恵利央の又従兄弟の曾孫に当たる。飄々とした性格で、カルラがらみで錯乱する恵利央を見て面白がってはホリスに窘められています。呉一族で一番のナルシストですが、一番影が薄い存在です。

皇桜学園グループ理事長で、拳願会会員として同グループの拳願仕合にも立ち会っている。ヤンキー姐さんのような荒っぽい口調で話す。その若さでお色気もムンムンであり、読者へのサービスシーンでは秋山楓に並ぶ常連となっている。決して箱入りのお嬢様ではなく、野心家揃いの拳願会員たちと同等に渡り合える、かなりのキレ者と言われています。

若桜生命所属の闘技者。本業は警察官で、階級は警部。警視庁最強の部隊と謳われる第44機動隊の隊長を務めています。警視庁の同期からは「アイツより警察官サツカン向きの人間は日本にはいない。」と評される一方、その実力から御雷零からは警戒され、黒木玄斎やムテバ・ギゼンガら裏家業の人間からは「同類」の匂いがすることを訝しまれています。

謎の武術「二虎流」の創設者とされる人物。長く結った長髪にマントを羽織った渋メンの男性で主人公・十鬼蛇王馬の師匠でもある。孤児で自分の名前も親兄弟も無かった王馬にとっては、名付け親であり父親のような存在。

大日本銀行の総帥・片原滅堂の実子にして、『護衛者』の別働隊である『殲滅部隊』の隊長。顔の左半分にタトゥー（ヘブライ語で"拳に願う"の意）を入れ、髪の右サイドを三つ編みにした色男といった風貌。得意とする格闘技はナイフを用いたシラット。本人は格闘技にそこまで執着はしていなく父の後を継ぐつもりらしい。

「美獣」の異名をもつ主人公・十鬼蛇王馬の最凶のストーカーである謎の美青年。かなりの殺人経験があるが、「殺り逢うなら最高の舞台で！」と言ったり、呉雷庵の殺しを楽しむ姿勢を見て「気にいらないなぁ」と感想を抱くなど、殺しに対しては彼なりのこだわりを持っている。

「浮雲」の異名をもつ乃木グループ所属の闘技者。軟派で女好きな遊び人風の中年で、「浮雲」の異名が示すようにつかみどころのない性格をしている。実は皇桜学園グループ理事長の奏流院紫音の元カレなのだが、自身の浮気が原因で別れたものの未だに尻に敷かれている。

「吼える闘魂」の異名をもつミャンマー出身の闘技者。「暑苦しい」を絵に描いたような青年で、常に歓声をかき消すほどの大声で叫んでいます。割とヘビーな過去を背負っているが、基本的には叫び声がデフォの超熱血バカ。16才の時に行われたタイとミャンマーの交流戦でガオラン・ウォンサワットと戦い判定負けした事からガオランを一方的にライバル視しており、ガオランとの再戦のためにわざわざ国境を越え、昼夜を問わず押しかけては、闘いを挑み続けています。

「仁王の駒田」の異名をもつ元・乃木グループ闘技者。背中に仁王の彫り物を背負った大男であり、並みのボディビルダーとは比較にもならない仏像のような凄まじく発達した筋肉の持ち主。パワーは勿論、その巨体からは想像できない速さも併せ持つ。トップクラスにはおよばないながらもそれなりの強豪ではあったが、拳願仕合に出場したい王馬に路地裏で戦いを挑まれ、野仕合を行うも敗北、闘技者の座を奪われてしまいます。

拳願会と煉獄の対抗戦における煉獄側のメンバーで、呉一族と同じルーツを持つ呉(ウー)氏の中でも西洋に進出した征西派に所属する男で、対抗戦において呉一族を排除する目的でエドワード・呉が煉獄の主宰者である豊田出光と交渉の末、煉獄側の代表選手の一人として送り込まれました。

裏格闘技組織『煉獄』でMC兼レフェリーを務める女性で、いかにもスタッフという感じのユニフォームを着る拳願会のレフェリーとは異なり、赤い艶やかなドレスを纏っている。交流戦で最も登場シーンの多い女性で、人気も高い。

「猛虎」「怪力王」「生まれながらの怪物」の異名をもつ古海製薬所属の闘技者。「歴代最多勝利数闘技者」という肩書を誇り、その肩書に違わず古海製薬の勝利の3割超をたった一人で叩き出しているベテラン中のベテラン闘技者。

「元・六代目滅堂の牙」「裏切りの牙」「コレクター」の異名をもつ拳願会と並ぶ日本最大規模の裏格闘技団体「煉獄」のA級闘士。外見は筋骨隆々の大男で、ボサボサの髪と歯を剥き出しにしてニヤニヤ笑う下衆さを微塵も隠そうとしない強者感皆無の醜悪な笑みが特徴。

茂吉の異母妹。美少女で周囲の男達から狙われているが、その度に茂吉が圧を飛ばすため言い寄られることは無い様子。純粋な性格で、兄の勝利をひたむきに願っており、カルラとは歳が近く友人になっています。

主人公である十鬼蛇王馬の世話役であり、もう一人の主人公。還暦前のオッサンでありながらファンからも公式からも「ヒロイン」「主人公の嫁」扱いされる、異色の存在。十鬼蛇王馬とかかわりを持って以降、激動の人生を送ることになる。

ニュージーランド出身の煉獄A級闘士。パイナップルみたいなヘアスタイルに全身に入れ墨を入れたケンガンシリーズ屈指の超重量級巨漢ファイターで、王馬曰く「パイナップル」。ニュージーランドの原住民であるマオリ族の出身で、マオリ族の伝説の勇者「ジョナ・ムドー」の子孫。

「タイの闘神」の異名をもつ八頭貿易株式会社所属の闘技者。終始仏頂面で寡黙ながらも根はかなりの常識人。熱烈な愛国者にして誇り高い武人であり、自らを「陛下の剣」と称して主であるラルマー13世に絶対の忠誠を誓う。その忠誠に応えるようにラルマー13世からの信頼も極めて厚い。

物語開始時点で前人未到の157連勝無敗を更新し続ける拳願仕合史上最強の闘技者で、「滅堂の牙」「拳願仕合の王」「裏武術界最強の男」「巨大な暴力の災害」の異名をもつ。大日本銀行総帥・片原滅堂の護衛を務める護衛者の一人であり、滅堂の配下の最高戦力「三羽烏」の一角。

主人公、十鬼蛇王馬の拳願仕合デビュー戦の対戦相手で、「超人」「切り裂き理人」の異名をもつ。王馬より1回り大きな体格が特徴で、獰猛な獣を思わせる容姿と性格をしています。

「ケンガンアシュラ」で開催された拳願絶命トーナメントにおける、アンダーマウント社の代表闘技者。飛鳥時代より1300年続く暗殺集団、呉一族の出身で、容姿(と気性)は若かりし日の現当主である呉恵利央に酷似している。

デスマッチから本格プロレスまで何でもこなす大手団体「超日本プロレス」不動のエース。山下一夫曰く「表格闘技世界のビッグネーム」。「関林ジュン」はリングネームであり、本名は「関林純平」。喧嘩では負け知らずの不良だった15歳の時に超日本プロレスへと入門、その半年と1年後に当時の社長馬場道山寛から授かった「獄天使」というリングネームの元にデビューを果たす。