
冤罪事件50選・日本と海外別!衝撃ランキング【2025最新版】
刑事裁判は100%ではなく、少なからず冤罪事件も起こっています。そこで今回は、これまで起こった冤罪事件を衝撃順にランキング形式で紹介します。
14位:マイケル・パルデュー事件
13位:マクマーティン保育園裁判

アメリカの刑事裁判史上もっとも高額となる1500万ドルが費やされた
マクマーティン保育園裁判は、1984年から1990年の間に起きたとされる幼児、児童の性的虐待事件に関する裁判です。389人もの子どもと保護者たちが「先生に悪魔崇拝の儀式を受けさせられた」「体を触られた」等と証言したことから、ロザンゼルスのマクマーティン保育園で働く25歳の青年と保育園関係者らが逮捕されました。しかし、6年間も裁判を続けた結果、実際には性的虐待の犯人として槍玉にあげられた青年は無罪であったことが判明。それどころか性的虐待自体が、子ども達がセラピーで植え付けられた架空のもので、存在しなかった可能性さえ明らかに。この裁判にはアメリカの刑事裁判史上もっとも高額となる1500万ドルが費やされ、史上最悪の冤罪事件として語り継がれています。
12位:リジー・ボーデン事件
11位:マイケル・ジャクソン裁判
10位:ウォルター・ロウ殺害事件
9位:ヘイマーケット事件
8位:レオ・フランク事件
7位:ルービン・カーター事件
6位:ブライアン・バンクス(アメリカ)

被害者の虚言が判明し犯歴が取り消される
ブライアン・バンクスはカリフォルニア州出身のアメリカンフットボール選手です。カリフォルニア州ロングビーチの高校でフットボールのスター選手だった彼は、USC、オハイオ州立大学、ミシガン大学、ミシガン州立大学、カンザス大学などからオファーを受け、2002年には、USCへの進学が決まりますが、クラスメートを強姦したとして有罪となり、5年間服役、出所した後も性犯罪者のリストに登録されて、GPS付きの電気ブレスレットの着用を義務付けられていました。2011年2月28日、このクラスメートの女性が虚偽のストーリーを作ったことを認めたことで冤罪となり、彼の犯罪歴は取り消されることになりました。
5位:アーチー・ウィリアムズ(アメリカ)

冤罪で36年間服役
アーチー・ウィリアムズは、『アメリカズ・ゴット・タレント』(シーズン15)に出演したアフリカ系アメリカ人歌手です。1983年4月21日、ウィリアムズは4ヶ月前に発生した強姦・殺人未遂事件で有罪の判決を受けました。当時22歳だったウィリアムズは、仮釈放なしの終身刑とされ、アンゴラのルイジアナ州立刑務所に収監されました。冤罪被害者の支援をおこなう非営利団体イノセンス・プロジェクトは、ウィリアムズの無罪を証明し得る証拠へのアクセスを求めて、何十年も闘い続けました。そして2019年3月21日、判事によって現場に残されていた指紋の再検証が命じられ、ウィリアムズの無罪が証明されて、収監から36年後に釈放されることになりました。
1916年7月22日、サンフランシスコでデモがおこなわれた最中、爆裂弾が破裂し、死者9人、負傷者40人を出す大惨事になりました。これを理由に労働運動の指導者4人、すなわちトマス・ムーニー夫妻、W.ビリングス、I.ワインベルグを捕らえ、事件の犯人として殺人罪の名のもとに起訴した。証人60人が彼らの無罪を証明したが、その効果なくビリングスは終身刑、ムーニーは死刑を宣告されました。アメリカ合衆国、南アメリカ、ヨーロッパ、ロシアなどでは、反対のデモがおこなわれ、カリフォルニア知事はムーニーの死刑を終身刑に変更。しかし労働界はこれに満足せず、1919年1月、ムーニー事件のための国民労働会議(NLC)が開かれ、ムーニーの判決破棄を決議。その結果、4日間にわたって100万の労働者が抗議に参加したが、彼は釈放されなかった。結局ムーニーが釈放を勝ち取ったのは1938年でした。