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江戸川乱歩作品人気おすすめランキングTOP20~16

20位:江戸川乱歩全集 第7巻 黄金仮面 (光文社文庫) 文庫 – 2003/9/1 江戸川 乱歩  (著)

1,026円

「江戸川乱歩全集 第7巻 黄金仮面」は後の「少年探偵団」シリーズの原型になったと言われている作品で、江戸川乱歩氏の作品を語る上ではぜひ押さえておきたい作品の1つです。名探偵明智小五郎と黄金仮面が追いつ追われつの熾烈な知恵比べを展開するストーリーは読者を巧みに引き込み、どんどん読みすすめたくなるのでページをめくる手が止まりません。ちなみに怪盗黄金仮面の正体を知りたくないのであれば目次は読まないように。
乱歩のなかではこれがお勧め。乱歩は小説家であり漫画の原点的作品も同時に作っていたんだなぁと思う。

影響を受けた方々は数知れないと思う。今では当たり前みたいに見えるが当時よく書けてなぁと思う。

この全集にある、何物、黄金仮面、白髪鬼はすべてお勧めです。乱歩独特のグロはないし時代のくせがなく読みやすい、そして面白い。

きちんと起承転結、二転三転して物語としてよい。

今ってこおゆう作品って書けないんだよね、時代的に。今は平成だから。大正や昭和には書けた時代背景。それがまた良いし愛される理由なのかも。

19位:パノラマ島奇談 (江戸川乱歩文庫) 文庫 – 2015/7/21 江戸川 乱歩  (著), 落合 教幸 (監修)

880円

「パノラマ島奇談」は「パノラマ島奇談」「白昼夢」「鬼」「火縄銃」「接吻」の5編が収録された短編集です。この中でもっとも評価が高い作品はやはり表題作の「パノラマ島奇談」でしょう。圧倒的なグロテスク。そして奇想。ラストの衝撃。全てを合わせて名作と思える作品になっています。江戸川乱歩氏の江戸川乱歩氏らしい、薄暗く、独特の怖さを堪能したい方におすすめです。
「火縄銃」が読みたくて買った本のなですが、大満足の一冊でした。火縄銃以外だと、一番面白かったのは「鬼」。
「火縄銃」は作者が学生時代に試作した未発表の処女作で、何と日記の余白に筋書きしたものだったそうです。
本人が「いっこうに面白くない」というように、確かに手放しに「面白い」とは言えません。
盛り上がりに少し欠けるかな、というのがわたしの感想。
でもわたしはこの話に、子供の頃ものスゴイ衝撃を受けたんです。
「何て面白い(がマヌケな)トリックなんだ!」と・・・・。

江戸川乱歩初期の傑作「パノラマ島奇談」をはじめ「白昼夢」「鬼」「火縄銃」「接吻」の5編を収め、乱歩の奇才ぶりを十分にうかがわせる、興味万点、江戸川乱歩傑作集!

18位:芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション2 (角川ホラー文庫) 文庫 – 2008/7/25 江戸川 乱歩  (著)

572円

「芋虫」は戦争から帰還した、手足を失った夫を解放する妻を描いた作品です。食事の解除や妻主導による一方的な夫婦の営みなどを通し、徐々にサディスティックな目線で夫に接する妻の様子が描かれています。人間のえぐさ、夫婦にしか分からない関係を細かに描きながら、もやもやとぞくぞくを与えるラストに衝撃を受けることうけあいの作品になっています。「芋虫」というタイトルも中々えげつない印象を受けますよね。
江戸川乱歩の 「芋虫」 は、戦前の作品として発禁となった問題作である。

反戦・社会派作品という評価もあろうが、そんな世俗的評価の次元をはるかに超えた世界を描き出す。

サディズム、マゾヒズム、といった生易しい形容を ブッ飛ばさんばかり の迫力なのである。

・ ・ ・ 四肢を失っているが、男性機能は残存する夫から、「視覚」をも奪わんとする 妻。

・ ・ ・ クライマックスの 井戸に にじり寄る 「 芋虫 」 のなんとも不気味な描写。

我国の文学史上最大の問題作であり、その超弩級のパワーは、今日に於いてなお健在である。

17位:人でなしの恋 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) 文庫 – 1995/10/14 江戸川 乱歩  (著)

660円

「人でなしの恋」は主人公の京子が友人の紹介で門野という男性と出会います。そして結婚する二人は、一見すれば順風満帆に見えます。憂いのある美青年の門野は愛情をいっぱい注いでくるので京子は夢中になっていましたが、徐々にその愛に疑問を感じ始めます。この作品は発表当時の人気が高くなく、編集者からもあまり評価を得られませんでしたが、江戸川乱歩氏が気に入っている作品のひとつとして名前を上げている作品であり、高い完成度を誇るお話になっています。
19歳の京子は名門の門野のもとに嫁ぐ。
門野は美青年で京子を愛そうと努めた。
しかし、京子はその愛が偽りだと疑い始める。
深夜、門野の後をつけた京子は、蔵の中で誰かと密会していることを突き止める。
密会の相手とは…

16位:魔術師 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) 文庫 – 1993/3/26 江戸川 乱歩  (著)

726円

後述する「蜘蛛男」という作品の時系列でいう続編が「魔術師」です。事件を解決し、湖畔のホテルでゆっくりとやすもうとする名探偵明智小五郎が、向かった湖畔で宝石商の令嬢である玉村妙子という人物に出会います。名探偵明智小五郎シリーズの痛快な味わいや謎解きはもちろん、玉村妙子にほのかな恋心を抱く明智小五郎の人間らしい一面も楽しむことができます。エンターテイメント小説としておすすめの作品です。
どんでん返しの連続の大活劇を縦軸に、明智小五郎が二人の美女に想いを寄せられて、ついに将来の妻に出会う恋愛物語を横軸に、これまた恋愛から発した大復讐劇が展開します。結末を予想することは難しく、快く裏切られます。エロチックなシーンもあります。乱歩のことですから、細かなところでロジックが合わないこともありますが、ご愛敬。あらすじを調べたり、紹介文を詳しく読んだりせず、とにかく読んでください。なかなかの大作です。満足できます。なお、あるシーンは、ポーの「メールストロムの旋渦」に取材したな、と思われます。

江戸川乱歩作品人気おすすめランキングTOP15~11

15位:([え]2-1)怪人二十面相 江戸川乱歩・少年探偵1 (ポプラ文庫クラシック) 文庫 – 2008/11/18 江戸川 乱歩  (著), 平井 憲太郎 (その他)

616円

小学校中学年から読めるジュブナイルミステリーとして子どもから大人までおすすめできるのが「怪人二十面相」です。怪人二十面相は「血が嫌い」で追い詰められると暴力的な行動ととってしまいますが基本的に残虐的な描写はないのでグロテスクな表現が苦手な方でも楽しむことができます。魔法使いようにも感じる怪人二十面相の鮮やかな手腕も楽しい作品で、この1冊をきっかけに江戸川乱歩氏にハマったという人も少なくありません。
明智小五郎、小林少年と怪人二十面相の初対決、そして少年探偵団の結成に心躍りました。
懐かしさを感じながら、少しずつ続きを読んでいきたいと思います。

14位:心理試験 (江戸川乱歩文庫) 文庫 – 2015/11/20 江戸川 乱歩  (著), 落合 教幸 (監修)

880円

「心理試験」は後述する「D坂の殺人事件」の後に読んで欲しい作品です。以前「D坂の殺人事件」を読んだことがある、という方におすすめです。江戸川乱歩滋賀心理学に興味を持ち、調べた内容を推理小説に落とし込んだ作品となっています。犯罪と心理学の関係について研究した内容が反映された作品で、犯人の視点から描かれているのも特徴で、これらが効果的に作品への没入具合を高めています。人間心理に興味を持っている方にもおすすめですよ。
江戸川乱歩の入門として、非常に乱歩らしさが感じられる本だと思います。内容も、ユーモアと人間心理の巧みさが光る品です。

13位:偉大なる夢 (江戸川乱歩文庫) 文庫 – 2019/7/3 江戸川乱歩 (著), 落合教幸 (監修)

990円

1925年に発表された、軍事スパイをテーマとした作品でこの作品が発表された時代の状況を濃く反映しているのが「偉大なる夢」です。工学博士の五十嵐東三は東京とニューヨークを5時間で飛ぶ高速機を開発するという夢を持っています。そして博士は軍の援助を受けてとある貴族の別荘に秘密設計班として篭もり、開発に取り組みますが―。じわじわと話の進む展開でミステリ-にこだわった内容となっています。
戦時中に、しかも戦争そのものを題材にこれだけのエンターテイメントを書けるなんて乱歩の筆力は、やはり素晴らしい!
乱歩の古さを感じさせない普遍性を他の作品同様に味わい楽しめた。
今の私でさえわくわく楽しみつ読んだくらいだから、当時の読者もさぞや胸躍らせて読んだことだろう。残念ながら、連載を終えた翌年、敗戦となり日本の「偉大なる夢」はまさしく夢と消えてしまったが、作品自体の躍動する文体(文態、とも造語した上表現したい)は今なお私の胸を打つものがある。

12位:パノラマ島綺譚 江戸川乱歩ベストセレクション (6) (角川ホラー文庫) 文庫 – 2009/5/23 江戸川 乱歩  (著)

572円

「パノラマ島奇談」をコミカライズした作品がこの「パノラマ島綺譚」です。「パノラマ島」というある種のユートピアを非常に巧みに描写した作品になっており、「パノラマ島奇談」を読んだことのない方はもちろん、読んだことのある方にもおすすめです。活字で追った「パノラマ島」がより分かりやすく描写されているので、作品の雰囲気をじっくりと堪能することができます。江戸川乱歩氏のファンからも高い評価を得ています。
江戸川乱歩を読むぞと、片っ端から読みまくっていた時期があったのだけど、文体は古いし、テーマも、基本グロいしで、結構つらい思いをした。
その時は、たぶん、まだ、道半ばというより、始まったばかりだったと記憶しているけど、この1冊に出会って、満足してしまい、残りを読まずに、このクエストを終えてしまった気がする。
それまで、読んでいた乱歩とは全く違うというと、語弊はあるけど、いろいろな意味で、ピークを感じた。エロでもグロでもなく、乱歩な世界が展開していた。お前見てきたんか!!な、描写は、本当にすごい。たぶん、見ちゃったんだろうなこの人は、という説得力すら感じた。
この時期に乱歩を読もうとされる向きには、お勧めかもしれない。この作品から入ると、続きはきついかもしれない。ほかに数冊読んでからがいいかもしれない。

11位:陰獣 (江戸川乱歩文庫) 文庫 – 2015/2/20 江戸川 乱歩  (著), 落合 教幸 (監修)

770円

この「陰獣」は作者である江戸川乱歩氏が自らの作品に対して嫌悪を抱き、一時断筆していた間に高層が仕上がったものと言われています。つまり、鬼才江戸川乱歩氏を小説家に戻した作品と言えます。妖艶な内容と独特な文体があいまって非常に官能的に感じられる作品で、江戸川乱歩氏のファンのあいだでも評価の高い作品になっています。古風な日本語の中にある「良さ」を改めて感じたい方にもおすすめの1冊です。
江戸川乱歩というと怪人20面相や明智小五郎と言った少年向け推理小説が思いつくが、
本当の乱歩はエログロやホラーの世界感がある。大人になってそれに気づいて以来、
病みつきになってしまった。
この「陰獣」もまさにそれを地で行くものであって、古風な日本語の中に独特の言い回しや
表現の面白さ、読み手に迫ってくる恐怖感が文面から感じ取れる。
また登場人物の変態癖が度を超えているのが驚きだ。
「陰獣」は昭和3年の作とか。80年以上前の作品にこうも打ちのめされるとは、凄いのひと言。

江戸川乱歩作品人気おすすめランキングTOP10~6

10位:明智小五郎事件簿 3 「蜘蛛男」 (集英社文庫) 文庫 – 2016/7/20 江戸川 乱歩  (著)

748円

怪奇でありミステリーであり、そしてグロテスクでもある、そんな作品が「蜘蛛男」です。江戸川乱歩氏の初めての通俗小説となるこの作品は、探偵は畔栁博士ですが湖畔からはあの名探偵明智小五郎も登場する内容でファンを楽しませてくれます。異常性を持つ犯人、不気味な雰囲気が好みの方におすすめしたい作品です。
悩ましいカバー絵に惹かれて購入。どんでん返し連発の活劇に驚きました。不思議なレトロ感覚も楽しい。文章は丁寧でわかりやすく、乱歩の律儀な人柄がうかがえます。

今回の平山雄一さんの年代記は、当時の映画文化やパノラマ館の解説から、乱歩のミニ評伝まで広がり、緻密さに舌を巻きます。なかでも蜘蛛男に関する調査は鋭くて印象的です。

著名な小説家の解説も、大作家の作品集ならでは。第3巻、万城目学さんの「乱歩とは大和尚なり」は言い得て妙。

クライマックスは喜多木ノ実さんのカバー装画。指の先まで震わせて悶える被害者達の呻き声が聞こえて来そうです。実はここにもどんでん返しが…。
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