
人質事件の凶悪犯人ランキング50選・日本と海外別【2025最新版】
交渉を有利にするために犯人が人の身柄を拘束する「人質事件」は凶悪犯人の常套手段です。そこで今回は、凶悪犯人による人質事件をランキング形式で紹介します。
27位:和歌山4人銃撃立てこもり事件
26位:出雲立てこもり事件
25位:宝塚市学童誘拐事件

映画「誘拐報道」のモデルとなった事件
宝塚市学童誘拐事件は、1980年1月23日に発生した身代金目的の誘拐事件です。被害者は豊中市の私立小学校に通う小学一年生(当時7歳)で、宝塚市の歯科医師の長男。下校時、阪急中山駅付近で誘拐される。1月23日16時40分、歯科医師宅に容疑者から身代金3千万円の要求の電話が入る。同日20時36分、県警記者クラブに属する一部の新聞社と連絡が取れないため、報道協定の仮協定成立。その後、本協定が結ばれる。1月24日9時すぎ、立地条件の良さから、読売新聞本社および支局の前線待機本部を宝塚直売所に設置。1月25日、8回におよぶ電話での取引の末15時前、武庫川の堤防で兵庫県警の自動車警ら隊が容疑者を緊急逮捕。被害者は、両手、両足、口、目にガムテープを貼られた状態で犯人の車のトランクに入れられており、47時間の監禁の末に保護。同日15時半、兵庫県警は報道協定解除を宣言しました。映画「誘拐報道」のモデルとなった事件です。
24位:西鉄バスジャック事件
23位:長崎バスジャック事件
22位:瀬戸内シージャック事件
21位:豊川信用金庫立てこもり事件
20位:タイオワン事件
19位:トニー谷長男誘拐事件
18位:津川雅彦長女誘拐事件
17位:ふじみ野市散弾銃男立てこもり事件
16位:町田市立てこもり事件 (1992年)

刑事部機動捜査隊員1名が殉職
町田市立てこもり事件とは、1992年7月8日に神奈川県警察の捜査員を殺害した男が、東京都町田市の民家で家人を人質に取り立て籠もった事件です。警視庁捜査第一課の特殊犯捜査係(SIT)によって人質が救出され、犯人は逮捕されました。また事件当時、犯人の知人にあたる男性が警察に協力(犯人の説得)を申し出ており、事件解決はこの男性の協力によるところが大きい。1992年7月8日、神奈川県大和市のホテルに潜伏していた強盗容疑の男(当時23歳)を、神奈川県警の捜査員たちが取り押さえようとしたところ、男は拳銃を発砲して逃走した。この際に刑事部機動捜査隊員1名が殉職し、刑事部捜査第一課警部補1名が重傷を負いました。
和歌山市の建設会社「和大興業」で従業員4人を拳銃で撃ち死傷させ、和歌山県警から殺人容疑などで指名手配され、アパートに立てこもり、2丁の拳銃を腹部に向けて発砲し、まもなく死亡しました。死亡したのは同社社長の次男で元従業員の溝畑泰秀容疑者でした。