
医療事故や事件50選・日本と海外別!衝撃ランキング【2025最新版】
世界の医療は年々進歩していますが、医療事故・事件があるのも事実です。そこで今回は、歴代の医療事故・事件を衝撃順にランキング形式で紹介します。
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禁錮1年6ヶ月、執行猶予4年の有罪判決
1982年4月20日、八王子市内にある歯科医院において、虫歯予防のために来院していた女児に「フッ化ナトリウム」を塗布するつもりが、毒物である「フッ化水素酸」を誤って塗布したことが原因で死亡しました。事故後、当該歯科医師が業務上過失致死罪で在宅起訴され、1983年2月24日、禁錮1年6ヶ月、執行猶予4年の有罪判決を受けました。更に、歯科医師と妻は責任を全面的に認め、慰謝料を支払うことで示談が成立しました。フッ化水素酸は工業用途としては非常に重要なものではある一方、酸としてはそれほど強力でないものの、フッ化物イオンがカルシウムやマグネシウムと結合して全身症状を起こすなど、人体にとっては有害な物質として知られています。

殺人罪、業務上過失致死罪、死体損壊罪のすべてで嫌疑不十分で不起訴
レシピエントは手術後83日目の10月29日に食後に痰を詰まらせ長時間にわたる蘇生術の甲斐もなく急性呼吸不全で死亡したと医師団により発表されました。その後、和田がドナーとレシピエント双方の主治医を務めていたこと、また心臓外科医である彼が、専門外の脳死判定を行ったことが問題視され、ドナーが本当に脳死だったのか疑う声も出始めます。一方、レシピエントの死後、彼の元の心臓が3ヶ月以上にもわたって行方不明になり[要出典]、病理解剖学者の手元に渡ったときには、検索前にもかかわらず、何者かが心臓中央部から切断しており、さらには4つの弁もばらばらに摘出されて、心臓移植適応かどうかで問題になっていた大動脈弁が心臓の切り口に合わず他人のものの可能性があるなど不可思議な事実が次々と明らかになります。
1968年12月、和田心臓移植は大阪の漢方医らによってついに刑事告発される。1970年夏に捜査が終了し、告発された殺人罪、業務上過失致死罪、死体損壊罪のすべてで嫌疑不十分で不起訴となり、彼はその後胃癌を発症し、これが原因で心臓手術の5ヶ月後に亡くなっていたため本人への確認は不可能になりました。

性転換手術を受けた後に売春をする戸籍上の男性たちが急増
医師は、当時ブルーボーイと呼ばれていた男娼の職にある20歳代の戸籍上の男性3人に対して、1964年に相次いで性転換手術を行いましたが、この際、今日の性同一性障害の診療で行われているような、「本当に手術の必然性があり、それは個人の嗜好や職業上の利得を動機とするものではない」という判断を下すに足る十分な精神科的診察を行いませんでした。当時は売春の取り締まりが社会的な課題となっていた時期でした。その中で、少数ながら、性転換手術を受けた後に売春をする戸籍上の男性たちがいた。彼らは法的には「男性」として扱われるため十分に取り締まることができず、警察や関連機関は何らかの形で「元を断つ」必要性を感じていたことが背景にありました。。

司法解剖で初めて喉の奥に深々と割り箸の破片が刺さっており、小脳まで達していたことが判明
三鷹市の杏林大学医学部付属病院高度救命救急センターに救急搬送され、医師は母親から「転んで割り箸で喉を突いた」旨を説明されたが、割り箸が折れた事実は誰からも知らされなかった。医師は受傷部位を視診・触診したが、傷口の深さは不明だったが、裂傷があるものの小さく止血されており、硬いものなどが触れることもなかった。救急車内や待合室で嘔吐はあったものの意識・呼吸に問題なく、四肢の麻痺など神経症状もなかったことから、医師は軽傷と判断して帰宅。しかしその後容体が急変し、男児は死亡しました。
その後の司法解剖で初めて喉の奥に深々と割り箸の破片が刺さっており、小脳まで達していたことが判明しました。救急医療においては、日本では元々救急専門医が少なく、こわごわと働く非救急専門医によって支えられている現状があるが、この事件を期に、医師は自分も犯罪者として糾弾される可能性があると考えるようになり、専門外の診療を避ける傾向が強まりました。

助手は殺意を持って、塩酸ベラパミル製剤を通常の二倍量を注射
患者は多発性骨髄腫のため、東海大学医学部付属病院に入院していた。病名は家族にのみ告知されていた。1991年4月13日、昏睡状態が続く患者について、妻と長男は治療の中止を強く希望し、助手は、患者の嫌がっているというフォーリーカテーテルや点滴を外し痰引などの治療を中止した。長男はなおも「早く楽にしてやってほしい」と強く主張。医師はこれに応じて、鎮痛剤、抗精神病薬を通常の二倍の投与量で注射。しかしなおも苦しそうな状態は止まらず、長男から「今日中に家につれて帰りたい」と求められた。そこで助手は殺意を持って、塩酸ベラパミル製剤を通常の二倍量を注射したが、脈拍などに変化がなかったため、続いて塩化カリウム製剤20mlを注射した。患者は同日、急性高カリウム血症に基づく心停止により死亡させられました。

通夜前に死亡患者の右手の静脈が異状になっているのを遺族が発見
通夜前に死亡患者の右手の静脈が異状になっているのを遺族が発見して、消毒薬が注入されたと察知(被害者の次男が医師であったことが早期の事態認識につながった)。遺族は病院責任者らに死亡原因を問うも、解剖結果など誤薬注入とは断定できないという回答を繰り返したため、遺族は不信感を募らせた。遺族は強い要求をしたため、2月22日に病院側はようやく事故を警察に届け出た。だが3月16日に報道され、病院側が記者会見した際に「非公表は遺族の意向だった」と虚偽の説明をするなど対応に誠意がなかったことが、遺族の不信感を増大させました。点滴ミスをした看護師2人が業務上過失致死罪で禁錮1年執行猶予3年と禁錮8ヶ月執行猶予3年の有罪判決が確定し、それぞれ看護業務停止2ヶ月と1ヶ月となった。主治医は異状死体届出義務違反の略式起訴で罰金2万円となり、医業停止3ヶ月となりました。

無罪判決
2007年6月に北九州八幡東病院で看護師の内部告発により、看護師が認知症の高齢者の爪を剥いだとし、「意思疎通が困難な患者に対し、家族、医師、同僚に知らせずに出血を伴う行為をすることは医療倫理に反する」とし、高齢者虐待が疑われる事案と発表しました。同年7月に傷害罪で逮捕。入院中の89歳女性と70歳女性の計2人の足の爪計3枚を深く切り、出血を伴う約10日の怪我をさせた傷害罪で起訴された。北九州市の第三者機関・尊厳擁護専門委員会が看護師による爪切りを虐待認定。しかし高裁は有罪とした地裁判決を支持せず、看護行為として必要性があり、手段や方法も相当であり正当業務行為として違法性が阻却されるとして無罪判決を言い渡しました。

「人工透析をしても体調は良くならない。」「長生きできないと思った。」
同開業医は03年に慢性腎不全と診断され、07年2月には移植希望者として日本臓器移植ネットワークに登録して死体腎移植を待っていました。しかし、移植の順番が回ってこず、「人工透析をしても体調は良くならない。」「長生きできないと思った。」などと犯行の動機を語っています。死体腎移植の他に、親族間での生体腎移植は認められているため、養子縁組を偽装して生体腎移植を受けようとしたというのである。事件の背景には、移植希望者に対してドナーの数が圧倒的に少ないという現実があります。日本においては、死体腎移植の順番が回ってくるまでに15年かかるとも言われ、同開業医のような焦燥感を抱く者も多かったと考えられます。
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2000年9月、右あご下腫瘍治療のために埼玉医科大学総合医療センターに入院した埼玉県鴻巣市の女子高生(当時16歳)が、化学療法の一つである「VAC療法」(硫酸ビンクリスチン・アクチノマイシンD・シクロフォスファミドを組み合わせる療法)を受ける際、硫酸ビンクリスチン2mgを週1回・12週間にわたって投与されるべきところを、医師の文献の誤読により1週間連続で投与されました。その結果、患者は同年10月7日に多臓器不全で死亡しました。事故後、医師による説明に不信感を持った両親が埼玉県警察に110番通報をし、事件が発覚しました。