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沢村賞とは

沢村賞は正式には沢村栄治賞といい、日本プロ野球における特別賞の一つとされています。1974年に読売新聞社が戦前のプロ野球黎明期において、剛速球投手として名を馳せた沢村栄治の栄誉と功績を称えて制定されました。

沢村賞の決定方法

沢村賞の選考基準は7項目ありますが、必ずしも7項目全てをクリアしなければならないわけではないため、正確には参考基準であり、あくまでも沢村賞選考委員会の審議により決定されます。選考委員のメンバーは原則5名で、セ・リーグ(基本的には受賞経験者)及びパ・リーグで先発投手として活躍した元選手が起用され、現職の日本プロ野球監督やコーチングスタッフからは器用されません。2018年度の委員は堀内恒夫を委員長に、平松政次、村田兆治、北別府学、山田久志の5名です。

沢村賞の選考基準

〇登板試合数 → 25試合以上
〇完投試合数 → 10試合以上
〇勝利数 → 15勝以上
〇勝率 → 6割以上
〇投球回数 → 200イニング以上
〇奪三振数 → 150個以上
〇防御率 → 2.50以下
補足項目 7回で自責点3点以内という独自基準のQS率

沢村賞の歴代最強ランキングTOP25-21

25位:星野仙一

闘将

闘将

出身地 岡山県児島郡福田町
(のちの倉敷市)
生年月日 1947年1月22日
没年月日 2018年1月4日(70歳没)
身長 180 cm
体重 80 kg

タイトル
最高勝率:1回 (1975年) ※当時連盟表彰なし[148]
最多セーブ投手:1回 (1974年) ※セ・リーグの初代最多セーブ投手
表彰
沢村栄治賞:1回 (1974年)
月間MVP:2回 (1975年9月、1977年8月)
正力松太郎賞:2回 (2003年、2013年)
パ・リーグ最優秀監督賞 (2013年)
報知プロスポーツ大賞特別功労賞 (2003年)

星野仙一は闘志を前面に打ち出した投球スタイルが特徴で、特に巨人戦になると闘志を燃やしていたため、「闘将」「燃える男」と呼ばれていました。そんな星野仙一は1974年に49試合に登板して7完投、15勝、防御率2.87で沢村賞を獲得しています。通算146勝をあげ、引退後は監督としても活躍し、東北楽天ゴールデンイーグルスを球団史上初の日本一に導いたことでも知られています。

24位:平松政次

カミソリシュート

カミソリシュート

出身地 岡山県高梁市
生年月日 1947年9月19日
身長 176 cm
体重 74 kg

タイトル
最多勝利:2回 (1970年、1971年)
最優秀防御率:1回 (1979年)
表彰
沢村栄治賞:1回 (1970年)
ベストナイン:2回 (1970年、1971年)
最優秀投手:2回 (1970年、1971年)
野球殿堂:エキスパート部門 (2017年)
岡山市民スポーツ栄誉賞 (2017年)[19]
高梁市市民栄誉賞 (2017年)[20] ※受賞者第1号
岡山県スポーツ特別顕賞:1回 (2017年)

平松政次は、カミソリシュートの異名をもつとおり、高速かつ凄まじい切れ味を誇るシュートを武器に、大洋ホエールズで18年間で201勝をあげる活躍を見せた大投手です。1970年には25勝で最多勝を獲得し、沢村賞のタイトルを手にしています。2017年には野球殿堂入りも果たした優れた投手です。

23位:大野豊

昭和最後の沢村栄治賞

昭和最後の沢村栄治賞

出身地 島根県出雲市
生年月日 1955年8月30日
身長 177 cm
体重 75 kg

タイトル
最優秀防御率:2回 (1988年、1997年)
最優秀救援投手:1回 (1991年)
表彰
沢村栄治賞:1回 (1988年)
月間MVP:3回 (1984年4月、1989年8月、1997年4月)
ファイアマン賞:1回 (1991年)
野球殿堂競技者表彰(2013年)

大野豊は、腰を極端に低くして、大地に踏ん張るように軸足を深く沈み込ませて溜めを作る、独特の投球フォームで、この溜めと数々の変化球によって打者のタイミングを外すことを得意としました。そして1988年には14完投で13勝をあげ、防御率1.70という素晴らしい成績をおさめて昭和最後の沢村賞を獲得しました。先発として148勝をあげ、その後抑え投手に転向し、138セーブとどの役割もこなすオールラウンド投手として活躍、2013年に野球殿堂入りを果たした大投手です。

22位:ダルビッシュ有

NPB通算防御率1点台

NPB通算防御率1点台

出身地 大阪府羽曳野市
生年月日 1986年8月16日
身長 195.6 cm
体重 99.8 kg

タイトル
NPB
最優秀防御率:2回(2009年、2010年)
最多奪三振:3回(2007年、2010年、2011年)
最高勝率:1回(2009年) ※最優秀投手として表彰
MLB
最多奪三振:1回(2013年)
表彰
NPB
沢村栄治賞:1回 (2007年)
最優秀選手:2回 (2007年、2009年)
ベストナイン:2回 (投手部門:2007年、2009年)
ゴールデングラブ賞:2回 (投手部門:2007年、2008年)
月間MVP:5回 (投手部門:2007年8月、2008年3月・4月、2008年9月、2009年5月、2011年5月)
最優秀投手:1回 (2009年)
ゴールデンスピリット賞:1回 (2010年)
パ・リーグクライマックスシリーズ第2ステージMVP:1回 (2007年)
日本シリーズ敢闘選手賞:1回 (2007年)
日本シリーズ優秀選手賞:1回 (2006年)
セ・パ交流戦優秀選手賞(日本生命賞):1回 (2009年)
オールスターゲーム優秀選手賞:1回 (2007年第1戦)
フレッシュオールスターゲーム優秀選手賞:1回 (2005年)
最優秀JA全農Go・Go賞:1回(2011年)
JA全農Go・Go賞:2回(最多奪三振賞:2009年5月、2011年6月)
「ジョージア魂」賞:2回(2010年度第4回、2011年度第4回)
パ・リーグ特別表彰:1回(両リーグ初の5年連続防御率1点台:2011年)
札幌ドームMVP:3回(2005年、2008年、2011年)
札幌ドームMVP特別賞:1回(2007年)
MLB
ア・リーグ月間新人MVP:1回(2012年4月)

ダルビッシュ有は、イラン人の父と日本人の母の間に生まれた選手です。最速159km/hの伸びのあるストレートに数種類のスライダー、カットボール、球速の違うカーブ、数種類のフォークを巧みに操り、NPB通算防御率1点台を誇る優れた投手です。2007年には12完投、15勝、210奪三振、防御率1.87という抜群の好成績で沢村賞を獲得しました。とにかく負けない投手として活躍し、NPB通算93勝38敗で勝率は驚異の.710を誇り、ダルビッシュが投げる日は相手チームファンは諦めてしまうという逸話があります。2012年からはメジャーリーグのテキサス・レンジャーズにポスティング移籍、その後ドジャースへ移籍してメジャー通算では57勝を誇ります。

21位:野茂英雄

トルネード投法

トルネード投法

出身地 大阪府大阪市港区
生年月日 1968年8月31日
身長 188 cm
体重 99.8 kg

タイトル
NPB
最多勝利:4回 (1990年 - 1993年)
最優秀防御率:1回 (1990年)
最多奪三振:4回 (1990年 - 1993年)
最高勝率:1回 (1990年)
MLB
最多奪三振:2回 (1995年、2001年)
表彰
NPB
沢村栄治賞:1回 (1990年)
最優秀選手:1回 (1990年)
新人王 (1990年)
ベストナイン:1回 (投手部門:1990年)
月間MVP:2回 (投手部門:1990年6月、1992年8月)
野球殿堂競技者表彰(2014年)
MLB
新人王 (1995年)
月間MVP:2回 (投手部門:1995年6月、1996年9月)

野茂英雄は大きく振りかぶり、背中を打者に向ける独特のトルネード投法が特徴で、最速152km/hの伸びのあるフォーシームと鋭く落ちるフォークボールを武器として、抜群の奪三振率を誇る大投手です。NPB、MLB通段奪三振率は9.28で、1回に1つの三振を奪います。1990年には21完投で235回を投げ、18勝をあげて勝率は.692、奪三振は287、防御率2.91で沢村賞のタイトルを獲得しています。1990年から1994年まで近鉄のエースとして78勝をあげ、1995年からはメジャーリーグで活躍し、123勝をあげました。日米通算201勝をあげる野球殿堂選手です。

沢村賞の歴代最強ランキングTOP20-16

20位:ジーン・バッキー

初の外国人沢村賞投手

初の外国人沢村賞投手

出身地 ルイジアナ州ラファイエット
生年月日 1937年8月12日
身長 191 cm
体重 91 kg

タイトル
最多勝利:1回 (1964年)
最優秀防御率:1回 (1964年)
表彰
沢村栄治賞:1回 (1964年)
ベストナイン:1回 (投手部門:1964年)

ジーン・バッキーは、入団当初こそコントロールに苦しみましたが、投手コーチだった杉下茂による指導でコントロールの悪さを改善、さらに小山正明のスライダーを研究したことから制球力が格段の向上し、1964年には24完投で353回/13を投げ抜き、29勝、防御率1.89という素晴らしい成績で外国人投手初の沢村賞を獲得します。日本通算100勝を誇る最強が外国人助っ人投手として後世に語り継がれています。

19位:松坂大輔

平成の怪物

平成の怪物

出身地 東京都江東区
生年月日 1980年9月13日
身長 183 cm
体重 93 kg

NPB
最多勝利:3回 (1999年 - 2001年)
最優秀防御率:2回 (2003年、2004年)
最多奪三振:4回 (2000年、2001年、2003年、2005年)
表彰
NPB
沢村栄治賞:1回 (2001年)
新人王 (1999年)
ベストナイン:3回 (投手部門:1999年 - 2001年) ※3年連続ベストナインは投手最多タイ(他に稲尾和久)
ゴールデングラブ賞:7回 (投手部門:1999年 - 2001年、2003年 - 2006年)
JA全農Go・Go賞:3回 (最多奪三振賞:2003年5月、2005年5月、2006年5月)
オールスターゲームMVP:1回 (2004年第1戦)
パ・リーグ特別表彰:1回 (2000年) ※シドニー五輪出場による会長特別賞
カムバック賞:1回 (2018年)

松坂大輔は平成の怪物という触れ込みで西武ライオンズへドラフト1位で入団し、16勝をあげて最多勝を獲得、高卒新人での獲得は、両リーグを通じて1954年の宅和本司(南海)以来、45年ぶりの記録で、さらに高卒新人としては史上初のベストナインにも選出されました。2001年には12完投240回1/3を投げ抜いて18勝をあげ、214奪三振で沢村賞のタイトルを獲得します。その後ポスティングでアメリカに渡り、メジャー通算56勝をあげ、日米通算170勝をあげる正に平成の怪物です。

18位:山本昌広

実働33年を誇るレジェンド

実働33年を誇るレジェンド

出身地 神奈川県茅ヶ崎市
生年月日 1965年8月11日
身長 186 cm
体重 87kg

タイトル
最多勝利:3回 (1993年、1994年、1997年)
最優秀防御率:1回 (1993年)
最多奪三振:1回 (1997年)
最高勝率:1回(1993年)
表彰
沢村栄治賞:1回 (1994年)
ベストナイン:2回 (1994年、1997年)
月間MVP:8回 (1993年4月・7月・8月、1994年4月・9月、1997年7月、1999年4月、2008年8月) ※2008年8月度は史上最年長記録、2010年シーズン終了時セ・リーグ史上最多タイ
最優秀バッテリー賞:1回 (1993年、捕手:中村武志)
最優秀投手:2回 (1994年、1997年)
優秀JCB・MEP賞:1回 (1997年)
「ジョージア魂」賞
Bi-weekly賞:3回 (2010年度の第10回、2012年度の第2回、2014年度の第11回)
特別賞:1回 (2014年)
セ・リーグ連盟特別表彰:2回 (特別賞:2014年、功労賞:2015年)

山本昌は、1983年にドレフト1位で中日ドラゴンズに入団し、2016年3月に引退するまでおよそ33年という長い現役生活を送った素晴らしい左腕です。スリークォーターから最速143km/hのストレート、スクリュー、カーブ、スライダーを武器に通算219勝をあげ、1軍通算29年というNPB歴代最高記録保持者です。1994年には14完投で213投球回、18勝をあげて沢村賞を獲得しています。

17位:江夏豊

オールスター9連続奪三振

オールスター9連続奪三振

出身地 兵庫県尼崎市
生年月日 1948年5月15日
身長 179 cm
体重 90 kg

タイトル
最多勝利:2回 (1968年、1973年)
最優秀防御率:1回 (1969年)
最多奪三振(当時連盟表彰なし):6回 (1967年 - 1972年) ※セントラル・リーグでは、1991年より表彰
最優秀救援投手:5回 (1977年、1979年 - 1982年) ※最多タイ記録。他には赤堀元之、佐々木主浩
表彰
沢村栄治賞:1回 (1968年)
最優秀選手:2回 (1979年、1981年) ※両リーグでの受賞は史上初
ベストナイン:1回 (1968年)
最優秀投手:1回 (1968年)
オールスターゲームMVP:3回 (1970年 第2戦、1971年 第1戦、1980年 第3戦)
月間MVP:1回 (1979年8月)
ファイアマン賞:2回 (1981年、1982年)
日本プロスポーツ大賞 殊勲賞:1回 (1968年)

江夏豊は、伝説の左腕として数々の三振を奪ってきた大投手です。1971年に行われたオールスターゲーム第1戦では速球と正確なコントロールで史上初の9者連続奪三振を記録、広島時代には1979年の日本シリーズ最終戦で、1点リードの9回裏、無死満塁という絶体絶命のピンチを自ら招くも、見事に無失点に抑え、「江夏の21球」として後世まで語り継がれています。そんな江夏豊は1968年に26完投で25勝をあげ、329回を投げて401奪三振という驚異的な奪三振率をあげて沢村賞を獲得しています。

16位:権藤博

雨・雨・権藤・雨・権藤

雨・雨・権藤・雨・権藤

出身地 佐賀県鳥栖市
生年月日 1938年12月2日
身長 177 cm
体重 73 kg

タイトル
最多勝利:2回 (1961年、1962年)
最優秀防御率:1回 (1961年)
最多奪三振:1回 (1961年)
表彰
沢村栄治賞:1回 (1961年)
新人王(1961年)
ベストナイン:1回 (1961年)
野球殿堂:エキスパート部門(2019年)

権藤博は連投に連投を重ねることから、「雨・雨・権藤・雨・権藤」という流行語も生まれるほどで、中日時代の権藤の存在感を示しています。プロ入り元年の1961年には69試合に登板し32完投、429回1/3を投げて35勝、310奪三振、防御率1.70で沢村賞のタイトルを獲得しています。翌年にも61試合に登板し、362回1/3を投げ、30勝17敗、防御率2.33で2年連続で30勝以上をあげるという神がかり的な活躍をした大投手です。

沢村賞の歴代最強ランキングTOP15-11

15位:真田重蔵

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