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執刀医、第一助手、第二助手の3名に執行猶予付きの有罪判決

執刀医、第一助手、第二助手の3名に執行猶予付きの有罪判決

学内の倫理委員会による承認が必要な高度な手術だったが、診療部長の独断で実施が認められたこと、執刀医とその助手2名の経験が浅かったこと、患者への適切なインフォームド・コンセントがなされなかったこと、大量出血に備えた輸血用血液の確保を怠ったこと、開腹手術への切り替えの提案を受けるも続行したことなどの問題が指摘されました。2006年、東京地方裁判所は、執刀医、第一助手、第二助手の3名に執行猶予付きの有罪判決を下しました。

8位:筋弛緩剤点滴事件

8位:筋弛緩剤点滴事件

筋弛緩剤点滴事件とは、2000年(平成12年)に宮城県・仙台市泉区のクリニックで発生した患者殺傷事件です。1999年から2000年までの間に、宮城県仙台市泉区のクリニックで不審死した事例が20人に上る事件が発生しました。2000年10月31日に入院した11歳の女児に対しては、抗生物質を点滴する処置を取ったが容態が急変。女児は病院を転送され一命は取りとめたが、大脳に障害が残り植物状態になった。女児の血液を採血し分析した結果、筋弛緩剤「ベクロニウム」の成分が検出されました。

えん罪を主張

えん罪を主張

クリニック側は、守が担当する患者に容態が急変し、重態したり死亡したりする事例が目立ったため不審を抱く。12月4日、私物を取りに病院へ行った守は、医療廃棄物を処理するために箱を廃棄小屋に捨てようとした際、私服警官に呼び止められた。赤い箱の中身を点検すると、筋弛緩剤ベクロニウムの空アンプルが見つかり、更に筋弛緩剤の在庫を確認したところ、守がベクロニウム20アンプルを発注する一方で、23アンプルが使途不明だったことが判明。1件の殺人と4件の殺人未遂の被疑事実で、守が宮城県警察に逮捕されました。守は無実を主張しているほか、診療録の検証を行った長崎大学大学院教授から矯正医官に転じた、神経内科専門医の池田正行(高松少年鑑別所医務課 高松刑務所医務部併任)らは冤罪であるとしています。

7位:川崎協同病院事件

7位:川崎協同病院事件

川崎協同病院事件とは、神奈川県川崎市川崎区の川崎協同病院で、医師が患者の気管内チューブを抜管後に筋弛緩剤を投与して死亡させたとして殺人罪に問われた事件です。尊厳死・安楽死の問題、延命治療や終末期医療とインフォームド・コンセントのあり方が問われた事件として世間の注目を集めました。

2009年に有罪判決が確定

2009年に有罪判決が確定

患者が喘息発作を起こしていったん心肺停止状態になり、同病院に搬送され昏睡状態のまま入院となった。11月16日に担当医師が気道を確保していたチューブを外した後、患者がのけぞり苦しそうな呼吸を始めたため、准看護師に指示して筋弛緩剤を注射し、患者はまもなく死亡した。2002年4月、同病院が経緯を公表し、同年12月、医師は殺人容疑で逮捕・起訴され、2009年に有罪判決が確定しました。

6位:宇都宮病院事件

6位:宇都宮病院事件

朝日新聞朝刊によって報道され、日本の世論の大きな注目を集め、国会でも精神障害者の人権保障の面から、日本国政府の対応が糾され、1987年には、精神衛生法の改正法である「精神保健法(現 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)」が成立し、精神障害者本人の意思に基づく任意入院制度や開放病棟を創設するなど、患者の処遇改善が図られました。

違法行為が横行

違法行為が横行

宇都宮病院事件とは、1983年に、栃木県宇都宮市にある精神科病院報徳会宇都宮病院で、看護職員らの暴行によって、患者2名が死亡した事件です。宇都宮病院は、他の精神科病院で対応に苦慮する処遇困難な患者を受け入れてきた病院であった[1]が、事件以前から私刑として「看護師に診療を違法に行わせる」「患者の虐待」「作業療法と称して石川院長一族の企業で違法に働かせる」「病院裏の畑で農作業に従事させ違法に収穫物を職員に転売する」「ベッド数を上回る患者を違法に入院させる」「死亡した患者を違法に解剖する」などの違法行為が横行していました。

5位:東京女子医大事件

5位:東京女子医大事件

2001年3月2日、患者の心臓手術中に人工心肺装置の事故が起こり、患者は2日後の3月4日に死亡しました。その後、術中大静脈から人工心肺に血液がうまく抜き取れない異常が発生し、脱血不良で患者に脳障害が生じたとする内部告発文書が遺族に届き、医療事故が発覚します。

内部告発文書が遺族に届き、医療事故が発覚

内部告発文書が遺族に届き、医療事故が発覚

2002年6月28日、人工心肺装置の操作を担当した助手が業務上過失致死容疑で逮捕され、同時に患者のカルテを改竄したとして、医師である同大学講師が証拠隠滅容疑で逮捕された。カルテ改竄の内容は、患者が脳障害をきたしたこと、脳障害を防ぐために低体温療法を施行したこと、脳浮腫を防止する薬剤を用いたことの3点を不記載としたこと、および手術中の瞳孔の大きさを書き換えたことで、同年7月に厚生労働大臣坂口力は、東京女子医科大学病院の特定機能病院を取り消しました。

4位:大口病院連続点滴中毒死事件

4位:大口病院連続点滴中毒死事件

大口病院連続点滴中毒死事件とは、神奈川県横浜市神奈川区の大口病院(当時、現・横浜はじめ病院)で2016年9月に発覚し、2018年7月、同病院で当時勤務していた看護師の女が逮捕された連続殺人事件です。

看護師の女が逮捕された連続殺人事件

看護師の女が逮捕された連続殺人事件

被害者として立件された死亡者2人のほか、同時期に死亡していた別の2人の入院患者の遺体からもヂアミトールが検出された。事件発覚前の7〜9月の82日間で48人の患者が死亡し、その後の約70日間の間は死亡者がゼロということから、4人以上の被害人数が疑われたが、発覚以前の死亡者は医師の診断により“自然死”扱いで火葬されていたため、既に証拠は失われていました。

3位:群馬大学病院腹腔鏡手術後8人死亡事故

3位:群馬大学病院腹腔鏡手術後8人死亡事故

群馬大学病院腹腔鏡手術後8人死亡事故とは、群馬県前橋市の群馬大学医学部附属病院で2010年から2014年の間に、腹腔鏡による肝臓切除手術を受けた患者8人が相次いで死亡した事故です。

特定機能病院指定取り消し

特定機能病院指定取り消し

8人を執刀したのはいずれも同じ医師で、全員が術後4か月未満に肝不全などで死亡しています。同大学病院は最終調査報告書において、全部のケースで医師の過失があったと認めました。また、この医師が行った別の開腹手術でも患者10人が術後に死亡しており、2009年度以降、この医師による腹腔鏡手術と開腹手術で、18人の患者が相次いで死亡したことになります。この事件により、群馬大学医学部附属病院は2015年6月1日に特定機能病院指定を取り消されました。

2位:薬害肝炎

2位:薬害肝炎

薬害肝炎とは、血液凝固因子製剤(フィブリノゲン製剤、非加熱第IX因子製剤、非加熱第VIII因子製剤)の投与によるC型肝炎(非A非B型肝炎)の感染被害のこと。製薬会社「田辺三菱製薬」は、フィブリノゲン製剤の推定投与数は約29万人であり、推定肝炎感染数1万人以上と試算しています。

推定肝炎感染数1万人以上

推定肝炎感染数1万人以上

薬害の原因は多岐にわたりますが、薬害多発の社会的要因として、「国の薬事行政の矛盾(大企業追随、安全性軽視、天下りなど製薬企業との癒着)」、 「安全性を軽視・無視した製薬企業の利益追求、大量生産・大量消費政策」、「医療従事者の認識不足(副作用情報の活用を怠るなど)」があげられています。

1位:薬害エイズ事件

1位:薬害エイズ事件

血友病とは止血に必要な凝固因子が不足しているため、出血した場合に止まりにくい病気のことで、不足している凝固因子によって、血友病A(第8因子)、血友病B(第9因子)に分類されます。出血した場合の治療として用いられるのが血液製剤です。1970年代末になると国産のクリオ製剤よりも簡便な濃縮凝固因子製剤が登場し、治療に使用されるようになりました。しかしこれらの製剤にはウイルスを不活化するための加熱処理はされていませんでした。そしてこの中にあのエイズ原因ウイルス(HIV)が混入していたのです。

全血友病患者の約4割にあたる1800人がHIVに感染し、うち約400人以上がすでに死亡

全血友病患者の約4割にあたる1800人がHIVに感染し、うち約400人以上がすでに死亡

80年代前半、アメリカから輸入された危険な非加熱製剤は、血友病専門医や製薬会社の社員の指導のもと、大量に使用されました。しかも加熱製剤の認可後も、危険な非加熱製剤はただちに回収されることなく使用され続けていました。日本では全血友病患者の約4割にあたる1800人がHIVに感染し、うち約400人以上がすでに死亡しているといわれています。

衝撃の海外の医療事故・事件ランキングTOP5-1

5位:ダナ・ファーバー事件

5位:ダナ・ファーバー事件

ダナ・ファーバー癌研究所 抗癌剤過剰投与事故 1994年11月悲劇が起こりました。 臨床試験中の2人の進行乳癌患者に抗癌剤が誤って4倍量投与され,1人が死亡してしまったのです。 臨床試験はシメチジン(H2 blocker)がサイクロフォスファマイド(CY)の抗腫瘍効果を増強するかどうかを検証するためのものでした。

4位:キンバリー・バーガリス事件

4位:キンバリー・バーガリス事件

キンバリー・バーガリスは、HIVの院内感染で死亡したアメリカ人女性で、キンバリー事件の被害者です。1991年9月、アメリカ連邦議会の公聴会に出席し、身に覚えのないままHIVウイルスに感染し、エイズを発症していることを告白します。彼女は敬虔なクリスチャンで、HIVに感染するような不特定多数との性交渉などの大きなリスクを負っていませんでした。調査の結果、19歳当時に歯科医院で治療した際、医療器具の使いまわしで院内感染したもの、もしくは故意に感染させられたものと推測されたました。この歯科医院の医師自身もHIVウイルスのキャリアであり、1990年にエイズで死亡していました。

3位:タイラ・ハンター事件

3位:タイラ・ハンター事件

タイラ・ハンター事件は、アフリカ系アメリカ人でトランスジェンダーの女性が自動車事故後の医療過誤で死亡した事件です。彼女は事故後に適切な治療を受けられずに死亡し、医療の提供を怠ったコロンビア特別区には賠償判決が出されました。

ハンターに軽蔑的な言葉をかけ、救命行為を遅らせた

ハンターに軽蔑的な言葉をかけ、救命行為を遅らせた

1995年8月7日、ハンターの運転する車が交差点て衝突事故を起こした。駆けつけた救急救命士は彼女のズボンを切開し、そこで男性器があるのを見つけると、その後救命士たちはハンターに軽蔑的な言葉をかけ、救命行為を遅らせました。その後ハンターはコロンビア特別区総合病院へ搬送されますが、救急救命室のスタッフもハンターの怪我に対して適切な治療を行わず、その日のうちに死亡してしまいました。彼女の葬儀には2,000人以上の市民が参列したそうです。

2位:シン・ヘチョル

2位:シン・ヘチョル

ミュージシャンであり、社会運動家として知られるシン・ヘチョルは、2014年10月22日、腸狭窄の手術を受けていた際に心停止し、心肺蘇生措置を受けてソウル峨山病院の集中治療室に入院していましたが、10月27日、腹膜炎と敗血症による脳損傷のため死去しました。46歳の若さでした。、シン・ヘチョルの突然の死は韓国社会へ大きな衝撃を与えました。遺族側は、腸狭窄の手術を担当したソウル・スカイ病院の医療事故が原因だとして、警察は捜査を開始しました。

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