
世界の汚職事件50選・日本と海外別!衝撃ランキング【2025最新版】
国際連合腐敗防止条約を始め国際法では、汚職は『腐敗』の一部と認識されています。そんな汚職事件といえばどの事件が思い浮かぶでしょうか。そこで今回は、日本や海外で起きた汚職事件を衝撃順にランキング形式で紹介します。
28位:防衛施設庁談合事件
27位:撚糸工連事件
26位:静岡市長選挙不正買収事件

大手ドラッグストアの潤沢な資金を背景に、買収などの工作を行った
2015年4月の第18回統一地方選挙にて行われた静岡市長選挙は、現職の田辺信宏の市政運営1期目に対する評価が争点となり、自民党、公明党、新党改革が相乗りで推薦する田辺に対して、大手ドラッグストアの役員である高田都子と共産党の推薦する松浦敏夫の二人が挑む構図となりました。高田都子陣営は、大手ドラッグストアの潤沢な資金を背景に、買収などの工作を行った。公職選挙法で禁止されている告示前の選挙活動(事前運動)として、告示前の3月下旬ごろ、二十数人に静岡駅前でのチラシ配りなどの選挙運動を依頼した。また、この運動員にアルバイトとして計500万円余の報酬を支払い、買収を企てました。選挙後の2015年5月26日、大手ドラッグストアの副会長を務めていた役員の兄や、静岡市議など4人が逮捕されました。
25位:岐阜県庁裏金問題
24位:辻元清美秘書給与流用事件
23位:外務省機密費流用事件
22位:KSD事件

数々の政界工作を自由民主党議員に対して展開
KSD事件は、財団法人「ケーエスデー中小企業経営者福祉事業団」(現:あんしん財団)の創立者古関忠男が、「ものつくり大学」設置を目指し、数々の政界工作を自由民主党議員に対して展開したとされる汚職事件です。複数の大物政治家がKSDの活動を後押しした見返りに現金や事務所家賃の肩代わり等の多額の利益供与を受けたとして逮捕、起訴され、有罪判決を受けた。100万人の会員をかかえるKSDは、中小・零細企業の経営者100万人から月額2,000円の会費を集め、年間240億円の収入を得、全国規模の共済事業を行ってきた。古関はKSDの理事長として、この潤沢な資金を私物化し、政界のタニマチ気取りで、関連団体を通じ政治献金や工作資金をばらまいたり、年額1億円の報酬を受け、豪華なKSD会館を自宅とし、関連団体の幹部に親族を送り込み、幼い孫を株主にすえ、親しい女性歌手の生活費まで資金から流用したと言われています。
21位:山田洋行事件

防衛庁長官との癒着が問題に
山田洋行事件とは、2007年下旬に発覚した軍需専門商社「株式会社山田洋行」に関する汚職事件です。また、2007年10月19日付のマスコミ各紙で、守屋武昌が防衛事務次官在職中、専務・宮崎元伸(当時)と年間数十回、計百数十回に渡ってグループ企業のゴルフ場でゴルフ接待を行い、関連企業の車両を利用して従業員が送迎を行っていたことが報じられました。守屋とは別に、久間章生は山田洋行の実質的オーナーである山田正志(山田真嗣代表取締役の実父)と繰り返しゴルフをともにしたり、2005年秋頃にホテルオークラで行われた同社オーナー一族の結婚式に出席しスピーチを行うなど親密な関係だったなど、癒着が問題になりました。
防衛施設庁談合事件とは2006年1月に明らかになった、防衛施設庁発注工事を巡る官製談合事件です。アメリカ軍横田基地などの受変電設備や電機設置工事の競争入札を巡り、防衛施設庁OBである財団法人「防衛施設技術協会」理事長のほか、同庁技術審議官と前施設調査官の官僚2名が主導し、業者も参加する形で官製談合が行われました。国民の平和と安全のために費やされているはずの「防衛費」の一部を、業者の利益ばかりでなく、官僚自身の退官後の有利な再就職先の確保のために利用するという、破廉恥な行為であると非難されました。