SMAPの40枚目のシングルCD「ありがとう」は、草なぎ剛さん主演ドラマ「僕の歩く道」の主題歌に起用されたことでも知られる楽曲です。さまざまな視点で「ありがとう」を表現した曲で、リリース当時は、世代を超えて高い評価を獲得していました。

ジャケットをデザインしたのは香取慎吾さんで、「ありがとう」だけに、蟻が10匹描かれたジャケットが話題になりました。

「青いイナズマ」は、森且行さんの脱退後の1996年7月15日にリリースされました。5人での初のCDとなりましたが、サビパートの印象的なフレーズが話題になるなどで大ヒットを記録しました。

シンガーソングライターの林田健司さんの名曲をカバーした楽曲で、セロリと同じように、林田健司さんバージョンとは少し違いがあります。

SMAPのデビュー当時から作詞を手掛けてきた森浩美さんが、SMAPを応援する気持ちで書かれた歌詞の楽曲が、「オリジナルスマイル」です。

リリースされた1994年6月6日よりも前から、「オロナミンC」のCMソングに使用されていたことでも知られている楽曲で、高校の音楽の授業で使用される教科書にも掲載されました。

2016年12月26日に放送された「SMAP×SMAP」の最終回で、「オリジナルスマイル」を使用したソフトバンク社の一度限りのCMが放送され、多くの視聴者を感動させました。

失恋ソングである「オレンジ」は、32枚目のシングル「らいおんハート」に収録されていたカップリング曲でありながら、楽曲の素晴らしさが評価され、SMAPの熱心なファン以外の人でも知っているほどの名曲です。

カラオケのランキングでも未だに歌われるほどの人気で、解散後もSMAPのことを想って歌う人も少なくはないでしょう。

「BANG! BANG! バカンス!」と並んでライブの定番曲が「SHAKE」です。

1996年11月18日にリリースされてから常に高い人気があり、解散した2016年まで、冠番組の「SMAP×SMAP」や、ゲスト出演した音楽番組などで何度も披露していました。

振り付けは、ジャニーズjr.のダンスコーチであり、鬼コーチとしてファンにも存在が知られているサンチェ先生が担当しました。

2000年8月30日にリリースされた「らいおんハート」は、草なぎ剛さん主演のドラマ「フードファイト」の主題歌であり、ドラマの脚本を担当した野島伸司さんが作詞を手掛けました。

プロポーズソングとして扱われることもあり、結婚式で使用されたり、結婚式場で歌唱される定番曲にもなっています。世代を選ばずにヒットし、累計で156.3万枚のセールスを記録しました。

主題歌となった「フードファイト」には、木村拓哉さんが、主人公と同居する九官鳥役で声優を務めていたことも、最終回で判明して視聴者に衝撃を与えました。

SMAPにとって初のミリオンセールスを記録した「夜空ノムコウ」は、最終的に162万枚のヒットとなり、国民的アイドルとして世間に認知されるきっかけの一つにもなりました。

作詞を担当したスガシカオさんは、リリースからしばらくしてセルフカバーバージョンを披露しましたが、SMAPの解散が決まってすぐ、「夜空ノムコウ」のセルフカバーを歌唱しないと宣言しました。

SMAPだけでなく、スガシカオさんにも大切にされている不屈の名曲です。

SMAP最大のヒットシングルであり、日本中の人に元気を与えた「世界に一つだけの花」が一番最初にリリースされたのは、2002年7月24日リリ－スのアルバム「Drink！SMAP！」のアルバム曲としてでした。その時から、隠れた名曲として人気があり、草なぎ剛さん主演ドラマ「僕の生きる道」の主題歌として起用されたことでシングルカットされ、爆発的なヒットにつながりました。

楽曲を手掛けた槇原敬之さんも、意図して制作したわけではなく、あるタイミングでふっと思いついたそうで、楽曲中にも槇原敬之はコーラスとして参加しています。

SMAP解散騒動が発生した際、SMAPに300万枚の花束を贈るためと同時に解散を阻止するため、「世界に一つだけの花」の購買運動が発生しました。その結果、元々200万枚以上だったセールスが、2016年12月19日付のオリコン週間シングルランキングで、300万枚をを突破したことが判明しました。

現在は、「世界に一つだけの花」が、ジャニーズ事務所のアイドルで唯一300万枚を突破したCDとして記録されています。