です。オゾン風機は20分動作、30分間停止を電池が切れるまで繰り返す仕様なのでそれを目安に使用するようにしましょう。オゾンは30分程度で酸素に分解されるので、その期間ペットを部屋から遠ざけておけば害はありません。