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金丸は議員辞職に追い込まれる

金丸は議員辞職に追い込まれる

その後、東京佐川急便は、石井と関係のある会社に対して、総額約4395億円の融資や債務保証を行うことになる。1992年2月、東京地検特捜部は、渡辺社長ら4人を、東京佐川急便に952億円の損害を与えたとし、特別背任容疑で逮捕。数千億単位の資金が非合法組織に流れたため、東京地検特捜部も闇献金や不正融資などの疑惑の追及を続け、その結果、金丸が東京佐川急便から5億円の政治献金 を受けていた事実が発覚。金丸信は政治資金規正法違反で略式起訴された。政治資金収支報告書への記載漏れを認めたため、略式起訴による罰金で済んだが、世論が猛反発し金丸は結局、議員辞職に追い込まれました。

3位:東京五輪汚職事件

大物が次々に逮捕

大物が次々に逮捕

東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の元理事の高橋治之が、大会スポンサー企業から賄賂を受け取ったとして、2022年8月17日に東京地検特捜部に逮捕されました。事件は、複数のスポンサー企業や大手広告会社に広がり、テスト大会を巡る談合事件も発覚しました。この事件では、大会スポンサーで紳士服大手「AOKIホールディングス」の青木拡憲・前会長など3人も高橋氏による贈賄容疑で逮捕。さらに出版大手「KADOKAWA」も、同じく贈賄容疑で角川歴彦元会長をはじめ3人が逮捕されたことで世間に大きな衝撃を与えました。

2位:リクルート事件

第二次世界大戦後の日本においての最大の企業犯罪

第二次世界大戦後の日本においての最大の企業犯罪

リクルート事件とは、1988年(昭和63年)6月18日に発覚した日本の汚職事件です。リクルートの関連会社であり、未上場の不動産会社、リクルートコスモスの未公開株が賄賂として譲渡されました。贈賄側のリクルート関係者と、収賄側の政治家や官僚らが逮捕され、政界・官界・マスコミを揺るがす、大不祥事となりました。当時、第二次世界大戦後の日本においての最大の企業犯罪であり、また贈収賄事件とされています。

1位:ロッキード事件

元内閣総理大臣の田中角栄逮捕

元内閣総理大臣の田中角栄逮捕

ロッキード事件は、アメリカの航空機製造大手のロッキード社による、主に同社の旅客機の受注をめぐって1976年(昭和51年)2月に明るみに出た世界的な大規模汚職事件です。国内航空大手の全日空の新ワイドボディ旅客機導入選定に絡み、自民党衆議院議員で元内閣総理大臣の田中角栄が、1976年(昭和51年)7月27日に受託収賄と外国為替及び外国貿易管理法(外為法)違反の疑いで逮捕され、その前後に田中以外にも政治家2名(運輸政務次官佐藤孝行と元運輸大臣橋本登美三郎)が逮捕されました。

アメリカとの間の外交問題にも発展

アメリカとの間の外交問題にも発展

さらに収賄、贈賄双方の立場となった全日空社長若狭得治以下数名の役員及び社員、ロッキードの販売代理店の丸紅の役員と社員、行動派右翼の大物と呼ばれ、暴力団やCIAとも深い関係にあった児玉誉士夫や、児玉の友人で「政商」と呼ばれた国際興業社主の小佐野賢治と相次いで逮捕者を出しました。また、関係者の中から多数の不審死者が出るなど、第二次世界大戦後の日本の疑獄を代表する大事件となりました。この事件は1976年(昭和51年)2月にアメリカ議会上院で行われた上院外交委員会多国籍企業小委員会における公聴会にて発覚しており、アメリカとの間の外交問題にも発展しました。

海外で起きた汚職事件の衝撃ランキングTOP10-1

10位:ムヒディン元首相汚職事件

元首相の逮捕に大きな衝撃

元首相の逮捕に大きな衝撃

ムヒディン氏は2020年から21年にかけて17カ月間、マレーシア首相を務めた人物です。ムヒディン氏は首相在任中、新型コロナウイルス禍で建設業者を支援する政策に絡み、業者側から所属政党に資金の還流を受けたことで逮捕されました。元首相の逮捕は、マレーシア国内に大きな衝撃を与えました。

9位:ジェイ・キム 連邦選挙資金法違反事件

23万ドルの違法な寄付を受け取った

23万ドルの違法な寄付を受け取った

ジェイ・キム連邦選挙資金法違反は、米国議会に選出された最初の韓国系アメリカ人である金昌準が、連邦選挙資金法違反容疑で逮捕された事件です。1992年の米国下院議員選挙に共和党の候補として新設されたカリフォルニア州第41選挙区から出馬して当選、韓国系アメリカ人として初めて米国議会に席を得、1993年1月から1999年1月まで3期にわたって在籍した。(米国下院の任期は2年。)しかし、23万ドルの違法な寄付を受け取ったとして、1997年7月に連邦選挙資金法違反容疑で身柄を拘束され、妻のジューンとともに有罪となり、自宅軟禁2月の判決を下されました。

8位:ライドライム・スキャンダル

ライドライムと呼ばれる脱スケール剤を無駄に購入して、政府公社コモンウェルス・ユーティリティー社をだまし取ろうとした

ライドライムと呼ばれる脱スケール剤を無駄に購入して、政府公社コモンウェルス・ユーティリティー社をだまし取ろうとした

2008年8月、政府資金の不正使用に関する罪で、北マリアナ諸島・サイパン島出身の政治家・ベニグノ・フィティアル知事の元で第7代北マリアナ諸島副知事を務めたティモシー・P・ヴィラゴメスが起訴されました。2009年4月24日、元商務長官ジェームズ・A・サントスとその妻ジョアキナ・V・サントス(ヴィラゴメスの妹)と共に、ライドライムと呼ばれる脱スケール剤を無駄に購入して、政府公社コモンウェルス・ユーティリティー社をだまし取ろうとした件で有罪判決を受けました。

7位:リーランド・イー

チャイナタウンのマフィアらと共謀し銃器密売や恐喝、贈賄を行なった

チャイナタウンのマフィアらと共謀し銃器密売や恐喝、贈賄を行なった

リーランド・イン・イーは、アメリカ合衆国の政治家で、民主党所属の元カリフォルニア州議会議員です。チャイナタウンのマフィアらと共謀し銃器密売や恐喝、贈賄を行なったとして2014年に逮捕されました。イーは選挙資金による多額の借金の返済に追い込まれ、中国系マフィアの構成員(正体は潜入していた連邦捜査局の捜査官)に接触し取引を行おうとしていました。これによりイーを含めた29人が逮捕され、逮捕された人物の中には、捜査官の潜入対象であった中国系マフィア「Ghee Kong Tong」のボス、レイモンド・チョウも含まれていたことから、全米に衝撃が走りました。

6位:李明博元大統領汚職事件

サムスン電子から賄賂を受け取り、その見返りとして、有罪判決を受けていた同社の李健熙(イ・ゴンヒ)会長に特赦を与えた

サムスン電子から賄賂を受け取り、その見返りとして、有罪判決を受けていた同社の李健熙(イ・ゴンヒ)会長に特赦を与えた

李明博元大統領汚職事件は、李元大統領が、07年から11年にかけサムスン電子から賄賂を受け取り、その見返りとして、有罪判決を受けていた同社の李健熙(イ・ゴンヒ)会長に特赦を与えたという事件です。さらに、李氏が実質的に保有する自動車部品メーカーが米国で起こした訴訟費用を、サムスンに肩代わりさせたことが89億ウォンの収賄にあたると認定した。同メーカーに裏金づくりを指示し252億ウォンを横領した罪も認めています。李元大統領は、懲役17年の実刑が確定、罰金130億ウォン(約12億円)と、追徴金57億ウォンも科されました。

5位:崔順実ゲート事件

結局財界によって弾劾された朴槿恵

結局財界によって弾劾された朴槿恵

崔順実ゲート事件は、2016年10月に表面化した大韓民国の朴槿恵大統領とその友人で実業家の崔順実を中心とした政治スキャンダルで、これが原因で朴槿恵は弾劾されることになります。大統領側近による機密漏洩疑惑、ミル財団等への出資強要問題、サムスン物産合併への介入疑惑、ロッテ免税店事業権獲得への介入疑惑、スポーツ選手育成団体の資金横領疑惑など、数々の汚職事件が発覚し、2018年4月4月6日、ソウル中央地裁は朴槿恵に対し懲役24年、罰金180億ウォンの有罪判決を言い渡しました。

4位:盧武鉉氏をめぐる不正資金事件

事情聴取を受けた後に投身自殺

事情聴取を受けた後に投身自殺

韓国の盧武鉉前大統領が、脱税罪などで起訴された有力後援者の靴製造・販売会社会長から、不正に金品を受け取っていたとされる事件。金品は、盧氏の親類や妻ら家族にも渡っていたとされ、権良淑夫人が現金を受領し、使っていたと盧氏が表明しました。夫人や長男、長女が検察から事情聴取を受けたほか、側近の元大統領総務秘書官が収賄容疑などで起訴。盧氏も最高検に出頭、事情聴取を受けた後に、自宅近くの裏山から投身自殺を遂げました。

3位:マレーシア汚職事件

マレーシア一大スキャンダル

マレーシア一大スキャンダル

マレーシア第6代首相ナジブ・ラザクが政府系ファンドをめぐる巨額汚職で起訴されました。ペーパーカンパニーとタックスヘイブンを経由させて資金は国境を越え、金融大手ゴールドマンサックスからスイスやドイツの銀行へと流れ込むなど、多くの企業や国を巻き込み、果てはハリウッド映画界にも資金の一部が流れていたこともあり、世界の注目が集まりました。2015年7月、1MBDからナジブの個人口座に約7億ドルの不正入金が報じられ、8月には首相退陣を求める大規模デモに発展。ナジブは内閣改造を行い反対勢力を締め出すも、2018年マレーシア警察による家宅捜査が入りました。横領した資金は、私的に高級住宅やヨットの購入、映画製作の費用に流用していたことが発覚。同年7月、1MDBに関する汚職疑惑に関連してナジブが逮捕されると、国内には衝撃が走りました。

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