同世代の女性であり、独特な家庭環境や、学校での孤立、恋愛経験など似通った部分があり共感を持って読みました。これまで著者に対して「ロジカルで冷静だけど、どことなくかなしみをたたえている人」という印象を持っていましたが、本書読んでその理由が少しわかった気がします。一方で幼少期から一貫した「愛する気持ち」の強さも感じました。語られる経験は、けして幸せなものばかりではないのですが、不思議と読み終えると穏やかな気持ちになります。

出版業界という既得権がいかに大きく、組織化されているものか参考になる本でした。
著者であり経営者である漫画家としての佐藤先生は世界を変えたいと本文で書かれていますが、凄いことだと思いました。

作品を読んだら、その気概や半端ないです。

この本を読んで改めて出版業界のこれからを考えさせれました。
本は定価販売を原則としている再販売価格維持制度によって守られていましたが、最近では電子書籍と二重価格はふつう。
ポイント還元など当時とはまた違った形での争いが起こっているように思います。
いずれにせよ本と言うのは文化であるがゆえに難しい。
海賊版対策として著作権法改正もあるようですが、それと表現の自由とのバランスと言うことについては今後課題になるのではないかと感じました。
漫画は日本の文化です。
文字よりもよりわかりやすい表現で世界を変えさせてくれます。
私は本が好きですが、漫画も大好きです。
日本の漫画文化の発展がより良いものになることを願っています。

通勤途中、周りの目も気になりながら、読んでいると
涙が止まらない、医療従事者の献身的な対応や思い、嬉しくて、たまりません。
この作品と出会え良かったです。
ありがとうございました