リトル時代は世界大会で日本代表をまとめあげた実力者であり、シニア時代でも2年生から正捕手を務めていました。同世代の中で名前を知らない者は少ないと言われるほど有名であり、「神童」の二つ名を持ちます。

結城将司は常にフルスイングで、ヘルメットがずれるほど。長嶋茂雄バリのスイングで相手を威嚇します。三振しても堂々と『次！』とベンチに戻ってくる姿は1年生とは思えない貫禄があります。初打席では豪快な空振り三振でしたが、初スタメンでホームランを放つなど、結城将司の器はかなりの大きさを誇ります。

縦に大きく割れるカーブを武器にする本格派投手で、ストレートはMAXで140km/hを誇ります。素材はピカイチだがノミの心臓のため、大事な場面に弱く、極度のあがり症は入部当初から期待の目で見ていた指導陣と目を合わせられない程でした。

台湾からの語学留学生の楊舜臣は、卓越した制球力から「精密機械」と呼ばれています。球速は130km/h台前半。変化球はあまり投げないがカーブとフォークが持ち球の投手です。黙々と練習をこなす努力家で、練習ポリシーはひたすら実践。エースにして打撃投手はすべて彼が務め、毎日200球以上投げ込んでいます。

投手のモチベーションをあげるのがすごく得意で、投手に寄り添い、投手の能力を最大限に引き出す努力をします。シンキングベースボールに精通しており、野球知識は1年生離れしています。投手のコンディションを考えたリード、キャッチャーから野手への適切なポジショニングの指示など、とても1年生とは思えない的確さを誇ります。

青道高校に所属する前園健太は、夏は二軍だったが、秋から一軍に昇格してレギュラーに抜擢されています。パンチ力はあるが、大振りなのが欠点。打撃において長らくスランプが続いていたが、同じタイプの伊佐敷や監督のアドバイスで引っ張って打つことを心がけるようになり、結果、帝東戦で向タイムリーを放って以降、活躍するようになります。

元プロ野球だった父親を持つ二世選手。かつて都内ナンバー1と呼ばれた大型捕手。中学時代、御幸は一度も彼に勝てなかっことから、強い尊敬の念を抱いている。入学当時より別格として扱われ、周囲から大いに期待されていた。しかし、それがプレッシャーとなって故障を隠して試合に出続け、2年の夏の大会直前に全治1年の重傷を負う。高校卒業後、大学リーグで見事復帰を果たします。

青道高校の三塁手で、初スタメンの試合では決定打になる3点タイムリーを放つ勝負強さを持ちます。ストレートには強く、練習時に降谷の直球に合わせられるほど。本人が自負してる積極的なスイングは評価されているが、反面変化球や選球眼は粗くレギュラー入りしてからは常に下位打線に甘んじています。

青道不動のリリーフエースで、跳ねた後ろ髪と大きな垂れ目が特徴です。一軍の二番手投手。抜群の制球力を有する技巧派サイドスロー。1年の秋から試合に出場しており、毎試合のようにリリーフ登板している。決め球は低めのストライクゾーンからボールゾーンに落ちるスライダー。太田部長から絶大な信頼を得ています。

青道高校野球部副主将で、超重量型パワーヒッターです。ストレートにはめっぽう強く変化球は苦手。部内の紅白試合で沢村 栄純からホームランを打ったこともある。ヒッティングマーチは真心ブラザーズの「どか?ん」。「うがう」という独自の雄たけびをあげる。増子のガッツポーズは「MPG」と呼ばれている。足が意外と速い。夏の予選でもホームランや犠牲フライを放つなど、公式戦でもそのパワーを発揮しています。

青道高校のライトを守る白州健二郎は、沢村からは「ミスター堅実」と呼ばれています。攻守共に堅実な守備職人で、ミートが上手く、バントも上手い。また、足も速く、稲実の原田は「ある意味青道の中で一番バランスのとれた打者」と評価。また落合博光からは「俺ならクリンナップに置く」と評価されています。

怪物スラッガーの轟雷市は、投手として登板し、沢村含む青道メンバーを驚かせました。雷市が投げる球の威力は、なんと「沢村以上」と言われ、球速も140kmを超えています。雷市の「ナチュラルムービング」は、相手にとって厄介で、球質も「重い」と表現されています。

沢村のチェンジアップの練習に付き合ったりと、優しく、面倒見の良い性格で、主力として活躍していることから、1年からの信頼の多い選手。バランスの良いオールラウンダー。低めの球を片手打ちでヒットにするなどかなりの好打者であり、学年の間では飛び抜けている。元投手だけあって肩も強い。シニア時代に全国ベスト4に進出しており、かなり有名な投手で他の強豪校の選手にも名前が通っています。

帝東高校に所属する投手です。1年生ながら甲子園で出場しており、サイドスローから放たれる9分割以上の制球力とスクリューが武器。サイドスローから放たれる『奥スミ』と呼ばれる9分割以上の制球力とスクリューは正に異次元です。

青道高校副主将で、強肩強打の3番打者です。初球からガンガン打ちにいく積極性と、常にフルスイングでボール球でもヒットにするパワーと豪快さが強みです。さらに、右打ちができる高い技術があり、後ろに控える結城 哲也にいかにつなぐかを常に考えて打席に立っています。

青道高校の倉持洋一は、俊足のスイッチヒッターで抜群の運動神経はチーム１。小湊 亮との二遊間は鉄壁の守備力を誇ります。積極的な走塁で相手チームを掻き乱すことができます。沢村栄純からはチーターと呼ばれ、走力と守備力は相当高い選手です。

兄は青道高校野球部セカンドレギュラーの小湊亮介。中学通算打率6割3分5厘を誇る打者。入部テストでは、肩・B、走塁・B、持久力・C、50m走、6秒8の評価。小柄な体であるため、筋力、持久力はないが、天性の野球センスをもつ。変幻自在のバットコントロールにて左右に打ち分けられるセンスがあり、ミート力がある。スイングスピードも速い。

薬師高校期待の1年生で、クリーンナップの一人。体格は良くないが、野球センスが光る。市大三高戦ではソロホームランやサヨナラヒットを打つなど活躍し、夏の大会後に捕手に転向しています。

小湊亮介は、青道打線一の技巧派で、選球眼が非常に良く、粘り打ちやセットプレーも巧みな投手が嫌がるタイプの不動の2番打者です。守備技術の高さと守備範囲の広さは、2年の倉持との二遊間で鉄壁の守備を誇っています。入部当初は体躯の小ささを不安視されていたが、持ち前の負けん気で自主練習を欠かさず、最終的に不動の二塁手の座を勝ち取りました。

薬師高校のクリーンナップを任されている三島優太は、長打力が魅力です。シニア時代は投手の経歴があり、夏の大会後はエースの真田が長いイニングを投げれない為かピッチャーに転向して青道との練習試合で先発で登板し6回まで2失点に抑えています。