インディーズ時代の1stシングル「VANISING VISION」に収録されている曲。男気溢れる初期衝動を感じます。TOSHIのコンプレックスについて歌っているという歌詞は、洗脳騒動後の今聞くと考えさせられますね。コアなファンの間ではX JAPANの隠れた名曲としても評判です。

3rdアルバム『Jealousy』に収録されている曲。「栄枯盛衰」をテーマにした曲で、スリリングなイントロがかっこいいハードロックナンバーです。作詞・作曲はHIDEで、生前はHIDEがソロで歌うことも多い曲でした。

2ndアルバム『BLUE BLOOD』収録曲。YOSHIKIの美しいピアノの旋律、TAIJIのメロディアスなベースラインなどアレンジも聴きどころたっぷり。1stアルバム『Vanishing Vision』には未完成バージョンの「UN-FINISHED...」が収録されているので、聴き比べてみるのも面白いですよ。

2ndアルバム『BLUE BLOOD』収録曲。中世ヨーロッパでの残酷な実話と、それをずっと見続けてきた薔薇の痛み・苦しみを綴った歌詞世界が高く評価されています。悲劇的な歌詞と徐々に疾走感を増すサウンドは、スリリングなかっこよさがあります。

4thアルバム『DAHLIA』収録曲。TOSHIとHIDEとHEATHの3人による楽曲です（ドラムは打ち込みで、ギターもHIDEのみが弾いているため）。HIDEの世界観がよく現れているサウンドで、切ない声で歌うTOSHIのボーカルがたまりません。

インディーズ時代の楽曲で、YOSHIKIが設立したエクスタシーレコードの1枚目の作品。超ハイスピードで攻撃的なナンバー。「元気が出るテレビ」の流行らない食堂を立て直すという企画に出演し、この曲を披露しながら店を破壊した場面は伝説となって語り継がれています。

X JAPAN復活後の配信シングル。手塚治虫原作のアニメ映画『ブッダ〜赤い砂漠よ！美しく〜』の主題歌として発表されました。美しいピアノと壮大な演奏による正統派バラード曲。優しくて心地よい、「Forever Love」などに通じる曲調です。

1998年3月にリリースされた18thシングルで、X JAPANの解散決定後に急遽制作された曲。解散ライブのアンコールの最後に披露され、復活ライブでは1曲目に演奏されたメンバーとファンにとって思い出深い1曲です。切ないメロディに静かに歪んだギター、情緒的なピアノの調べが美しい神秘的なロックバラード。

2ndアルバム『BLUE BLOOD』に収録されているタイトルトラック。Xらしい疾走系ヘヴィメタルナンバーで、荒削りなギターリフがかっこいいです。初期の代表曲の1つ。

2007年、X JAPANの電撃復活後最初に配信リリースされたシングル。ハリウッド映画『SAW4』の主題歌に起用されました。最先端の音楽性を取り入れた、これまでのX JAPANを更新するような曲。生前のhideのギターサウンドをサンプリングして曲に組み込んでいるというエピソードも涙を誘います。

アルバム『DAHLIA』に収録されている中で唯一のアップテンポ曲。HIDEが作詞・作曲を担当。HIDEらしさが前面に出たダークなロックナンバーで、当時アメリカで大流行していたグランジ・ミュージックからの影響を感じます。これがX JAPANとしてHIDEが作った最後の曲になってしまいました。

11stシングルで、アルバム『DAHLIA』にも収録されています。クラシカルでメロディアスなバラード曲で、何よりギターソロが絶品です。デヴィッド・リンチ監督が手がけたこの曲のスポットCMも当時話題になりました。

サンダンス映画祭で最優秀編集賞を受賞した映画『WE ARE X』のエンドロールで流れるこの曲。X JAPANというバンドの長く哀しく美しい歴史を物語るかのような壮大なアコースティック・バラードで、歌詞は全編英語になっています。

15thシングルでアルバム『DAHLIA』収録曲。歌とピアノ、ストリングスのみで構成されたバラード曲で、ライブ感を意識して録音されました。シンプルが故により際立つ美しいメロディとTOSHIの切ない歌声にぐっときます。