
日本の郷土料理100選!人気ランキング【2025最新版】
日本ではその地域に根付いた産物を使い、その地域独自の調理方法で作られ、地域で広く伝承されている地域固有の郷土料理があります。今回はそんな日本の郷土料理を人気順にランキング形式で紹介します。
日本の郷土料理 人気ランキングTOP100-51

90位:行田フライ 埼玉県
行田市など北埼玉地方に伝わる「フライ」は、揚げ物ではなく焼き物で、小麦粉を水で溶いた生地を焼き、野菜や肉などの具材を入れたもので、お好み焼きやクレープのような料理です。元は、農家が手軽に作るおやつのようなものでしたが、材料が安く手に入り、持ち運びが便利なうえ、腹持ちがよいこともあって、行田で昭和初期に全盛期を迎えた足袋工場で働く女工に大ヒットし、販売する店が増えて定着したそうです。現在でも行田市内の20店以上の飲食店で提供されています。「フライ」という名称は、行田周辺が布の産地だったことから「布来(ふらい)」になったという説や、フライパンで作るからという説、また、「富よ来い」に引っ掛けたなど、諸説があります。
「のっぺい汁」は、佐賀県の家庭で伝わる汁物で、「のっぺい」とは、片栗粉で汁にとろりとした濃度をつけていることを意味し、そのとろみとサトイモやゴボウなどの根菜がたくさん入っているのが特徴です。お正月、お祭り、お盆、冠婚葬祭などによく食べられており、小口切りにした里芋、コンニャク、人参、レンコン、ギンナン、鮭、イクラ、シイタケやナメコなどを、薄い醤油味のダシで煮たものをいいます。