
ドラえもん映画の人気ランキング全44作品【2025最新版】
親の世代から子・孫の世代まで、幅広い年代に親しまれているアニメ『ドラえもん』。そんなドラえもんの映画第1作『のび太の恐竜』から最近の作品まで、人気作をランキング形式でご紹介します。
スポンサードリンクドラえもんの映画は宇宙を題材にした作品も多いですが、これは取っ掛かりがゲームの中の宇宙で、そこから本物の宇宙へと繋がっていきます。
しかも地球から見えることのない、はるかかなたの遠い遠い宇宙…遠すぎてどこでもドアが使えないという状況です。
途中、地球に帰れた~!と思ったら実は幻惑の星で、恐ろしい樹の怪物みたいなのがうごうごしてるシーンは結構ビビります。
また、今作ではロボットのログとドラえもん、少年リアンとのび太、妖精のような羽をもつ小さな生き物・フレイアとしずかちゃん、力持ちの岩人間のようなゴロゴロとスネオ・ジャイアンコンビというように、それぞれ同じような立ち位置の登場人物と友情が育まれているのも珍しいポイント。
またまた名作リメイク作品のランクイン。
この作品は他のリメイク作品と違い、これと言って新しいエピソードが盛り込まれていません。
それを良しとするか悪とするかは人それぞれで、変な改変されなくて良かったという人もいればあまりに同じすぎてつまらないという方もいることでしょう。
筆者は前者の方で、特にクライマックスのペコとジャイアンのやり取りのシーンは「同じで良かった」と思いました。
でも、あの歌じゃないとダメなんですよ~。「だからみんなで」という歌だからこそ、あのシーンが物凄く感動的なんですよ!
ということで、感動がちょっとダウンしてしまいましたのでこの順位です。
代わりの劇中歌はジャイアン役の木村昴さんが歌っているのですが、歌上手すぎで思わず笑うレベル。

第32位・ドラえもん 新・のび太の魔界大冒険
2007年3月に公開された、映画ドラえもんの通算27作目となる作品。1984年に公開された『のび太の魔界大冒険』のリメイクとなっています。
ぼんやりと魔法に憧れていたのび太だったが、出木杉くんから「魔法は無い」と言い切られ、しょんぼり。諦めきれないのび太はドラえもんに頼んでもしもボックスを出してもらい、「もしも魔法が使えたら…」という架空の世界を作り出す。
ところが魔法の世界でものび太の落ちこぼれっぷりは変わっておらず、簡単な魔法も使えずにジャイアンたちにバカにされる。
がっかりして元の世界に戻そうとしたのび太だったが、せめて簡単な魔法一つでも覚えてみようと奮起。魔法の練習に励むのび太だったが、しずかちゃんから「魔界接近説」という不穏な事実を教えられる――。
こちらも名作のリメイク作品。オリジナルの魔界大冒険は文句つけようがないくらい面白かったのですが、こちらはちょっと改変されています。
オリジナルには無かった、美夜子さんのお母さんのエピソードが追加されている部分は個人的に評価できます。でも最後に登場するシーンはちょっと余計な気も。
美夜子とのび太が悪魔に追い詰められてしまうシーンで「ここで2人とも捕まったら、誰が地球を救うのよ!」というセリフが大好きで、すごーく期待していたのですが…相武紗季さん、頑張っていたけどここのセリフだけは「違ーう!」とツッコんでしまいました。

第31位・ドラえもん のび太と銀河超特急
1996年3月に公開された、映画ドラえもんシリーズの第17作品目。
この映画公開から半年後に藤子不二雄先生が死去したため、これが最後まで描き上げた最後の作品となっています。
22世紀で大人気となっている、宇宙空間を走る『ミステリー列車』のチケットを購入したドラえもんは、のび太を誘って行き先の分からない宇宙旅行へ出発!
途中からジャイアン、スネ夫、しずかちゃんも加わった旅の行く先は、『ハテハテ星群』にある宇宙最大のテーマ・パーク“ドリーマーズ・ランド"。
ここは小惑星ひとつひとつが巨大な遊園地となっており、のび太とドラえもんは『西部の星』で西部劇を楽しみ、ジャイアンとスネ夫は『忍者の星』で忍者の修行に励む。
しかしそのころ、ハテハテ星群乗っ取りを狙う侵略者・ヤドリの魔手がひそかに伸びていた――。
小惑星一つ一つがテーマパークという、ものすごくワクワクするような設定!西部劇もいいしお姫様にもなりたいし、忍者の修行も面白そう。
子供だけでなく大人の心もくすぐる話です。
ヤドリに体を乗っ取られてしまうスネ夫のシーンとかドキドキハラハラですし、のび太の射撃の腕前は相変わらずでニンマリ。
音楽も、ドラえもんシリーズには珍しくクラシック曲が効果的に使われており、印象に残ります。
ドラえもんの映画人気ランキングTOP30-21!

第30位・ドラえもん のび太と竜の騎士
1987年3月に公開された、ドラえもんの映画シリーズ第8弾となる作品です。
地球上にまだ恐竜が存在すると言い張るのび太と、バカにするジャイアンとスネ夫。ドラえもんの道具に聞いてみても、もう恐竜はいない、との回答が。しかしスネ夫はある日川で謎の巨大な生物に遭遇し、「恐竜ではないか」とノイローゼ気味になってしまった。
そんな中、のび太は0点の答案を隠すためドラえもんに頼んで地下に空洞を作ってもらう。
巨大な地下空洞で好きなことをして楽しむのび太たちだったが、みんなから離れてぶらぶら散歩していたスネ夫が行方不明に。
スネ夫を探しにいったのび太たちは、実は地下空間に巨大な帝国があり、絶滅したと思われた恐竜が生きていることを知る…。
『地球上』にはいないけど、『地球内』には未だ生きていた…という「そんなんアリ?!」とツッコミ入れたくなる事実が判明するのですが(笑)、川底から地下空間に繋がっていて、そこには地底人がいるという設定が斬新すぎ!
この映画を見てからしばらくは「この川の下にもしや…」なんて妄想を膨らませたものです。
地底人のバンホーさんは表向きは優しい騎士ですが、ちょっと怪しい雰囲気もあって、中盤では「もしや悪い奴か?」という疑念を抱いてしまいます。でも、お互いがちょっと誤解してただけなんですよね。
終盤、隕石が地球に衝突してからの爆風は息をのむものがありました。
地底空間は実は…という種明かしは、子供の頃はちょっと難しくて「???」でしたが、この結末はみんなが幸せになって良かった良かった、の大団円。
一番最後のオチも笑えます。
これまでの映画ドラえもんでは題材になっていなかった南極が舞台!
しかも10万年前!
10万年前の南極なんて単純にワクワクする内容ですが、パオパオというキャラクターをフューチャーしたり、その謎の生命体が終盤で「そうだったのか!」という伏線を張っていたり、、ゲストキャラのカーラが可愛かったり、色々なところで楽しませてくれる作品です。
一面氷だらけの世界に入っていくのですが、その青色の綺麗なこと!
これは現代のアニメーション技術のなせる業だなぁと思わずうなってしまいました。
ちょっとご都合主義な感じもしますが、そこは無視して(笑)、童心に返って冒険を楽しみましょう。

第28位・ドラえもん のび太の宇宙開拓史
1981年3月に公開された、ドラえもんの映画シリーズ第2作目。
遠い宇宙の惑星『コーヤコーヤ星』の少年・ロップルの宇宙船の故障によって、のび太の部屋の畳とロップルの宇宙船の倉庫の扉とが繋がってしまう。
思いっきり野球が出来る広大な土地を探していたのび太たちは、コーヤコーヤを第2の遊び場として、ロップルやその家族と共に楽しい日々を過ごす。
しかし、特殊な鉱石『ガルタイト』を独占しようと画策する大企業・ガルタイト鉱業は、コーヤコーヤ星に移住し始めたばかりの開拓民達を採掘の邪魔になると追い出そうとしていた。
ロップルたちがガルタイト鉱業から執拗な嫌がらせを受けていると知ったのび太たちは、ロップル達の生活を守ろうと、ガルタイト鉱業に戦いを挑む。
『新』の方でも説明しましたが、ロップルたちの住むコーヤコーヤ星の重力は地球の重力よりだいぶ小さく、その為のび太たちはスーパーマンのような力持ちになって大活躍できるのです。
のび太の得意技である射撃の腕も存分に発揮しているし、全体的に西部劇のような仕立てで(悪い奴に困っている人を流れ者のガンマンが救ってくれる…的な)スッキリとしたストーリー展開。
のび太とロップルの妹のクレムがほんのりイイ感じになっていたりしたので、最後の別れのシーンはジーンとくるものがあります。
この作品でドラえもん映画に初登場したパオパオ。可愛いですよね~。

第27位・ドラえもん のび太の南海大冒険
1998年3月に公開された、ドラえもんの映画シリーズ第19作品目。コミックス41巻収録『無人島の大怪物』、45巻収録の『南海の大冒険』が原案となっています。
小説「宝島」を読んで宝探しに憧れたのび太はドラえもんのひみつ道具「宝さがし地図」で宝島を探し当て、海の冒険に出発することに。
しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫も加わり冒険を楽しんでいたのも束の間、突然時空に異変が生じ、17世紀のカリブ海へタイムスリップしてしまう。
海賊同士の戦いに巻き込まれたドラえもんは四次元ポケットを失ってしまい、残ったのはたったの7個のひみつ道具だけだった。
荒波に飲み込まれ行方が分からなくなったのび太を助けるため、海賊たちと宝島のトモス島を目指すドラえもんたち。しかしそこは謎の生物に満ちた未知の島だった。
冒険と言ったらやっぱり海!しかも海賊。流行りの最先端ですね!(笑)
旅の途中でのび太が一人ではぐれてしまい、ドラえもんに頼らずに現地の男の子と交流するところなんかは新しいなぁと感じる部分でした。
クライマックスの戦いでは、ドラえもんの道具をそれぞれ効果的に使ってピンチを切り抜けます。おしり印のきびだんごを食べさせられた虎とゾウのキメラ動物が、冷や汗ダラダラになってトイレに(?)逃げていくシーンはちょっとキメラに同情してしまいました(笑)。
そしてここでもドラえもんの石頭が活躍しています。実際に129kgが頭から降ってきたら死んでしまう気がしますが…。
個人的に大好きな作風。キャラクターも可愛い!ドラえもんは良作が多すぎるため、この位置のランクインで申し訳ないくらい。
物語中盤、スネ夫が嵐族に操られてしまうのですが…スネ夫だからあまり意外性がありませんでしたね。映画では卑屈なキャラクターとして描かれ過ぎで気の毒になるくらいです。
余談ですが…アフレコ当時、のび太役の声優・小原乃梨子さんが長年飼っていた猫が危篤状態になっていたそうで、ラストでのび太がフー子に向かって絶叫しているシーンは愛猫の姿と重なって号泣してしまったそうです…。
それを知ってからあのシーンを見ると、ますます涙腺崩壊してしまいます。
のび太の血縁関係以外でのび太とそっくりなキャラの登場は初めてですよね!しかものび太と正反対とも言える、気高い王子様というところが面白い。
ティオがママに向かって口答えして、こっぴどく叱られるシーンは笑いました。「あんたが王子様なら、ママは女王様よ!」…ママ最高です。
村の子供たちと交流したり、いけにえにされそうになった女の子を助けたり、のび太がのび太らしく活躍しているところがいい!
ティオが伝統競技の『サカディ』で負けそうになってるとき助太刀するところもいい!「1+1が1より少なくなるとは思わない!」と言うのび太くん、素敵です。女装のかつらがズレるシーンはベタだけど爆笑。
クライマックスでは、ドラえもんでは到底ありえないと思われたキスシーンが見られます。なるほど、白雪姫ですね。

第24位・ドラえもん のび太とアニメル惑星<プラネット>
1990年3月に公開された、映画ドラえもんの第11作目の作品。
ある夜ふと目覚めたのび太は、ピンクのもやもやの中に寝ぼけながら踏み込んでしまう。
気が付くとそこは見たことのない深い森の中。
そこでは動物たちがまるで人間のように生活しており、のび太はチッポという犬の少年と出会い親しくなる。
ドラえもんの道具『動物ごっこ帽子』を被って自分たちも動物のように変身したのび太たちは、動物たちの惑星『アニマル星』でチッポたちと楽しく過ごしていた。
しかし、地球へ戻っていたドラえもんたちの元へ、チッポからの助けを求める声が届く。アニマル星は悪の『ニムゲ族』に襲われてしまったのだ。
アニマル星を救うため、ドラえもんたちが立ち上がる!
動物たちが、まるで人間のような文明…いやむしろ、人間よりも高度な部名を築いて生活している星。
高性能の太陽光発電、クリーンエネルギーシステム…約30年前のアニメなのに、今見ても最新な感じがするところは驚き!
動物たちが仲良く暮らす夢のような星ですが、序盤からジャイアンの”動物的なカン”によって何やら不穏な空気が漂っていることが示されており、ただ単に楽しい雰囲気ではないところがドキドキ感を煽ります。
のび太が『ツキの月』を使ってロミちゃんを助けに行くところなんか、最高に緊張感があって面白い!
新しい声優陣とキャラクターデザインで迎えた、ドラえもん新シリーズ劇場版第の2弾。傑作『ドラえもん のび太の魔界大冒険』のリメイク作品で、相武紗季さんが声優を担当したことも話題となりました。
オリジナル版と比べると物足りなさを感じるという声も多かったですが、女性監督だからこそ表現できた”女キャラクター同士のやりとり”など、かなり見どころもありました。
のび太が勇気を振り絞って立ち向う姿、美奈子がのび太の身代わりになるシーン、ドラえもんや登場人物の優しさなど、見終わったあとに心地よいあたたかさが残る作品です。
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2014年3月に公開された、映画ドラえもんの第34作目。1982年公開の『のび太の大魔境』のリメイク作品となっています。
「地球上のどこかにはまだ隠された秘境があるはずだ!」と、大冒険できる手付かずの秘境を探すのび太(探すのはドラえもんだけど)。
そんな時、空き地で薄汚れた一匹の犬を見つけ、『ペコ』と名付けて家に連れ帰り飼うことにしたのび太。
そのペコが山積みの衛星写真の中からジャングルの奥地『ヘビースモーカーズ・フォレスト』に立つ謎の巨神像を見つけ出す。
大冒険を期待したのび太たちは、巨神像の謎を解き明かすため未開のジャングルに向かうことに。