
バブル遺産40選と現在・日本と海外別!ホテルや建物など衝撃順ランキング【2025最新版】
バブルでお金があふれていた時代には、さらなる利益を図ろうと多くのホテルや建物が建てられてきましたが、そのバブルがはじけたために、別の運命をたどってきた、所謂バブル遺産が後を絶ちません。そこで今回は、バブル遺産を、現在が衝撃順にランキング形式で紹介します。
12位:キャデラックハウス

オウム真理教が落札するも地元の反対にあい断念
完成:1985年
場所:山梨県北杜市高根町清里
ホテルキャデラックハウスとは、山梨県の清里高原にあるバブル期のホテルの廃墟で、その名の通り、キャデラックというアメリカのビンテージ車をコンセプトにしたホテルです。駐車場の一部と1階の大半を使って高価な外車が何台も展示されていたようで、博物館とホテルを合わせたような独特の物件でした。バブル期は若者を中心に人気がありましたが、バブルが崩壊し、清里ブームが去ると、客足が遠のき、1996年ごろには閉業。一度はオウム真理教が落札するも、地元の反対にあい、結局はオウムとは無関係の会社の所有になります。しかしその後特に活性化されることもなく、そのまま廃墟となっています。
11位:ホテル雅叙園東京
日本のバブル遺産 現在が衝撃ランキングTOP10-6
10位:ユートピア加賀の郷

総工費は190億円
場所:石川県加賀市
事業主体: 関西土地建物株式会社
管理運営: 株式会社大島商会
管理運営: 株式会社大島商会
ユートピア加賀の郷とは石川県加賀市に1987年から1999年まで存在した、仏教をテーマとする複合テーマパークです。総工費は190億円で、加賀寺のほか、加賀ユートピアランドやパットゴルフ場、嶋中近代美術館・博物館、レストラン加賀などが揃っていた。開業後程なくして温泉が掘削され、1995年7月20日にはレストラン加賀を改装して観音温泉ホテルが開業。オープン当初は年間50万人の人出で賑わっていたが、遊園地施設に目新しさがなく年々入場者数は低迷。バブル崩壊とともに運営会社が1998年6月19日に破産宣告を受け、ユートピアランドが1999年に閉園し、その他の施設も順次閉鎖されていきました。現在は加賀寺のみ営業を継続しています。
9位:六甲アイランド

阪神淡路大震災の影響で超巨大テーマパークの「AOIA」が閉鎖
完成:1988年
場所:兵庫県神戸市東灘区
六甲アイランドは、神戸港の貨物量増大・輸送技術の革新に対応した港湾機能及び国際的な情報・文化の交流拠点を持つ、市民生活と港が一体となった「海上文化都市」として整備されたもので、約1Kmに及ぶ人工河川リバーモール、街の中心部に広がる緑豊かな遊歩道シティヒル、雄大な太平洋を臨む海洋公園マリンパークの3つがランドマークで成り立っています。しかし1995年の阪神淡路大震災で液状化現象に見舞われ、六甲アイランド内にある超巨大テーマパークの「AOIA」は壊滅的な被害を受けます。復興には多額の費用がかかるため、そのまま閉鎖されました。
8位:ナシオン斜行エレベーター
7位:丸二ホテル伊勢の郷

老人ホームからホテルに変えても経営悪化は止まらず
完成:1985年
場所:三重県多気郡明和町有爾中
元々は「有料老人ホーム伊勢の郷」で、鉄骨造陸屋根9階建て、部屋数258室、定員413名、これとは別に建物の東面の2階、3階の各一部にホテル部門24室を備えるため合計部屋数282室、総工費約32億円の巨大施設でした。しかし、思ったよりも入居者が集まらず、1年で60億円以上の債務を抱え、1990年ごろからは隣のゴルフ場の利用客をターゲットとしたホテル「丸二ホテル伊勢の郷」として再出発。これもダメで2009年ごろに閉業し、現在、巨大な廃墟になっていて、バブル期に建設された巨大なバブル遺産として有名になっています。
6位:長崎西海楽園
日本のバブル遺産 現在が衝撃ランキングTOP5-1
5位:ワールドトレードセンター

約643億円の負債を残して倒産
所在地: 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目14−16
地上高: 256 m
開業: 1995年
大阪ワールドトレードセンタービルディングは、大阪市や民間の出資を受け1995年に完成しました。しかし当時はバブル崩壊後の景気低迷期にあたりオフィス需要は低く、WTCは開業1年目から損失を計上します。超過債務の額は2003年3月期までにおよそ236億円も積み上がりました。2009年3月26日、会社更生手続きの開始を申し立て、2度目の経営破綻を迎えました。調停が成立してからも入居率は好転せず、約643億円の負債を残して倒産。現在は「大阪府咲州(さきしま)庁舎」(愛称:さきしまコスモタワー)と改められ、ホテルなどが入居しています。
4位:世界平和大観音像
3位:東京都江戸東京博物館
2位:八丈オリエンタルリゾート

「日本3大廃墟の1つ」、「日本最大級の廃墟」
完成:1968年
場所:東京都八丈島
八丈オリエンタルリゾートは、八丈島にある巨大リゾートホテルです。1968年バブル期に建てられ、日本のハワイとして人気となり、バブル期にはたくさんの人が訪れていましたが、バブル崩壊や海外旅行に行く人が増えたことなどから客足が徐々に遠のき、2006年に休館。その後はそのまま放置されて建物は廃墟化しました。現在、八丈オリエンタルリゾートはその広大な敷地にそびえる建造物の巨大さと、外内装な豪華絢爛な作りと朽ち果てた状態とのコントラストがノスタルジックな気分を想起させる超魅力的な物件として廃墟マニアの間では知られており、「日本3大廃墟の1つ」、「日本最大級の廃墟」とも呼ばれています。
完成:1993年
場所:宮崎県宮崎市山崎町浜山
「シーガイアコンベンションセンター」は宮崎・一ツ葉海岸の豊かな景観の中に広がるリゾートコンプレックス「シーガイア」の中央に位置し、その環境・施設ともに新たな時代のコンベンションにふさわしい舞台を提供しています。2000年の九州・沖縄サミットで外相会合が開催されるなど、日本屈指のコンベンションセンターですが、立地が「宮崎のリゾート地」のため、その機能を十分に発揮する機会はほとんどないようです。