現場：とべ動物園
住所：愛媛県伊予郡砥部町上原町２４０
加害動物：ゾウ
事故後の処分：無し
負傷者：飼育員1名

2019年3月に30代男性飼育員が、メスのアフリカゾウの「媛（ひめ）」（１２歳）に襲われ、肋骨と左肩を骨折する重傷を負う事故が発生しました。男性飼育員は1人で3頭のアフリカゾウを順番にゾウ舎の運動場から別の運動場に移動させていたところ、2頭を移動させた後、最後に「媛（ひめ）」を移動させようとしたところ襲われてしまいます。「媛（ひめ）」は他の2頭に比べ、移動を苦手にしていたそうです。

現場：群馬サファリパーク
住所：群馬県富岡市岡本１
加害動物：ゾウ
事故後の処分：無し
負傷者：飼育研修生1名

死亡事件も数件起きている、群馬サファリパークですが、2017年に象に踏まれる事故が起きています。飼育研修に来ていた男性が象にエサをやっている最中に倒されて、踏まれてしまったのです。腰の骨を折るなど重体ですが、命に別状はないとの事でした。研修中との事だったので、不慣れな部分があったのか、象にストレスが溜まっていたのか、原因は不明ですが、どんなに慣れていても信頼関係があると思っていても動物の気持ちを正確に知ることはできません。

現場：須坂市動物園
住所：長野県須坂市臥竜２丁目４−８
加害動物：クマ
事故後の処分：無し
負傷者：小学1年生1名

長野県にある須坂市動物園で小学１年生の女の子がクマに指を噛まれる事故が起きました。クマに餌やり体験をしていた時に起きた事故ですが、本来なら飼育員がクマへのエサのやり方を見せるイベント中だったとの事。ところが、飼育員の判断で、エサのやり方を見せるだけでなく子供にも実際にエサやりを体験させてしまいったことが原因でした。

現場：那須サファリパーク
住所：栃木県那須郡那須町高久乙3523番地
加害動物：ライオン
事故後の処分：無し
負傷者：飼育員2名

1997年11月、23歳女性飼育員と19歳女性実習生がライオン（10歳以上）に襲われ負傷する事故が発生しました。午後4時半の営業終了後、女性飼育員と実習生は放し飼いエリアにいたライオン5頭を飼育エリアのオリの中に入れ、ライオンのエサを与える準備をしていたところ、エサの臭いでメスライオン1頭が扉をくぐって襲い掛かってきます。女性飼育員は後頭部と首をかまれ1か月のけが、女性実習生は背中を2カ所かまれ3週間のけがを負います。飼育員との間を遮る扉のカギを閉め忘れていたことが原因でした。

現場：那須サファリパーク
住所：栃木県那須郡那須町高久乙3523番地
加害動物：ライオン
事故後の処分：無し
負傷者：飼育員1名

2000年12月、20代の男性飼育員がライオン（14歳・メス）に襲われ一時重体となる事故が発生しています。男性飼育員が2人の女性従業員とともに獣舎内通路を清掃中に、オリにいたライオンが襲ってきて頭や背中など数カ所を噛まれ、出血がひどく一時重体に。襲ってきたメスライオンのオリの扉が施錠されていなかったことが原因でした。

現場：鹿児島市平川動物公園
住所：鹿児島県鹿児島市平川町5669-1
加害動物：ヒョウ
事故後の処分：無し
負傷者：飼育員1名

2020年12月に20代の女性飼育員が、クロヒョウの「セピア」に襲われ負傷する事故が発生しました。女性飼育員が「セピア」に餌を与えている最中、観察のため、天井近くにある柵格子から中をのぞくと、天井近くにある柵格子まで「セピア」が飛びつき、約5cmの隙間から両足の爪で女性飼育員をひっかき、女性飼育員は、側頭部と両手を負傷し1週間入院。柵格子の隙間は約5cmで前足を20cm～30cmほど出せる状態だったそうです。

現場：小諸市動物園
住所：長野県小諸市丁３１１
加害動物：ライオン
負傷者：飼育員1名

2017年2月、20代の女性飼育員がライオン「ナナ」（メス・15歳）に襲われ負傷する事故が発生しています。女性飼育員は、清掃のためライオン「ナナ」を寝室から屋外展示スペースへ移動させていましたが、その際、スタッフ通路の扉を閉める作業を怠り、寝室とスタッフ通路がつながった状態になっていました。その直後に襲われ、右下腿部、左鼠けい部、前顎部下等を負傷。子どもと来園していた女性が屋外側で女性飼育員がライオンに襲われているところを発見し、男性飼育員へ知らせて救助されました。

現場：那須サファリパーク
住所：栃木県那須郡那須町高久乙3523番地
加害動物：トラ
事故後の処分：無し
負傷者：女性飼育員2名、男性飼育員1名