アルビダは、自分の体に対して発生する「摩擦」を極限まで軽減、あるいは無効化する事までできる超人系の能力者です。例え巨大な石の塊が凄まじい勢いで飛んできたとしても、アルビダの体に触れた瞬間にスリップし、その勢いのままあらぬ方向に飛んで行ってしまう。そしてアルビダ本人は当然のように無傷です。「摩擦」が発生する物理攻撃はほぼ効かないという高い防御力を誇り、また、足の摩擦を0にする事で滑るような高速移動も可能です。

チョッパーは、ヒトヒトの実（モデル不明）を食した野生のトナカイで、人型も全身毛むくじゃらで体格もゴリラそのものだったのでトナカイの群れからも人間社会からも受け入れられず、ヒルルクと出会うまではひとりぼっちの雪男として生きていました。ヒトヒトの実を食べたことで高い知能を有し、どの形態でも人間と会話可能。また、「素」の姿はトナカイそのものだが、普段からずっと人獣型（タヌキ型）のためか、海に突き落とされた時や、ぶっ飛ばされてKOされた時も人獣型に戻っていました。

ヒラヒラの実は、どんなものでも布のようにはためかせることができる旗（フラッグ）人間になり、ある程度は変形させることもできる超人系の悪魔の実の一つです。能力者はドンキホーテ海賊団最高幹部・ディアマンテで、鋼鉄をもはためかすことができるが、あくまでも原型をとどめていないだけであるために物質の元々の重さや硬さは変化せず、布などと油断して攻撃を仕掛けた相手に強烈な一撃を与える事ができます。

バラバラの実は、肉体（着用している衣服も含む）を複数のパーツへバラバラに分離する事が可能になる超人系悪魔の実のひとつです。バギーは、ロジャー海賊団の見習い船員時代、敵の海賊団との戦闘中に財宝の地図を見つけて独立を決意。資金を得るためにバラバラの実を食べたふりをして横領し、（あとで売り捌く為）コッソリとオーロ・ジャクソン号から脱走しようとするが、同じく見習いだったシャンクスが突然話しかけてきた際に誤って実を飲み込んでしまい、能力者となりました。

ジュエリー・ボニーは、2年前、麦わらの一味と同時期にシャボンディ諸島に上陸した大物ルーキー「11人の超新星」の一人で、年齢を変化させる悪魔の実の能力者です。年齢幅は自由自在で、子供やお婆さんにまで変化可能です。この能力は戦闘にも活かされており、海兵を子供化することでまともに戦えない状態にしていました。もちろん戦闘外でも有用で、マリージョアにて王太后に化け、内部に侵入しています。

オトオトの実は、食する事で体が楽器と化し、あらゆる音楽を演奏できますが、この能力の真骨頂は音を具現化した攻撃ができるということです。能力者のスクラッチメン・アプーは、手長族特有の腕も楽器に変化し、まさにONEPIECE界のストリートミュージシャンです。ワノ国編では覇気とトンファー武術も取得していることが判明しています。

イシイシの実を食した能力者のピーカは、岩や石と同化することで自在に操ることができる「岩石同化人間」です。海上では無力な能力だが、その分、陸上での戦闘においては無類の強さを誇ります。本人の力量故か岩と同化して操れる範囲は相当広く、石や岩で構成されている物ならば島の地形を大きく変えることすらできます。

ホロホロの実は、食する事で幽霊を自由自在に生み出す能力を得る悪魔の実の一つです。幽霊つながりで幽体離脱も可能となり、空を飛べたり巨大化や物品や人体をすり抜ける事も可能です。能力者のベローナは、取り憑くとネガティブになる幽霊で相手のやる気を失わせたり、当たると爆発する幽霊を使った戦法を使用しています。

ハナハナの実は、能力は体の組織のコピーを瞬時に作成し、遠方から花のように生やすというものであり、手足、感覚器などを瞬時に生やすことが出来る、超人系悪魔の実の一つです。能力者のニコ・ロビンは、幼少期にハナハナの実を食べ、周囲からは怪物のように扱われていました。麦わらの一味全滅後は修業を積み、ついに全身を生やすことが出来るようになり、瞬時に分身と本体を入れ替えるなど、ハナハナの実の能力をフルに活用できるようになっています。

トキトキの実は、自分や他者を未来へ飛ばせる能力を得られますが、過去の世界には戻れないという欠点があります。能力者である天月トキは、使用した場面が天守の最上層であり、飛ばされた未来では城は崩れ落ちていたためその時代に現れた瞬間空中に投げ出されています。このため場所は移動せずあくまで未来の同じ位置に飛ばされるものと思われています。

ヨミヨミの実は、能力者の魂は死後に黄泉の国から現世へと舞い戻り、再び自身の体に戻る事で蘇る、超人系悪魔の実のひとつです。能力者のブルックは、ルンバー海賊団全滅後、魂のみの状態で現世へと舞い戻ったが、魔の三角地帯の深い霧により自分の体を探すのに時間が掛かってしまい、一年後に自分の遺体を発見した時は白骨死体になっていました。二度の人生を約束された「復活人間」。一度死ななければ能力が発揮されないという、数ある悪魔の実の中でもとりわけ異質な能力です。

ウシウシの実は、食した者に偶蹄目の動物に変身する能力を与える動物系悪魔の実のひとつです。そのうちのモデル麒麟(ジラフ)は、バナナによく似た形をしている実で、獣形態時には鯨偶蹄目キリン科キリン属キリンの姿になります。能力者のカクは、長い手足や首は相手からの攻撃対象にされやすく、一見すると弱点にもなりかねないが、それを自由に動かせるだけの筋力も獲得しているので見た目ほど隙だらけではない。むしろその首を振り回して周囲を薙ぎ倒したり、そのリーチから生み出される遠心力を利用して攻撃の威力を高めたりできます。

カゲカゲの実は、数ある超人系悪魔の実の中でもとりわけ多彩で強大とされる能力を得られる超人系悪魔の実のひとつです。悪魔の実の中でもかなり異様で不気味な外見をしており、漆黒の実を緑色の皮が玉座のように包み込んでいるとのこと。能力者のゲッコー・モリアは、能力で従わせたゾンビを兵力としますが、影を実体化させ、蝙蝠に見立て噛みつきや、人型による殴打、箱に閉じ込めるなど、ある程度戦える柔軟性も持ちます。