日本では、昔から女性は色白が美しいとされ、モテる要素になっています。それは現代でも同じで、やはり、色白の女性は人気ですし、日本も昔から色白は美の象徴とされていました。和風美人も、基本は透き通るようなきめの細かい色白の肌の人が多いです。

切れ長な目は、日本の女性の特徴です。一重や奥二重、二重に関わらず、縦の比率が小さくて横に長い目であれば、切れ長な目で、昭和的な印象を残します。美人画に描かれている和風美人も、一重で切れ長な目の女性が多く、昔の平安時代などは目が大きい人ではなく、小さい人のほうがモテたそうです。

和風美人には、落ち着いた丁寧な所作が似合いますよね。ドアを開ける時、お皿を置く時、取る時など、ゆっくりと落ち着いている雰囲気があります。がさつでおおざっぱではなく、ゆっくりとした丁寧な行動を心掛けるだけで、和風美人になりますね。

日本の美しい女性は艶やかでまっすぐな長い黒髪をしているというイメージがあり、いまでも和風美人の要素になっています。海外の西洋美人などは、生まれつきブロンドヘアの人が多く、美人の条件となっていましたが、それは日本も同じで、アジアといえば黒髪なので、要素となっています。

和風美人といえば、着物！日本と言えば、着物ですよね！着物が似合う人は和風美人だといえます。海外の顔立ちの人やハーフの人が着ると、どこかコスプレのようになりますが、和風美人の人は、普段着のように見えるので、日本人の特権でしょうね。

和風美人は、礼儀作法やマナーをしっかりと身につけています。日常生活の中での些細なマナーも大切で、相手に何かしてもらったら、小さくても必ずお礼の気持ちを表すのが和風美人です。細やかな心遣いが和風美人の特徴で、マナーも常識ももっていますね。

和風美人は奥ゆかしく大人しいイメージもあり、言葉遣いも綺麗なイメージがありますね。ギャルのように若者言葉もあまり使いません。上品で敬語もしっかりと使い分けることのできる印象があります。マナーもしっかりとしているので、全体的に上品ですね。

大人しくて優しいイメージで、物腰が柔らかいのが和風美人です。控えめな態度で他人を押しのけてまで自分の意見を通そうとはしません。きちんと冷静に周りの意見も聞いたうえで、自分の意見もきちんともっていますね。完璧な女性に近いのかもしれません。銀座のホステスさんもそのようなイメージです。

凛とした表情が印象的なのが和風美人です。凛とは、「態度、容姿、声などがきびしくひきしまっているさま」です。芯が強く打たれ強い和風美人は、周囲に流されない独自のポリシーを貫き、自分というものがきちんとある人が多いです。流行ではなく、自分に似合うものを知っています。

和風美人の人は、総合的に落ち着いた雰囲気を持っています。顔自体も派手なつくりではないということもありますが、赤い口紅を塗ってもどこか地に足がついている落ち着きを感じます。しっかりと自分をもって、かっこいい女性ともいえるかもしれません。

2018年、映画『祈りの幕が下りる時』や『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』などに出演し、大ブレイク中の女優、飯豊まりえさん。飯豊まりえさんもこの世代には珍しい和風美人です。しかしスタイルが西洋的なので、そのバランスが絶妙で素敵ですね！

月9ドラマ『HERO』で城西支部唯一の女性検事・馬場礼子役に抜擢、11年ぶりに髪を切りボブカットにして臨み一躍注目を集めると、話題作への出演により大ブレイクを果たした吉田羊さん。吉田羊さんもきりっとしたアジアンビューティーで、和風美人ですね。

2000年に『天気予報の恋人』でドラマ初出演、2001年『ホタル』で映画デビューを果たした笛木さん。韓国へ居を移し、芸能活動を開始。女優としてテレビ、映画などに出演されていました。やはり和風美人はアジアンビューティーなので、韓国でも受け入れられる顔なんですね。

NHK連続テレビ小説『あまちゃん』に出演。同年9月6日、『あまちゃん』で演じた埼玉県出身のキャラクターで大ブレイクを果たした松岡茉優さん。昭和顔であり、和風美人ですね。透明感もあり、演技力も評価されています。今後も活躍が期待されています。

2016年後期の『べっぴんさん』でヒロインの親友役として連続ドラマに初のレギュラー出演し、生真面目で生まれつき体の弱い村田君枝役を慎ましやかに演じて、その確かな演技力により「昭和顔」の女優として一躍注目を集めた土村さん。やはり昭和顔としてブレイクをしました。