２０００年１０月～１２月放送。
お金が何より大事だと思っている主人公の客室乗務員が、超金持ちの医者のふりをした相手（本当は小さな魚屋の息子）との恋愛で本当に大事なものは何かに気づいていくお話です。
主人公の客室乗務員役に松嶋菜々子さん。なんだかぴったりですね。相手役に堤真一さん。お医者さんのほうがしっくりきますが、魚屋さんも堤さんみたいな魚屋さんなら主婦のお客さんも増えそうですよね。
フジテレビの月９として久々に３０％を超える視聴率を獲得し話題になった恋愛ドラマです。
ちなみに中国でリメイクされる際「大和撫子」と訳されるかと思いきや「大和拝金女」だったそうです。なんとも言えない気持ちになりますね。

フジテレビ系で１９９６年４月～６月放送。
「月９」「ロンバケ」が一世を風靡したドラマです。木村拓哉さんの長い髪形「ロン毛」をまねる人がたくさん出たことも話題になりました。
年上の山口智子さんがかわいらしく、キスシーンにはみんなうっとりしました。
久保田利伸さんとスーパーモデル、ナオミ・キャンベルさんが歌う主題歌の「ＬＡ・ＬＡ・ＬＡ・ＬＯＶＥＳＯＮＧ」も人気でした。
久保田さんの髪型もまたブラックミュージックに憧れる層に真似をされていました。
今以上にドラマが若者の文化に影響を与えていたことがわかります。

TBSテレビ系で２０１６年１０月１１日～１２月２０日放送。
海野つなみ原作の漫画『逃げるは恥だが役に立つ』を実写ドラマ化した作品となっています。

主人公の森山みくりを新垣結衣さんが、相手役の津崎平匡を星野源さんが務めました。
「逃げ恥」の愛称で大ブレイクを果たし、エンディングで流れた「恋ダンス」は社会現象になったほど。
進みそうで進まない2人の恋が可愛らしく、癒された人も多いのではないでしょうか。

フジテレビ系列で２００７年４月～６月放送。
主人公が妖精の力を借りて「ハレルヤチャンス」という言葉でタイムスリップし、恋愛を成就させようと奮闘するラブコメディです。
主人公を山下智久さん、ヒロインを長澤まさみさんが演じており、当時も美男美女でお似合いのカップルだと話題になりました。
三上博史さんは妖精役で久々の月９出演。また人気お笑いコンビANZEN漫才の２人もデビュー前ですが、野球部員役でドラマ初出演を果たしています。
随所にギャグや洒落が盛り込まれており、それに気づくと笑ってしまう、コメディ要素もだいぶ強い作品でした。
このコミカルな役は山下智久さんの当たり役と言ってもいいと思います。
韓国、中国でリメイクされるほど人気の恋愛ドラマです。

２０１６年１月～３月放送。
「いつ恋」として、切ない恋物語に注目が集まりました。
ふたりの境遇が不幸すぎることや、介護職員の問題など見ていて非常につらくなるものがありましたが、それぞれが明るく前向きに生きていこうとする姿に胸を打たれる視聴者が多かったようです。
高良健吾さんが優しく人を疑うことを知らない主人公の相手役を好演。また有村架純さんのひたむきで健気な姿にも人気が集まりました。
また、ＡＡＡの西島隆弘さんのくず男姿も新境地とわだいになりました。

フジテレビ系列で２００５年７月～９月放送。
巨大掲示板「２ちゃんねる」発信の純愛物語として、書籍化、映画化、ドラマ化された作品で、原作のことの真偽がわからないながら、気弱なオタク青年と簿人でお嬢様育ちのＯＬの恋愛を見ている人が応援したくなってしまう恋愛ドラマです。
ドラマ版では主人公・電車男を伊藤淳史さんが、相手役・エルメスを伊東美咲さんが演じており、伊東美咲さんのキュートさが大いに話題になりました。
本来アングラであるオタク文化が日の当たる場所に出てしまったとして批判もありますが、ドラマは大人気で当時の2ch同様、毎週、「どうなるんだ？！」と視聴者が固唾をのんで見守ったドラマです。

フジテレビ系列で１９９１年１月～３月放送。
織田裕二さん演じる長尾完治を「カンチ」と呼ぶ主人公リカ役・鈴木保奈美さんの声がとてもかわいらしく、そのリカが「ねぇ、セックスしよう」というセリフが話題になりました。
織田さんと同郷の友人役・江口洋介さんと有森也実さんの役柄が主役二人の役と対になるものだったところもこのドラマの面白いところで、さばさばして同性人気も高かった鈴木さんの「リカ」に対して有森さん演じる「さとみ」は脅迫状が届いてしまうほど嫌われていたようです。
バブル期を反映したドラマで、主題歌小田和正さんの「ラブストーリーは突然に」とともに大ヒットを記録しました。

ＴＢＳ系にて２０００年１月～３月放送。
腕はあるのに人気のない美容師と難病で車いす生活の図書館司書の女性との恋愛を描いたドラマでした。
木村拓哉さんが人気のない美容師役というのがなんとも斬新ですね。
常盤貴子さんが健気でかわいらしかったのを覚えています。
また、木村拓哉さんが常盤貴子さんの髪を切るシーンも話題になりました。車いす生活というハンデキャップのある女性との恋、ということで若干の批判もありましたが、視聴率はとてもよかったようです。

フジテレビ系にて、２００８年１月４日～１月５日放送。
二ノ宮知子原作の「のだめカンタービレ」を実写ドラマ化しました。
音大を舞台に、主人公の野田恵（のだめ）と千秋真一、個性的な仲間たちが繰り広げるラブコメ作品となっています。

ピアノの天才的な才能をもちながら、楽譜を読むのが大の苦手な「のだめ」と、指揮者を目指しているエリート学生「千秋」。
付かず離れずな2人の関係にやきもきしながらも、俳優陣たちそれぞれの掛け合いが面白く、多くのファンを獲得しました。

スペシャルドラマ化、映画化もされており、幅広い世代に人気のドラマとなっています。

フジテレビ系列で２０１５年１月～３月放送。
長谷川博己さん演じる母に養われているニートと杏さん演じる理系で頭脳明晰だが恋愛力ゼロの女性が不器用ながらお互いひかれあっていくお話です。
長谷川さん演じるニートは結婚相手を母親に変わる新たな寄生先、また杏さん演じる理系女子は結婚は相手とかわす契約だと思っており、なんともいびつな形で交際を始めるのですが、そのうちに感情が動かされ、お互いに恋をしていると気づくところがきゅんとするというかほっとするというか、なんとも序盤はじれったりドラマです。
四角四面に物事をとらえ、すべてはマニュアル通りに進めようとする杏さんの姿がなんとも滑稽ですが、とても魅力的に演じられていました。

フジテレビ系列で２００６年７月～９月放送。
仕事もできる、見た目もいい、なのに偏屈なせいで結婚できない男の主人公が、周囲の人と交流を重ねていくうちに変わっていくお話です。主人公に阿部寛さん、相手役に夏川結衣さん、国仲涼子さんが出演。当時、自身も結婚できない男だった阿部寛さんが主人公を好演しています。
大人ゆえに素直になれなかったり、過去を思い踏み出せなかったりとじれったくも愛おしい登場人物たちがただの知り合いから恋愛に発展するまでを描いたラブストーリーです。まるで痴話げんか、と言われる阿部さんと夏川さんのやりとりも楽しく、笑えてほろりと泣けるドラマです。

フジテレビ系で、２０１５年１０月１２日～１２月１４日放送。
相原実貴原作の漫画「5時から9時まで」を実写化した作品で、主演を石原さとみさんと山下智久さんが務めました。

石原さとみさん演じる英語教師の「桜庭潤子」が、ひょんなことから山下智久さん演じる僧侶の「星川 高嶺」に好意をもたれてしまうというストーリー。

一見するとストーカーのような僧侶・星川ですが、山下さんが演じるとなぜか許せてしまいますね。
美男美女の2人の掛け合いに、キュンとした方も多いのではないでしょうか。

フジテレビ系列で２０１２年７月～９月放送。
「ＩＴ企業の若い社長」「高学歴理系女子」「内定が出ない」など、時代を反映したキーワードがたくさん盛り込まれていながら、価値観も生活環境も違う男女が衝突を繰り返しながらひかれあっていくというプリティウーマン的要素もある恋愛ドラマです。
当時の視聴率は１２％台と特別大ヒットしたわけではありませんが、有料配信では好調な売り上げだったようです。
ただの恋愛ドラマとしてではなく、格差社会や仕事に対する姿勢など描かれており、評論家にも高く評価された作品です。
自分自身が何者であるか、恋愛の陰にそんなテーマも見える奥深いドラマだったと言えます。
ただ、キャストの洋服や生活スタイルなど、月９らしい面もある見ごたえのあるドラマだと思います。

日本テレビ系列で２０１３年１月～３月放送。
シェアハウス、エッグベネディクト、恋愛から遠のいていたアラサー女性など当時のＯＬの悩みや好きなものがぎゅっと詰まったすこし大人のドラマでした。
主演は、水川あさみさん、シェアハウスする二人の男性に大泉洋さん、谷原章介さん。この３人の恋模様がどたばたと描かれている、コメディタッチのお話でした。大泉洋さんが出ているというだけで面白いことは間違いないと思います。また、同じＴＥＡＭ ＮＡＣＳの戸次重幸さんもゲスト出演されており、ますます面白いこと間違いなしです。
笑いながらもドキドキできるドラマだと思います。

フジテレビ系列で２０１４年１月～３月放送。
同名漫画が原作で、
若きショコラティエで「ショコラ・ヴィ」の店主役・松本潤さんが石原さとみさん演じる高校の先輩にずっと片思いをしているお話です。
石原さとみさんがあざとい小悪魔的女性を演じ、可愛いと評判になりました。女性が選ぶなりたい顔ナンバー１などにも選ばれた石原さとみさんの可愛さや松本潤さんの切ない演技に注目が集まりました。
千葉雄大さん、ＮＥＷＳの加藤シゲアキさん、水原希子さん、有村架純さんなど若手の人気俳優さんたちもたくさん出演されているまさに甘くほろ苦いラブストーリーです。

ＴＢＳ系で２００４年４月～６月放送。
将来を嘱望されたバイオリニストでありながら、聴覚を失ってしまい心を閉ざした主人公役に柴咲コウさん、その相手役に妻夫木聡さんが出演されていました。
主人公２人のうまくいきそうでいかないラブストーリーを軸に１年後に大学卒業を迎える５人が悩みながら青春を謳歌しているお話で、「オレンジデイズ」という瑞々しいタイトルがぴったりです。
妻夫木聡さんの彼女役の小西真奈美さんが柴咲コウさんのサポートを頼まれて関係がこじれて行ったり、うまくいきそうな時に限って、なんでも手話にしてしまう柴咲コウさんがもとで妻夫木さんとケンカしてしまったり、じれったいところも見どころです。
難聴という病のあるヒロインではありますが、恋愛ドラマの醍醐味が感じられる作品だと思います。

ＴＢＳ系で２００５年１０月～１２月放送。
神尾葉子さんの漫画が原作で松本潤さんをブレイクさせ、嵐の人気を確固たるものにしたドラマです。
井上真央さんがいじめに屈しないヒロインを演じ、好感を得、松本潤さんとのコンビが理想のカップル像ともいわれました。
漫画も人気だったこともあり、ドラマは２００７年に続編、２００８年には映画も公開され、主題歌の「ＷＩＳＨ」「Ｌｏｖｅ ｓｏ ｓｗｅｅｔ」「Ｏｎｅ Ｌｏｖｅ」も大ヒットしました。
実はフジテレビと東映がＴＢＳより先に映画を製作しており、そのときはつくしを内田有紀さんが務めていました。

フジテレビ系にて、２０１６年７月１１日～９月１９日放送。
主演は桐谷美玲さんが演じました。

パティシエの夢を叶えるために邁進してきた主人公・櫻井美咲。
すっかり恋をしていなかった彼女ですが、初恋相手との再会をきっかけに恋のストーリーが始まります。

三浦翔平さんと桐谷美玲さんは、このドラマの共演をきっかけに結婚し、当時大きな話題となりました。

フジテレビ系列で２００６年４月～６月放送。
お笑いトリオ「森三中」村上知子さんと当時絶大な人気を誇るアイドルグループＳＭＡＰの稲垣吾郎さんが恋人役ということで大いに話題になりました。
また、原作は放送作家鈴木おさむさん著作の同名エッセイで自身と妻で森三中・大島美幸さんとの結婚生活を赤裸々につづったものがもとになっています。
実際は結婚するまで恋愛感情はほとんどなく、結婚してから恋愛をしていったようなものらしいので、ドラマは全く別物に仕上がっているそうです。
蛯原友里さんを差し置いて（？）村上知子さんが稲垣吾郎さんのハートを射止める姿に女性の共感を得て、人気になりました。

フジテレビ系列で２００４年１０月～１２月。
東京ラブストーリーでも脚本をかいた坂本裕二さんとプロデューサー大田亮さんがタッグを組み、織田裕二さんが主演を務めた月９原点回帰といわれたドラマです。主題歌も織田裕二さんがイギリスの音楽グループｗｈａｍ！の「ラストクリスマス」をカバーしました。
清楚に見えるヒロイン、矢田亜希子さんの学生時代はバリバリのやんきーだったというのが面白い設定ですね。
またそんな矢田さんの友達役のＭＥＧＵＭＩさんの「ラブテロリスト」というのも面白かったです。
草食系が増えていく時代に織田裕二さんの男らしさが非常に光ったドラマでした。