「各駅停車のスーパーカー」をコンセプトに、1985（昭和60）年に登場した伊豆急2100系電車「リゾート21」。基本的に普通列車として運転され、特急券やグリーン券なしで乗車できるにも関わらず、展望席や海側を向いた席など、普通列車らしからぬ装備と楽しさを持つのが大きな特徴です。多くの席から「運転士の視点」を楽しめるよう、階段状になった展望席からは美しい景色が堪能できます。

JR九州の観光列車「あそぼーい！」は、豊富なフリースペース、遊び場、いろいろな所にいる犬のキャラクター「くろちゃん」など、大人と子どもで一緒に列車の旅を楽しめるのが特徴です。2階運転席、1階客席構造で運転席気分を味わえる「パノラマシート」、さらにビュッフェでは「くろちゃん弁当」「ゆあか牛メンチカツサンド」「こどもプリン・大人プリン」「阿蘇小国ジャージーミルクアイス」「かぼすハイボール」「阿蘇人サイダー」などを販売しています。

花嫁のれんは、JR西日本およびIRいしかわ鉄道が七尾線とIRいしかわ鉄道線で運行している特別急行列車（観光列車）です。2015年10月3日より運行開始。列車内では伝統工芸品の展示、北陸ならでは食の提供、添乗サービスを行われます。

SL銀河は、東日本旅客鉄道が東北の復興支援と地域の活性化を目的として2014年4月12日から釜石線で運行している観光列車です。釜石線沿線を舞台に描かれた宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を代表的なテーマとして列車全体をプロデュースしており、宮沢賢治の世界観や空気感、生きた時代を共有することで、東北の「文化・自然・風景」を感じられる車内空間に仕上げられています。

SLやまぐち号は、西日本旅客鉄道が山口線の新山口駅 - 津和野駅間で運行している臨時快速列車です。新山口を出発し、白狐が見つけたといわれる美肌の湯「湯田温泉」、大内文化の香り漂う「山口」、四季折々の情緒を楽しめる「長門峡」、山陰の小京都「津和野」までの62.9kmを約2時間かけて、多くの人の夢を乗せて走ります。

四国まんなか千年ものがたりは、四国旅客鉄道が多度津駅 - 大歩危駅間を土讃線経由で運行している臨時特別急行列車です。インテリアは古民家をモチーフにした、木に包まれた空間とし、天井中央部は鏡面ステンレスです。 窓側を軒下に見立て、低い間口から、空頭の高い室内空間へ続く高さ方向の演出で、民家の屋根に包まれた空間を表現しています。 照明も、低い位置からの点光源を多くして、メリハリをつけたライティングになっています。

三陸海岸に沿って走る三陸鉄道リアス線では、列車の窓から太平洋を見晴らす絶景を楽しむことができます。 特に堀内駅と白井海岸駅の間にあり、海景色を一望することができる大沢橋梁と、野田玉川駅と堀内駅の間にあり秋にはたくさんの鮭が川を遡上する光景を見ることができる安家川橋梁はおすすめの写真スポットです。また、“こたつ列車”や“震災学習列車”など、様々な企画列車が大人気です。

越乃Shu*Kuraは、東日本旅客鉄道新潟支社が上越妙高駅 - 十日町駅間で観光列車として運行する臨時快速列車で、新潟県が誇る「酒」がコンセプトです。乗客には無料試飲として地酒が振る舞われるほか、2号車のサービスカウンター「蔵守～Kuramori～」には、新潟県内の地酒を厳選した「利き酒コーナー」を設置。常時5種類の銘柄を楽しめます

ソニック は、九州旅客鉄道が博多駅 - 中津駅・大分駅・佐伯駅間を、鹿児島本線・日豊本線経由で運行する振子式車両を使用した日豊本線の特急列車です。車内は動物の耳を連想させるヘッドレストが装備された2＋2席配置のリクライニングシートなど、乗っていて楽しくなるデザインが採用され、くつろぎを追求した贅沢で快適な車内デザインは、ブルネル賞など名誉ある賞に多数輝いています。

りんご・梨・桃・ぶどうなど様々なフルーツに恵まれたフルーツ王国 福島県。 それら福島県産フルーツなどを使用したオリジナルスイーツや、ドリンク類を味わいながら、優雅な空間にて流れゆく車窓や会話などくつろぎの時間を楽しむことができる「走るカフェ」がこの列車のコンセプトです。スイーツセットは、地元の人気店がプロデュースするオリジナルスイーツ2品に、福島産品のフルーツジュース1本とおかわり自由のコーヒー or 紅茶(ホット・アイス)が付きます。

JR九州ゆふいんの森は、福岡・博多駅と大分・由布院駅、別府駅を結ぶ、温泉リゾートである由布院の魅力をたっぷりと凝縮した観光列車です。スタイリッシュなグリーンの車体、レトロモダンな室内、心のこもったおもてなしで、JR九州の中でも特に人気の高い観光列車で、車窓の景色、駅弁にスイーツなど列車ならではのお楽しみも満載です。