
日本の自衛隊の不祥事/事件/事故26選・衝撃ランキング【2025最新版】
日野基本射撃場で訓練生が上官を射殺した事件は多くの国民に衝撃を与えましたが、この事件を超える自衛隊の不祥事・事件・事故はあったのでしょうか?そこで今回は、日本の自衛隊の不祥事・事件・事故を衝撃順にランキング形式で紹介します。
日本の自衛隊の不祥事・事件・事故 衝撃ランキングTOP10-6
10位:札幌女性自衛官への性暴力事件

自衛隊内の性暴力が明るみに
2010年7月29日、札幌地裁大法廷は、深夜勤務時間内に飲酒の上に起こした性暴力を「合意の上のこと」とする加害者の主張は「信用できない」「階級の上下関係を利用し、周囲から隔絶された部屋で女性の抵抗を抑圧した」と認定。事件後、普段と違う原告の行動を不審に思い、話を聞いた上司らの対応については、被害を受けた側に立った適切な保護・援助の措置を取らなかったこと、それどころか被害を訴えた原告を退職に追い込もうとしたことを違法な処遇と明確に判断し、加害者の性暴力に対する損害賠償を200万円、監督者として義務を尽くさなかった上司らの過ちに対する慰謝料を300万円と認定(80万円は弁護士費用)しました。自衛隊内の性暴力が明るみに出た衝撃的な事件でした。
9位:たちかぜ自衛官いじめ自殺事件
8位:訓練自衛官小銃乱射事件
7位:沖縄・自衛官爆死事件
6位:F-15僚機撃墜事故
日本の自衛隊の不祥事・事件・事故 衝撃ランキングTOP5-1
5位:なだしお事件

当時防衛庁長官だった自民党の瓦力が引責辞任
事故発生時の救助・通報の遅れに対する批判や自衛隊艦船らの平素からの海上交通ルールを無視した危険・横暴な運航姿勢、海上自衛隊側が艦長を直ちに海上保安庁の調査に応じさせないことで口裏合わせをしていたのではないかとの疑惑、艦長らが衝突時の航海日誌を事件後に書直させていたことが発覚したこと、「なだしお」の軍事機密とされる旋回性能の検証開示を行わせたこと、タカ派・保守派を自認していた一部評論家らが軍艦優先が国際常識との自衛隊擁護論を展開したもののその虚偽がじきに明らかになったことでも話題となりました。この事件によって当時防衛庁長官だった自民党の瓦力が引責辞任しています。
2006年9月、北海道の基地内に勤務していた被害者の女性自衛官(当時20歳)は、夜勤中の同僚男性に呼び出されて性的被害を受けます。上司に相談したところ、事情聴取を男性隊員が行うなど不適切な対応を受けたうえに、退職を強要されたとして2007年に訴えを起こします。女性は提訴後も自衛隊での任期延長を望んでいましたが認められず、退職しています。加害男性は刑事は不起訴処分とされ、その後停職60日の懲戒処分を受けていますが、国側は女性の訴えに対し、性的行為は合意に基づいており、退職強要の事実はない等と主張しました。