1971年、福岡県で生まれた福山さんは、高校在学中、フレンチレストランの調理の研修を受け、1989年、フランス料理店「イル・ド・フランス」で研鑽を重ねます。その後、1995年からワインレストラン「マーキュリーカフェ」でシェフを務め、2002年、西中洲に「La Maison de la Nature Goh」を開店。現在に至っています。

“究極のもてなし”で、ミシュランの三つ星を、何度も獲得している石原さんは、客を迎えるのは一日一回、カウンター席の１４名のみ。客一人一人にこまやかな心配りをしたいと、あえて限定しているそうです。料理には、厳選した旬の食材が毎日300種類以上使われ、豪勢かつ優美なごちそうに、開店から10余年の歴史ながら、「一生に一度は食べたい」と予約は殺到。半年先まで埋め尽くされているそうです。

1974年、東京都生まれの荒井さんは、中学卒業後、調理師専門学校へ通い、都内のレストランなどで修業を積みます。24歳で渡仏すると、パリ「オーベルジュ・デ・シーム」、南仏「オーベルジュ・ラ・フニエール」などの星付きレストランへ。帰国後は、開店資金を貯めるべく築地の仲買として1年間働き、26歳の若さで「HOMMAGE」をオープンしました。生まれ育った浅草で、東京ならではの自分らしいフレンチをつくり続けています。

1978年、岡山県で生まれ、京都で育ち、家業の自動車部品商社に就職。25歳で一念発起し、料理の世界へ。京都の老舗スペイン料理店「ラ マーサ」で9年間修業し、スペインで本場の料理を学んだ後、独自のスペイン料理を追求すべく2013年に「aca 1°」で独立します。伝統的なスペイン料理に独自のアイデアを加え、2017年から毎年ミシュラン一つ星を獲得し続けている有名な料理人です。

創業 天明八年の鶏料理専門店の老舗の次男に生まれ、中学生くらいから自然と調理場に立つうちに先々代に見込まれ家業を継ぐ事になりました。「まずは外に出て学べ」との助言を受けた事もあり、学生時代にアメリカやカナダ、フランスなどへ旅をしました。その中で各国の人々と交流し、中でもホテルやレストランで受けたサービスの体験が、家業を継ぐ意欲を向上させたそうです。230年変わらない味を守り続ける、京都老舗の帝王学を継承しています。

広島県廿日市市宮島口、瀬戸内海を臨む小さな丘にある、一軒家の古民家を改装したカウンター8席のフレンチレストラン「AKAI」のオーナーシェフです。2017年に開催された、新時代の若き才能を発掘する日本最大級の料理人コンペティション「RED U-35」でグランプリに輝いた有名な料理人で、地元広島県出身で、広島の生産者や食材に特化し、広島から新たなフレンチの魅力を発信しています。

1975年京都生まれの坂本健さんは、大学在学中に欧州旅行の際にイタリア料理の美味しさに出会い、料理人の道へすすみます。伝説の名店「イル・パッパラルド」で3年半務め、基礎を叩き込まれます。笹島シェフの独立に伴い、2002年に「イル・ギオットーネ」に移籍。2005年の「イル・ギオットーネ　丸の内」開店の際には、笹島シェフと交互に店舗をマネージメントするポジションに就きます。9年間料理長を務めた後、2014年に満を持して独立、「cenci」をオープンします。

1976年名古屋生まれの須賀さんは、実家は洋食屋、フレンチレストラン、パティスリーを経営し、幼少期から業界の裏側を見て育ちます。21歳の時、巨匠ジョエル・ロブションと出会い、以後16年に渡り氏の元で腕を振るい続けました。東京、ラスベガス、ニューヨーク、台湾、パリで新店舗立上げから総料理長を務めます。2014年に独立のため帰国し「SUGALABO Inc.」を設立、翌2015年東京・神谷町にラボラトリーを開設。 様々な地域や分野でのクリエーションを行う傍ら、限られた時間のみ会員制レストランとして美食家に料理を提供しています。

1977年に鹿児島県で生まれた高田裕介さんは、小学生の頃に見ていたテレビ番組『料理大学』の影響で料理に興味をもったそうです。2010年に大阪　本町に【La cime】をオープンし、その後、2012年度版のミシュラン関西にて一つ星を獲得。さらに2016年度版では二つ星に昇格している実力者です。

1973年和歌山県生まれの小林さんは、辻調理師学校卒業後、大阪の料理店を経て21歳でイタリアへ。トスカーナ州やカンパーニャ州など、郊外の名店で働いた後に98年帰国。同年12月、実家がもつ田んぼの真ん中に「リストランテ アイーダ」をオープンします。2007年には現在のスタイルに改装、「ヴィラ アイーダ」として再出発します。マダムと二人で切り盛りする自家菜園で多品種の野菜やハーブを育てながら、一日一卓のみでゲストをもてなす有名な料理人です。

1974年愛知県出身生まれの岸田さんは、高校卒業後、三重県志摩観光ホテル「ラ・メール」、東京都渋谷区「カーエム」を経て渡仏。数々の名店で研鑽を積み、パリの三つ星「アストランス」ではパスカル・バルボ氏に師事、スーシェフまで務めます。2006年に帰国、「レストラン　カンテサンス」を立ち上げ、2007年、『ミシュランガイド東京』で三つ星に輝きます。以降、毎年連続して三つ星を獲得、料理界を牽引するトップリーダーに成長しました。