ダニエル・J・ダービーの弟で、DIOの側近の一人。
1月5日生まれ。
ダニエルとは10歳以上歳が離れており、兄であるダニエルをギャンブルとイカサマの天才だったと認めている一方で、兄が使うようなイカサマを「古い、小狡い手」と言い、「兄とは世代が違う」と称している。

一応ゲームの操作の腕は確かで、DIOにもそれなりに認められている。

使用スタンド：アトゥム神（あとぅむしん）
人型のスタンド。兄のスタンドと同じく「魂」に関する能力を持ち、賭け事に負けた相手の魂を奪うことも共通。
それに加え、スタンドの体の一部を相手の魂に食い込ませて置いて来たり、相手の「魂」の状態を見ることで「2択で答えられる質問」の正確な答えを引きずり出すことができる能力を持つ。

インドとパキスタンとの国境の山道で、承太郎たちの車の前をノロノロ走ったり、後ろにピッタリつけたりの嫌がらせを繰り返した末に、トラックに激突させようとした人物。
両腕は筋肉モリモリなのに残りの全身は貧弱というヘンテコな姿の男。

スタープラチナによって谷底に叩き落されたかに見えたが、ホウィール・オブ・フォーチュンの凄まじいパワーと自在な変形能力ですぐに復活。
筋肉隆々の右腕を窓から突き出して承太郎たちを執拗に追い回し、高圧で飛ばしたガソリンに引火させ、承太郎を火だるまにして「勝ったッ！第3部完！」と勝ち誇ったが、炎に包まれたのは学ランだけであり、間一髪承太郎は地中に穴を掘って逃れていた。

使用スタンド：ホウィール・オブ・フォーチュン
車と一体化したスタンドで、一般人にも姿は見えている。
戦車並みのパワーを持つ上に、地中を掘り進んできたり、ボディを変形させて岩の隙間に潜り込んだり、タイヤにスパイクを生やして崖を上ることすら可能。

星座：獅子座
血液型：A型
職業：高校生
好きなプロ野球チーム：巨人
好きな俳優：田村正和
好きな色：キラキラと光る緑色

家族でエジプトへ旅行に行った際にDIOと出会い、肉の芽を植え付けられる。その後日本に帰り、空条承太郎の前に立ちはだかる最初の敵スタンド使いとして登場。
しかし自身の枷であった肉の芽を抜かれた事で正気を取り戻し、DIO討伐の為に承太郎の仲間になった。

使用スタンド：法皇の緑(ハイエロファントグリーン)
ボディを帯状に変化させることが出来る、人型の遠距離操作型スタンド。
スタープラチナのような近距離パワー型とは違い、パワーは劣るが射程距離は最大100m以上とかなり長い。
液体状の破壊エネルギーを固めて超高速で飛ばすことが出来る。

エンヤ婆が送り込んだ7人の刺客の1人(？)であるオランウータン。ジョジョ初の動物のスタンド使い。

タバコを吸ったり九面パズルを簡単に解いてしまうなど、人間並みの高度な知性を持つ他、人間の女性のピンナップを眺めたり、家出少女が居るシャワールームに侵入するなど、非常にスケベな性格をしている。
自分の知性とスタンド能力を誇示するプライドの高さを持つ一方で、簡単に承太郎の挑発に乗って怒り狂う短気な一面もある。

使用スタンド：ストレングス
挑戦、強い意志、秘められた本能を意味する、タロット大アルカナ8番目のカード「力」の暗示を持つスタンド。
船と一体化し、巨大な貨物船として顕現する物質同化型スタンド。「力」の名に恥じぬ大規模で相手を圧倒する。

サウジアラビアの砂漠の村で待ち構えていたスタンド使い。
生後11ヶ月（イレブンマンス）の赤ん坊だが、生まれついての天才であり、大人顔負けの高度な頭脳と狡猾な悪意の持ち主である。
牙が2本生えている。
言葉は話せないふりをしているだけらしく、頭の中では大人と同じ思考で物事を考え、悪態をついたりもするし、タバコを吸ったりもする。

使用スタンド：死神13（デスサーティーン）
タロット大アルカナ13番目のカード「死神」の暗示を持つスタンド。

生き物が寝ている時に、寝ている者の精神を自身が作り出した夢の空間に引きずり込むという能力を持つ。複数人を同時に同じ空間へ引きずり込むことも可能。
このスタンドは標的の精神を支配するという性質を持っているため、自分に痛みを与えるといったような夢から醒めるための古典的方法は一切通用しない。スタンドが作り出した空間から脱出するには現実世界で他人に起こしてもらうしか方法がない。
また、その精神に干渉する能力の応用か、夢から覚めた者は夢の内容を思い出すことができない。

サウジアラビアの砂漠に登場したスタンド使い。
ラクダで砂漠を横断する承太郎一行を、密かに尾行しながら攻撃した。

彼の使うスタンド『太陽』は気温を70℃以上にまで上昇させる高熱を放ち、レーザー光線のようなエネルギーのビームは精密さと破壊力もあって、一行を苦しめた。

しかし「影が反対側に伸びているそっくりな形の岩」を見つけられ、スタープラチナが投げた石をぶつけられたアラビア・ファッツは、一瞬で敗北してしまった。

妖刀に宿る、独り歩き系のスタンド。本体(キャラバン・サライ)は500年前のエジプトの刀鍛冶で、現在は既に死亡している。
本体が死亡しているが、刀に宿ったスタンドだけが残されているという稀有なパターンである。

刀を鞘から抜いた者、または刀身に触れた者の精神を乗っ取り、「新しい本体」とする。操られた人物は剣を触ったことのない素人であろうと、たちまち剣の達人になる。
なお、人間でなくても精神を乗っ取ることは可能なようで、作中ではネズミ、牛、魚、カニを利用しようとしていた。

DIOの信奉者にして刺客の一人。
エジプト9栄神、ゲブ神を司る盲目の男。

恐ろしいほどに研ぎ澄まされた聴力と洞察力を持ち、杖を耳に当てることで地面からの音や振動で対象の位置や距離、動きを探知できる。
飛んでいるハエの位置を把握するどころか、4㎞先であろうと足音の間隔から体格や心情を察知する事すら可能というほどの超人ぶり。

使用スタンド：ゲブ神
ｋｍ単位で離れている場所からでも操作できる遠距離操作型で、自在に姿を変化させる水のスタンド。基本は鋭い爪を持つ腕のような姿をしている。水や血液などの液体と一体化しているため一般人にも見え、砂のように水分を吸収する物の中は自在に潜って移動することができる。

SBRレースに参加する選手の一人。第1、第2ステージで上位にランクインしており、第3ステージでは2位と1時間の差をつけてトップ通過するなど優秀な選手である。略称はＨ・Ｐ。
男性として振る舞っているが、実は女性。気付いているのは数人しかいない。

使用スタンドは「クリーム・スターター」。
スプレー型のスタンドで、通称は『肉スプレー』。その通称の通り、自分もしくは他人の肉体を搾り取って放射する能力を持っている。

相手の口をふさいだり、人相を変える、怪我を治す、体を分解するなど、使い勝手はかなり良い。
更にはホット・パンツは、自らの片腕を分解して不意打ちに使うなどしていた。ただし分解した部位を攻撃されると本体にもダメージが行く。

第7部「スティール・ボール・ラン」に登場するジョッキー。
元はイギリス下層階級の出身だが、イギリス競馬界の貴公子になるほどの実力を持った天才ジョッキー。
愛馬はシルバー・バレット。それぞれの馬が持つ癖を見抜き、その癖を利用することによって難なく抜き去るという『プロの技術(ワザ)』を見せる。しかし、黒い噂が絶えず、実際に野心も高い。

使用スタンド：スケアリー・モンスターズ
自分を含め、生物を恐竜化する能力。
恐竜のデザインは自由自在で、ランプスタンドや背景にあわせた保護色の形態に変身させることが出来るなど、フェルディナンド博士の能力よりも応用が広い。
自身を恐竜化する事で嗅覚や俊敏さなど身体能力を向上させ、馬の足跡から乗馬している人物を特定する事が出来る。

ファニー・ヴァレンタイン大統領の送り込んだ刺客の一人。
過去(1863年、SBRレース開催の約30年前)、音楽家を目指していたが、戦場に召集され見張り番の仕事を命じられる。
『卑怯さとは強さにならず、｢公平(フェア)｣さこそが強さとなる』という理念を持ち、それに則りジャイロに自らのスタンドの弱点を教えている。
普段は冷静で落ち着いた口調だが、激昂すると語気を荒げ暴言を吐き、一人称も｢わたし｣から｢オレ｣に変わる。

使用スタンドは『シビル・ウォー』。
ロボットのような外見で、人型のスタンド。
対象者の捨てたモノ、人等の幻覚を見せるシビル・ウォーの空間をつくりだし、その空間では対象者は幻覚に襲われる。
スタンド自体には破壊力はないが、スタンドの体をバラバラに分解することも可能。

このスタンドの真の恐ろしさは、スタンドの本体・アクセルを殺すことでアクセルの過去の罪を全て被せられることである。
ジョニィはアクセルを殺害してしまったことにより、アクセルの過去の罪を全部被ることになる。
清らかな水で自身を清めることで罪から逃れられるが、罪が重すぎると水で清めても効果がない。

大統領の送り込んだ刺客のガンマン。
奇妙な果樹園でジャイロ達を待ち受ける。
殺し合いにおいても礼節を重んじ、対等な決闘による修行を目的とする。
リンゴォは端から見れば穏やかで礼儀正しい物腰をしているが、その内面はひたすら命を賭した決闘を繰り返すことで己を高めようとする男の中の男である。

使用スタンドは『マンダム』。
3年程前に砂漠で身につけた、肩に覆い被さるタコのような姿をしたスタンド。リンゴォが腕時計の秒針を戻すことで、時間をきっかり6秒戻す事ができる。
腕時計の針は、あくまで能力を発現させる為の精神的スイッチである模様。時間が戻っても、リンゴォとその周辺にいる者だけは戻る前の記憶が残っている。それを利用してリンゴォは果樹園に来る者を「時間を戻して、来た道を何度も通らせて迷路に迷い込んだように思わせて」いた。

スティーブン・スティールの妻。旧姓はペンドルトン。
年齢は14歳で、夫とは親子以上に年の差が離れている。

その後ジャイロ・ツェペリに幸せは自分の手で掴まなければならないと言われ、大統領の野望を阻止すべく単独で行動する。運命に翻弄されひたすらひどい目に合うが、時には手を汚しながらも戦っていく。

使用するスタンドは『涙の乗車券（チケット・ゥ・ライド）』。
ルーシーの流した涙が固形化し、それを剥がすことでカッターのような形状になる。
これに切りつけられた相手は一切のダメージを負わないが、本来は多様なはずの「運命の流れ」を断ち切られ固定されてしまう。
その結果、チケット・ゥ・ライドで切られた直後に起きた結末に必ず行き着くよう仕向けられる。
固定化された運命には逆らえず、逆らおうとすればするほど結果がより酷くなる。

DIOが『天国』へ行くための味方になるよう産ませた息子の一人。腹違いの兄弟にジョルノ、ウンガロ、ヴェルサスがいる。
DIOがかつて奪ったジョナサンの肉体にあった「星形のアザ」も受け継いでいる。
まぶたが急に閉じてしまう・汗が止まらない・息が苦しくなるというパニック障害を患っている。
生きる希望を見いだせず精神的に衰弱し、自暴自棄になり高速道路を逆走して事故を起こし病院へ搬送されたところをDIOの骨から産まれた緑色の赤ちゃんと一体化したプッチ神父に引き寄せられる形で遭遇した。

使用スタンドは『スカイ・ハイ』。
リキエルの手首に装着される両生類の様な姿の小さなスタンド。
ロッズを操って肉体の特定の部位から体温を奪うことが主な戦闘方法になる。
体温を奪うだけだとそんなに恐くないように思えるが、若々しい健康体の少年を血尿にしたり、対象の体を自由に動かす、凍傷で体を腐らせるなど、相手をさまざまな病気にする事ができる。
さらに脳幹の体温を奪えば相手を即死させる事も可能。

第6部「ストーンオーシャン」に登場するキャラクター。
ジョースター家の宿敵DIOの息子の1人。
生まれながらのスタンド使いだが、本人はその事に気付いておらず、それが原因で不幸な人生の分を送ってきた。その為、それに対するハングリーさ、世の中に対する恨みやつらみは深く、誰よりも幸せになってやるといった向上願望は強い。

スタンド：アンダー・ワールド
「飛行機が墜落する」「道路を人や車が通行する」といった地面に起こった過去の出来事を記録し、それを好きな時に再現出来る能力を持つ。再現できる時間はヴェルサスが覚えている範囲で、地面から幾つも掘り起こす事が出来る。
墜落寸前の旅客機や戦闘機を再現し、そこに敵を放り込んで、墜落の際の爆発で葬り去るのが基本戦法。

脱税と恐喝容疑でG.D.Sｔ刑務所に収監されている男囚。
表の顔は車のディーラーであるが、実際はヤクザであり、軽重問わず様々な犯罪行為に手を染めていた。
犯行現場をエルメェスの姉・グロリアに見られて通報されて逮捕され、その報復としてグロリアを殺害しドブ川に沈めさせた張本人である。

エンリコ・プッチにスタンドのDISCを与えられてスタンド使いとなり、天国へ行く方法の鍵を持つDIOの骨を使い新たな生命を産み出している。

使用スタンド：リンプ・ビズキット
死んだ生物を見えない死骸(ゾンビ)として甦らせるスタンド。人間だろうと剥製にされたワニだろうと、同時に何体でも甦らせることが可能。
蘇った生物は本能から脳味噌を喰らうようになる。
またゾンビ化すると上下の概念がなくなるため、壁や天井を自由に歩く事ができる。

グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所の囚人。
あらゆるものを分解せずにはいられない性癖の持ち主。その性癖の強さは幼いころに車一台分をまるまる分解してしまったこともあるほどである。しかし付き合っていた彼女の浮気現場を発見した際に彼女とその浮気相手を「分解」、殺人罪に問われて収監されていた。

上半身網のような服(靴の足跡付き)が特徴。
最初はセリフがなく性別不明なイメージで描写されていたが、後に男性だったことが判明した。

使用スタンド：ダイバー・ダウン
人や物の中に潜り込み、内部から操ったり組み替えたり力を解き放ったりする能力を持つ。
『内部から組み替える』能力ではチョコレートを顔に埋め込んで顔を変える事や、自動操縦型のスタンドの思考回路さえ組み替える事も可能。
『力を解き放つ』能力では、スピードとパワーだけを壁などに潜行させ、解き放つ事で間接的に壁の向こう側にいる相手を殴ったりできる。

G.D.st刑務所の特別懲罰隔離房棟看守。囚人達に対して激しい差別意識を持っている。

空条徐倫を始末するために、エンリコ・プッチ神父からスタンドのディスクプラネット・ウェイブスを与えられた。
敗北後、DIOの骨によって植物化され行方不明となる。

使用スタンド：プラネット・ウェイブス
外見は、筋肉が剥き出しになった様に身体に沢山の縦向きのラインがひいてある人間の様な姿をしている。
能力は、隕石を磁石のように自分自身に引き寄せる。隕石は自分に当たる直前で燃え尽きるため本体へのダメージはないが、隕石の延長上に物体があった場合はその限りではない。

湿地帯に生息するプランクトンにプッチ神父がスタンドと記憶のDISCを与えた事で誕生した新生物。
本体と使用するスタンドの名前が同じという珍しいタイプ。

無数のプランクトンの一体一体全てがスタンドであり、かつ本体となっている。
言わばスタンドと物質が融合したタイプのスタンドであるため、スタンド使い以外にも見ることが出来る。

一部のプランクトンが死滅しても他のプランクトンが残っていればスタンド全体として生き続けられる上、プランクトンの増殖に必要な水があればほとんど際限なく増殖することが出来るので、非常にしぶとい。

『ジョジョの奇妙な冒険』第6部「ストーンオーシャン」に登場。
空条徐倫と一緒にG.D.st刑務所に収監された人物。徐倫が持っていたペンダントの中に入っていた「スタンドの矢」の破片に刺さったことで、スタンドが目醒めた。

使用スタンドは『キッス』。
シールを貼ったものは二つに分裂し、剥がすと破壊を伴って元に戻るという能力。
攻撃にもサポートにも役立つので、何かと重宝した。

第6部「ストーンオーシャン」の主人公。
空条承太郎の娘で、日系アメリカ人。年齢は19歳。
身長174cm、体重57kg。通称は「ジョリーン」。

無実の罪で刑務所に服役することになり、姦計により奪われた父・承太郎の記憶とスタンドのDISC、そして奪って逃走した犯人を捜すべく、あえて脱獄のチャンスを捨てた。
まだ年相応の少女だが、父親譲りのタフさと強い精神力を持ち、迫り来る困難や敵を次々と撃破していく。

使用スタンドは『ストーン・フリー』。
徐倫自身の肉体を糸状に変化させ、それを自在に操るというスタンド。
体そのものを変化させているため、糸を出し続けると体が減っていってしまう。後には自分と触れている他人をも糸状に変化させられるように。

糸は遠くまで伸ばすことが出来るが、長くなれば当然脆い。
千切れれば本体もダメージを受けてしまう。
人型の状態では従来の歴代主人公のスタンド通り無類の格闘戦能力を発揮出来、丈夫である。ただし、射程距離が短くなってしまう。