
日本の有名な詐欺事件ランキング50選【2025最新版】
近年、オレオレ詐欺など特殊詐欺が横行して社会問題になっていますが、これまでの詐欺事件で最も有名な詐欺事件は何でしょうか。そこで今回は、日本の有名な詐欺事件をランキング形式で紹介します。
26位:年金たまご事件
日本の有名な詐欺事件ランキングTOP25-1
25位:ハッピーバンク事件
23位:インターナショナル・テクニカルコーポレーション

偽装融資が発覚
インターナショナル・テクニカルコーポレーションはかつて北海道札幌市北区にあったスキージャンプ台設計やスポーツ施設の企画・設計などを主な事業としていた会社です。2014年冬季オリンピック開催地を目指す平昌でのジャンプ台設計の受注を目指していたが、2006年10月受注できず、資金繰りが悪化。その後、青森県が全日本スキー連盟にジャンプ台の設計を発注したとする土木設計業務委託契約書や、連盟の印鑑を偽造して架空の発注書を作成し、あたかも注文を受けているように偽装、みずほ銀行、北洋銀行、札幌信用金庫(現北海道信用金庫)などから合計2億円をだまし取ったことで2007年11月に倒産、2010年1月詐欺罪、有印公文書偽造・同行使罪などの疑いで元会長及び元社長は逮捕されました。
24位:保全経済会事件
22位:夢大陸事件
21位:ジェスティオン・プリヴェ・ジャポン事件
20位:国利民福の会事件
19位:天下一家の会事件

勧誘ビジネスの元祖
天下一家の会事件とは、内村健一による無限連鎖講事件です。「天下一家の会」は1967年に、内村健一という戦中に特攻隊の生き残りだった人物が熊本県上益城郡甲佐町で設立した団体でした。この団体は別名を第一経済相互研究所と言いました。内村は、この団体において日本で初となる「ネズミ講」を始めたとされています。「ネズミ講」とは生き物のネズミの繁殖力の強さから呼ばれる仕組みの俗称で、正式には「無限連鎖講」とされています。この内容は、ある組織の会員となった人間が、その下の子会員を勧誘し、その子会員がさらに孫会員を勧誘しという連鎖を繰り返すことで、最初の会員は自分の5世代下の会員から金品を受け取れるとした勧誘ビジネスの元祖でした。
年金たまご事件とは、健康食品販売会社「ライフ・アップ」による「年金たまご」というシステムのねずみ講(無限連鎖講)事件です。健康食品を購入することでボーナスを得られるという名目で、約4万8000人から約110億円を集めました。ライフ・アップの社長である田沢吉美容疑者は無限連鎖講防止法違反の疑いで逮捕されました。