
地震が多い都道府県の危険度ランキング47選【2025最新版】
世界の大地震の20%は日本で発生するといわれるなど、地震大国として知られる日本。今回は地震が多い都道府県を危険度順にランキング形式で紹介します。

府南部の18市町村は、「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定
京都府に被害を及ぼす地震は、主に陸域の浅いところで発生する地震です。京都府の主要な活断層は、滋賀県境付近から奈良県境付近にかけて三方・花折断層帯と京都盆地−奈良盆地断層帯南部(奈良盆地東縁断層帯)が延びています。南東部には、三重県・滋賀県から延びる木津川断層帯が、南部には兵庫県・大阪府から延びる有馬−高槻断層帯と、それに直交するように大阪府・奈良県の県境付近から延びる生駒断層帯があります。中央部の丹波高地の西部から京都盆地西縁にかけては三峠・京都西山断層帯が、北部には山田断層帯が延びています。府南部の18市町村は、南海トラフの地震で著しい地震災害が生じるおそれがあり、「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されています。府南部の18市町村は、「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されています。
地震が多い都道府県の危険度ランキングTOP30-21

南海トラフで発生する地震の影響に懸念
奈良県に被害を及ぼす地震は、主に陸域の浅いところで発生する地震と、沈み込んだフィリピン海プレート内で発生する地震です。奈良県の主要な活断層には、京都府から延びる京都盆地−奈良盆地断層帯南部(奈良盆地東縁断層帯)と、金剛山地に沿って大阪府との境に延びる中央構造線断層帯(金剛山地東縁)があります。また、奈良県周辺に震源域のある海溝型地震はありませんが、南海トラフで発生する地震で被害を受ける可能性もあります。県北部の盆地部は、地盤がやや軟弱なため、周辺より揺れが強くなる可能性があります。県内全域が、南海トラフの地震で著しい地震災害が生じるおそれがあり、「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されています。

沿岸部の19市町は「南海トラフ地震津波避難対策特別強化地域」に指定
和歌山県に被害を及ぼす地震は、主に太平洋側沖合で発生する地震と、陸域の浅いところで発生する地震です。和歌山県の主要な活断層は、大阪府との境に沿って東西に延びる中央構造線断層帯(五条谷区間、根来区間)とその延長上に淡路島まで延びる中央構造線断層帯(紀淡海峡-鳴門海峡区間)があります。また、県内に被害を及ぼす可能性のある海溝型地震には、想定東海地震、東南海地震及び南海地震があります。さらに県内全域が、南海トラフの地震で著しい地震災害が生じるおそれがあり、「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されています。また沿岸部の19市町は「南海トラフ地震津波避難対策特別強化地域」に指定されています。
徳島県に被害を及ぼした海溝型地震については、南海トラフ沿いの大地震の中で、四国沖から紀伊半島沖が震源域になった場合に、津波や強い揺れによって大きな被害をたびたび受けてきました。今後も南海トラフ、日向灘及び
南西諸島海溝周辺を震源とする地震による影響が心配されています。