ジャンル：サスペンス/不良/SF/アクション
作者：和久井健
出版社：講談社
掲載誌：週刊少年マガジン
レーベル：講談社コミックス
発表号：2017年13号 -
発表期間：2017年3月1日 -
巻数：既刊22巻

2017年。26歳のフリーターとして底辺の生活を送っていた花垣武道は、中学時代の彼女だった橘日向が弟の直人とともに暴走族東京卍會（東卍）の抗争に巻き込まれ死亡したニュースを目にする。

翌日、バイト帰りに何者かによって電車のホームへと突き落とされた武道は、轢死を覚悟した瞬間に人生の絶頂期だった12年前の2005年にタイムリープする。

不良仲間と共に渋谷の中学へ乗り込んだはずが、地元の一大暴走族だった当時の東卍に袋叩きにされる過去を追体験した武道は、偶然直人に遭遇。彼に日向が12年後殺される運命であると伝えた結果、武道は死を回避した直人に命を救われたという結果に改変された2017年に帰還する。

武道は直人の奮闘むなしく日向が殺害された事実に加え、自身が直人との握手によって12年前にタイムリープできることを示され、日向を救う覚悟を決め、最悪の未来を変えていくと共に武道の成長を描く物語です。

チョメは、パルハラの幹部で、マイキーを倒そうとしますが逆に倒されてしまいます。また、その後に不意打ちをしようとしますが、稀咲鉄太返り討ちにあってしまいます。

チョンボは、パルハラの幹部で、チョメと同じく少年院で知り合い対マイキー用にメンバーとして集められました。しかし、マイキーを倒そうとしますがあっさり撃沈しています。

阪泉（はんせん）は、阪泉は血のハロウィン時の仲介役として登場、羽宮一虎に殴られて失神させられてしまいます。作中で強さがわかるシーンはありませんが、マイキーが阪泉に対して敬語を使っていることから、それなりに実力があると推測されています。

稀咲鉄太は「現代における最悪の事態＝ヒナ（橘日向）が2017年7月1日に死亡する」ことを引き起こした「東京卍リベンジャーズ」の黒幕です。タケミチの6回目のタイムリープの後の現代では、タケミチと松野千冬の食事に睡眠薬を盛り、千冬を銃殺するなど、トーマンで圧倒的な地位を築いています。頭はキレるようですが、タイマンなどの戦いでは雑魚のようです。

丁次（ちょうじ）は、バルハラの幹部で、登場シーンはこちらだけです。しかし、ファンの間では見た目のビジュアルから、チョメやチョンボよりは強いのではと囁かれています。

三途春千代は、梵天のNo.2で、「東京卍會」伍番隊隊長ムーチョこと武藤泰宏の元で副隊長を努めていました。伍番隊隊長ムーチョが黒川イザナと少年院時代の仲間だったことから、東卍を脱退して天竺に合流することになった際、三途もムーチョに着いていきます。しかし王であるマイキーを裏切ったムーチョを許すことが出来ず、スキを見てムーチョを斬殺しています。

天竺四天王でS62世代の一人で、黒龍を東京卍會につぶされたときの総長です。左の頭から首にかけて獅子の入れ墨を入れているのが特徴で、天竺きっての“狂犬”と呼ばれていました。東京卍會との抗争では魁戦で参番隊副隊長の林と交戦しようとするも一撃で倒されてしまいます。

ガリ男は、上のを仕切っているキャラで、ハンバーガーが大好きな大柄な男です。これまではハンバーガーを食べている姿しか登場していませんが、化け物のように強いという噂が流れています。

不良集団・東京卍會の創設メンバーで、参番隊隊長。頭は悪いがバリバリの武闘派です。喧嘩の強さは総長である「無敵のマイキー」が認めるほどの実力の持ち主で、メビウスとの戦いではメビウス総長の長内とタイマンを張っています。長内の強烈なパンチで何度も倒されますが、そのたびに立ち上がりました。

イヌピーこと乾青宗は、柴大寿が総長を務める黒龍の幹部としてタケミチの前に立ちはだかりましたが、大寿がマイキーに敗れ黒龍が解散状態になると、タケミチの下について東卍に加入しています。ケンカの強さが際立っているわけではありませんが、かつて黒龍の先輩から聞いていた初代総長の佐野真一郎に憧れを抱き、黒龍を再建しようとする意志の強さを持ちます。

長内信高は、新宿を拠点にしている不良集団・愛美愛主（メビウス）の八代目総長で、格闘技を齧っており腕っぷしが強いことで知られています。林田春樹との戦いでは、ボクシングをかじっていたことから、林田春樹の攻撃をかわす技術や、そこからカウンターで殴る技術をもっていましたが、その後マイキーに一撃で倒されてしまいます。

柴八戒は、東卍の弐番隊副隊長を務める実力者で、長身から繰り出されるパンチは一撃で相手を倒してしまう強さを持っています。東卍に対し、マイキーの妹のエマを殺害したり、壱番隊隊長の三ツ谷や肆番隊隊長のスマイリーを集団で襲うなど卑劣な手段を使う天竺といよいよ決戦となると、八戒も戦闘不能となっている三ツ谷に代わって副隊長として気合を入れて参戦、天竺のメンバーを次々に瞬殺します。

花垣武道は本作の主人公で、東京卍會壱番隊隊長兼11代目黒龍総長に上り詰めています。現代では東京卍會最高幹部になっています。決して喧嘩が強いわけではありませんが、2017年に東京卍會絡みで死亡した『橘ヒナタをどうしても救いたい』という強い思いから、誰にも負けない『しぶとさ』を持っています。

灰谷竜胆（りんどう）は、双子の弟で、数多の暴走族チームが乱立する中、主に兄弟2人で動き、六本木を縄張りにしています。関節技が得意で、仕切りたがりの兄・蘭に頭を痛めている様子が描かれています。また、同じく有名な双子の兄がいる、「東京卍會」肆（四）番隊副隊長の河田ソウヤ（通称アングリー）と対決しています。

不良集団・東京卍會の肆番隊隊長で、通称「スマイリー」です。天竺四天王の鶴蝶を倒したことがあり、東卍の肆番隊隊長を任されるほどの実力の持ち主ですが、それ以上に自分よりも強い相手に対してもひるまず向かっていく芯の強さがあります。