iPhoneを充電する上で欠かせない充電器。iPhone購入時には純正の充電アダプタが付属していますが、この純正アダプタが壊れてしまった場合、iPhone用の充電器を購入する必要があります。

ではiPhone用充電器を選ぶ際はどのようなポイントに気を付けて購入すれば良いのでしょうか。まずはiPhone用充電器の選び方のポイントを確認してみましょう。

まず確認しておきたいのがワット数です。ワット数はその充電アダプタが送ることのできる電力のことで、充電速度に繋がります。もし、ワット数が表記されていなくても、「出力電圧（V）×電流（A）」で簡単に求めることができます。この式は覚えておくようにしましょう。

一般的にスマートフォン用の充電器として販売されているワット数は5～15W程度が主流となっており、当然ながらこの数値が大きければそれだけ素早く充電ができるということになります。

では大きい数値のものを選べば良いのかというとそれも少し違っていて、使用しているiPhoneの種類によっては極端に大きなワット数のものは対応していない場合もあるのです。逆にワット数が小さすぎても充電ができないこともあります。

参考までに純正のアダプタのワット数を確認すると、iPhone用の純正アダプタで「5V×1A=5W」となっています。iPad用純正アダプタだと「5.2V×2.4A=12W」となっています。

迷ったらこの数値を参考に選んでみると良いでしょう。基本的には迷ったら12W程度を選んでおくのがおすすめです。

ワット数が決まったら次いで確認したいのが、USB PD3.0の対応の有無。これが何かというとPower Deliveryの略で、分かりやすく言えば急速充電に対応しているかということです。しかもこのUSB PD3.0対応しているものは今まで急速充電と呼ばれていた規格よりも速い充電を可能にしています。

PDはUSB-TypeCの機能になるので、この機能を使いたい場合はUSB PD対応のUSB-C充電アダプタと、Apple純正のUSB-C-Lightningケーブルが必要になります。こう聞くと面倒に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、この効果は凄まじく、ものの30分もあれば50％の充電が可能になっているのです。これは非常に便利ですよね。

ちなみに、USB PD3.0に対応している機種はiPhone X、iPhone8/8plus、iPad Pro12.9inch（2015）、iPad Pro12.9inch（2017）、iPad Pro10.5inch（2017）の5機種。これらの機種を使用している場合はPD対応アダプタを購入して損はありません。基本的にiPhoneの最新機種を持っている場合はUSB PD対応アダプタを選ぶ、という風に決めておくと良いでしょう。

充電アダプタの中には複数個のポートを持っているものがあります。ポート数の数は同時に充電できる機器の数ということです。同時にいくつかの機種を充電したいという方はこのポート数も確認しておきましょう。

ポート数が増えるほど値段が上がるので、予算も考えながら選ぶと良いでしょう。

現在はUSB電源を使用する家電などが増えているので、ポート数が多いものを選ぶと非常に便利です。コンセントが少ない家庭であれば、ポート数の多い充電アダプタは必需品とも言えるかもしれません。

逆にUSB電源を使用する家電などを持っていない場合は単数のポート数でも問題はないでしょう。

参考までに、外出用として携帯するのであれば2つ程度のポートが付属しているもの、自宅用であれば3つ以上のポート数のものがおすすめです。

外出時に携帯するのであればモバイルバッテリーとして兼用できるタイプの充電アダプタがおすすめです。モバイルバッテリーを必ず持ち歩く、という方は少なくありません。この必須装備であるモバイルバッテリーと充電器が一緒になっていればその分荷物を少なくすることができますよね。

しかし、このタイプの充電アダプタは種類がそれほど多くないので選ぶほど選択肢がない、という点には注意が必要です。

iPhone用の充電器やケーブルなどのアクセサリを探しているとたまに見かけるのが「Made for iPhone」という表記。iPhoneを使用している方でもこの表記の意味を知らない方は少なくないかもしれません。

iPhoneには多数のアクセサリが販売されていますよね。純正だけではなく、他メーカーが製造販売しているものも多数あります。これらの生産販売が活発化すると製品のバリエーションが増え、消費者にとっては嬉しいことです。iPhoneの販売台数から考えれば、これらは「市場」ということになります。

iPhoneではこの市場を保護し、さらなる発展をさせようというプランがあります。これを「MFiライセンスプログラム」といい、このプログラムに参加することで外部企業は速い段階でAppleの新商品情報を知ることが出来るのです。新型iPhone発売と同時に対応したアクセサリが販売されるのはこうしたプログラムのおかげなのです。

このプログラムに参加すると商品にはAppleの厳しい審査があり、この審査をクリアした製品だけが「Made for iPhone」という認定ロゴを使用することができます。

つまり「Made for iPhone」という表記はAppleのお墨付き商品ということになりますね。純正以外は不安という方もこの表記がされている製品であれば安心して使用できるのではないでしょうか。

充電器が壊れてしまった、など急に代替え品が欲しい場合やもしものときの備えとして1つ持っておくと便利なのがこの充電アダプタ。500円以下で購入できる低価格は何よりの魅力です。また、カラーバリエーションが豊富なので好きなカラーを選べるのもメリットになっています。

3ポートを備えた充電アダプタの2個セットです。1個は自宅用、1個は携帯用として、という使用方法ができますね。重さ45g、プラグ折りたたみ式になっているのでカバンに入れるのに適しています。