
日本の有名なテロ事件30選・衝撃ランキング【2025最新版】
今回は、日本の有名なテロ事件を衝撃順にランキング形式で紹介します。テロといえば、アメリカ同時多発テロが思い浮かびますが、日本ではどのようなテロ事件が発生しているのでしょうか。
23位:安部磯雄襲撃事件

社会主義思想を完全に捨てさせるため
万年東一らは、右翼団体風雲倶楽部主宰・千々波敬太郎と千々波敬太郎の配下・森精一から襲撃の指示を受けており、風雲倶楽部は警視総監・安倍源基から襲撃依頼を受けていました。襲撃理由は、「現在、日本は国家存亡の危機に立っており、挙国一致体制を構築しなければならない。社会大衆党は、第1次近衛内閣に対して同調し、国家総動員法に対しても最初から賛成の態度を示している。しかし、これは偽装で、実際は、社会主義実現の企図を捨ててはいない。社会大衆党が、国家総動員法に賛成しているのは、総動員体制と翼賛体制を利用して、社会主義体制に転化させるためである。偽装転向の中心人物である社会大衆党党首・安部磯雄と同党書記長・麻生久に天誅を加えて、猛省を促し、社会主義思想を完全に捨てさせるため」だったと主張しています。
22位:新しい歴史教科書をつくる会事務所放火事件
21位:虎ノ門事件
日本のテロ事件 衝撃ランキングTOP20-16
20位:警察庁長官狙撃事件
19位:朝霞自衛官殺害事件
18位:練馬事件

事件前日に逮捕されたことに逆恨みした共産党員の犯行
事件の直前、近くの工場では労働争議が発生していました。会社側と労働組合が争っていたのです。その際、労働組合で内部分裂が生じ、暴行傷害事件が起きました。この事件で、印藤巡査は小林という一人の人物を逮捕しました。その後、逮捕に逆恨みした共産党員によって街中一帯に印藤巡査を脅迫するビラが貼られます。 印藤巡査の遺体発覚後、警察はこの脅迫ビラを作った5人を逮捕しました。彼らははじめ、黙秘を貫いていましたが、やがて一人が犯行を自白しました。事件の首謀者は「共産党北部地区軍事委員長」の矢島勇、そこに10人の若者らが集まり犯行を実行したことが明らかになりました。
安部磯雄襲撃事件とは、昭和13年(1938年)3月3日、愚連隊の首領・万年東一と、その配下3人(内富義之、八重野勝雄、山田勇吉)が、社会大衆党党首・安部磯雄(当時73歳)を襲撃したテロ事件です。近衛文麿を頂点とした新体制運動がナチスに範をとる形で行った政党解消を目的とするテロ行為だが、社会大衆党が近衛のために解党準備へ動いていたのは当時の一般認識であり、約1ヶ月前に起きた立憲政友会と立憲民政党の本部襲撃という保守政党弾圧への印象を薄めようとして巻き込まれる形で発生しました。